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猿之助と愉快な仲間たち第3回公演情報に驚いた

26日は猿之助さんのお誕生日でした。
おめでとうございます。

また、今月の歌舞伎座公演はあと1回です。千穐楽が無事に行われますよう祈っています。

さて「猿之助と愉快な仲間たち」第3回公演の詳細が徐々に明らかになってきました。出演者には猿之助さんのお名前もありました。今回はスケジュールOKのようですね(笑)なんと松雪泰子さんや嘉島典俊さん市瀬秀和さんもレギュラー出演のようです。

タイトルは「NAMIDA DROPS ナミダドロップス」

この題名からは想像できない原作に驚きました!鶴屋南北「金幣猿島郡」とヴィクトル・ユーゴー「ノートルダム・ド・パリ」より。

金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)は四世鶴屋南北の絶筆。三代目が復活させた狂言で、三代猿之助四十八撰の内の一つです。澤瀉屋のお家芸。猿之助さんは今まで三回上演しています。初役は2010年2月博多座、亀治郎時代に初めてお家芸の’復活通し狂言’に臨みました。なぜなら前年くらいまでは三代目のもとを離れていたため、亀治郎さんは上演する機会がありませんでした。

当時は四十八撰の選定前でしたので「猿之助十八番の内」となっていたのが印象的です。でも私は遠征していないので見ていません。初めて観たのは四代目を継いだ後、2014年10月新橋演舞場でした。博多座のことはわからないのですが、この二回目の時、猿之助さんはかなりブラッシュアップさせたとインタビューで言っていました。

登場人物たちの’恋’に絞って話をわかりやすくして、スピードアップ。照明が派手でびっくりしたのを覚えています。

三回目は2017年5月の大阪松竹座。久しぶりに中村屋兄弟との座組に歓喜でした。勘九郎さん七之助さんが美しいカップルでした。これは遠征して観に行きました。

カップルは源頼光と七綾姫。そして、それぞれを慕う男女がいます。清姫は頼光を慕い、藤原忠文は七綾姫を慕う。しかし報われず、清姫は死んで蛇体となり、忠文は嫉妬に狂い生きながら鬼になります。全く接点がない二人が、’恨み’という共通点だけで引き寄せられ繋がり合体するという怖い話。

清姫と忠文の二役を猿之助さんが演じ、合体した姿で宙乗りという澤瀉屋っぽい派手な演出もある面白い展開でした。忠文はもうストーカーでしたし(笑)

この話がどうやって「ノートルダム・ド・パリ」と、それこそ合体するのか!?フランス文学であり、劇団四季「ノートルダムの鐘」の原作でもあります。映像も舞台も見ていませんし、ストーリーもうっすら知っている程度ですが、切ない恋が描かれてますよね。

スーパーバイザーで出演もする猿之助さんの頭の中は、いつものごとく謎です(笑)どっちに寄るのかな、現代劇なのか歌舞伎なのか。。とか妄想してしまう。それに松雪さんがいらっしゃるので、清姫とか七綾とか、ノートルダムの恋される女性とか演じるのかな。猿之助さんとバトルとかないかな。もうこれは考えるだけで楽しいでしょ。

私的には物語がワクワクポイントです。前回までの七川劇団と全く違うものをと言っていましたけど、メンバーも濃いし(笑)さらにパワーアップしそうです。そうそう、歌舞伎では金幣~の物語のラストに所作事(踊り)があるので、是非、どんな形でも入れてほしいところです。

また、脚本が横内謙介さんではなく藤倉梓さんという方。Twitterを拝見すると、演出の青虎さんの中学のクラスメイトだとか。青虎さんのオファーとありました。新たな風が吹きそうです。

そして!待望の地方公演が決定しています!

[東京公演] 3月 8日㈬〜 14日㈫ 神田明神ホール

[京都公演] 3月19日㈰  京都芸術劇場 春秋座

[愛知公演] 3月21日㈫祝日  岡崎市民会館 あおいホール

猿之助さんも出演ということは、歌舞伎座出演はどうなのか?などなど妄想は尽きませんが、とにかく今まで観ることが叶わなかった皆様が報われるのは嬉しいです。愛知の大千穐楽には行きたいなぁとワクワクが止まりません。

10月の2.5回公演にいたけど今回はいなかったり、逆の方もいらっしゃる。メンバーや場所が変われば芝居も変わります。全く違った公演になる予感。開演時間やチケット発売日などはまだ不明です。チケット代は出ているので公式ページで確認をお願いします。下記のTwitterからどうぞ。

春のお楽しみが増えました。

aya


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