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登校拒否の子の親と会いました

以前、2人のお子さんが登校拒否になったお母さんとお会いしました。

まず、長男が登校拒否をして学校を辞めた時に、当時は学校に行っていた長女も、長男の年齢よりも早く登校拒否をすることを伝えていた方です。

長男の登校拒否は中学2年生の時から始まり、高校も普通の高校に行ける状態ではなかったので、定時制に入れたそうですが、まともに行くわけはなく、2年生で退学したそうです。

長女は長男よりも早く、中学1年生の秋から不登校が始まり。結局、学校に行かないまま卒業となり、高校はフリースクールに入れたそうですが、これも行くわけはなく、そのまま退学で、2人とも自宅で大検を目指して勉強していると言われました。

しかし、これは親子の嘘つきごっこで、大検の合格率は10%も無いのです。
大検の資格取得が難しいのではなく、そもそも(いじめなどがあったわけではなく)行きたくないから登校拒否をしただけの子に、勉強をすることなど期待する方が無理なのに、親子で「大検を目指している」&「うちの子は勉強している」という、ごまかしだらけの学芸会を演じていることで、お互いに過ぎていく時間に言い訳をしているだけです。

残念ながら、この2人の子は20歳を越えたので、お母さんは「いつか立ち直ってくれる」とごまかしを信じていますが、20歳を越えた脳ミソが変化することはないので、立ち直ることは一生ないと思います。
働きもせず、中高年の引きこもりに一直線というわけです。

いじめとかでしたら、その状況を改善しながら、心のケアをしてあげれば立ち直ることは出来ますが、1番厄介なのは、このような「行きたくないから行かない」という子なのです。
これは、幼少期の育て方に家相の問題がプラスされると起こるのですが、20歳を越えると改善の望みはありません。

実は、このパターンでの引きこもりになっている子が1番多いのです。
つまり、病気でもないし、心の問題でもなかったのに、それを続けているうちに本当の病人になってしまったということです。

私どもが依頼を受けて改善させるのは、病人になってしまう前に、元に戻すからです。本当に病人であれば、私どもには改善出来ません。精神科の医者に行かないと無理です。

だいたい7割くらいは改善します。3割がなぜダメかと言いますと、親が変化しないからです。

親が徐々にではなく、一気に変化すると、子供は変化します。


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