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こんな霊能者は信じてはいけない:最終回

前回、「本来できるはずのないことをやってしまうニセ霊能者がいる」ということを書きました。

前回の記述で書きましたが、そういうことをやってはいけないのです。
やってほしい人はたくさんいるのでしょうけれども。

この世は障害物競走のようなものです。
わざわざ前世の記憶をなくして、試練の中で学ぶことが人生なのです。
ですから、その人がどう生きようが、どういう気持ちを持とうが、それもその人の人生であって、それがどうであれ、他人が勝手に変えていいものではないのです。

あなたが反対に変えられた立場で、いつかそれがわかったとします。
「私の気持ちを変えてくれてありがとう」なんて言いますか?
「私の人生を返せ!」というのではないでしょうか。

冷静に考えれば「そういうことをしてはいけない」と思うはずなのに、「変えてあげようか?私にはできるよ」と言われれば、ついフラフラと、その言葉についていくのも、気持ちとしてはわからないではありません。

キリストにしろ釈迦にしろ奇跡は否定しています。
自分たちが奇跡みたいなことはいっぱいしておいて奇跡を否定するのもどうかと思いますが、あの方たちは「並みの人間」ではないのです。
しかし、この方たちの起こした奇跡は、病気を治したりしたことであって、人の人生を思い通りに変えるものではありません。
超能力は存在しますが、「人の気持ちを変える」などという超能力は存在しません。

ところが、こういうことをやる人たちがいるのは確かです。
ほとんどは眉唾ものですが、中には本当にやってしまう人がいます。
新興宗教の教祖様みたいな人に多いのですが、これまで書いてきたように「本来はやってはいけないこと」ですから、それができるということは、どういうことか考えてください。
つまり神でもなんでもないということです。
こういう力を我々の世界では「人にあるまじき気」と言います。
つまり「人が触れてはいけないもの」ということです。

こういうものに絶対に近寄らないでください
その後悔を、必ずするような出来事が待っています

そのことについては、またの機会に書こうと思います。
また命懸けになりますが。

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