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ギャラリー鬼無里・展示の様子

昨年秋から今年にかけて、内側の崩壊、アイデンティティを手放さずにはいられない流れがやってきていました。

そんな中で、仕上がった点描曼荼羅が一点ありました。金色のペン一本、金色の点だけで描かれたその曼荼羅は、一昨年制作した金色の紙の切り絵を所有して下さっている方のオーダーで制作させていただいたものです。

作品が届いた際にすぐに下さったメールの一文字一文字に胸が震え、安堵した記憶があります。

わたしはいつもどこか、できない感覚を持ち合わせていて、オーダーも気軽に受けられないことが多く、実際、とても長くお待ちいただいているものもあります。点描曼荼羅は切り絵よりも形になりやすいですが、果たして金色一色で、描けるものなのかというのは、ちょっとしたチャレンジでもありました。

今回の展示では、『金色の紙の切り絵』『金色の点描曼荼羅』その2点を、所有して下さっている方からお借りして、DMに使った絵の両脇に掛けました。

左・金色の点描曼荼羅
中・おわりはじまり
右・金色の紙の切り絵

ある時まではずっと、愛を探して、求めていたように思いますが、自分の内側にだけ世界があり、内側の投影が外側の世界だと知ってからは、自分を愛するということをずっと意識してきました。

自分を愛したら、誰かを愛せて、誰かに愛される世界が創られていく。というのは、今のところのわたしの真理です。この、真理というものも、キャベツを剥いたらまた新しいキャベツに出会うように、何かに気づいたら、また次の真理に出会っていきます。何が真理かは人によって違っていると思う上での、わたしにとっての真理です。

こころの扉の中には愛だけがあった

その言葉が初めて腑に落ちた時、とても安心しました。その感覚を今も覚えています。

何があっても大丈夫。

そう思えるのは、愛の中で生きていることへの、信頼があるからなのでしょう。

この半年以上は、自分自身の揺らぎと合わせ、集合意識の揺らぎも感じていたのか、決めれない、動けない、という状況にありました。

そんな中、やっぱりあの2枚は、この展示にいる。と、なぜ思ったのかはわかりませんが、いずれも、とても静かな世界です。

静けさの中でしか、感じることができない領域。
考えたのではわからない領域。

響きあえる方がいたら
嬉しいです。

これから、色んなことが
変わっていくのかもしれない。

想像できないほど素晴らしい世界が
待っているのかもしれない。

そう思うと、この9月は
かなりの分岐点だなと感じています。

ギャラリー鬼無里サブギャラリー入口


ギャラリー鬼無里/サブ会場
2023.9.2(土)〜9.25(月)
10:00〜16:00
*最終日は13:00まで
*9/5.6.12.13.19.22はお休みです

長野県長野市鬼無里1687-1
いろは堂鬼無里本店
カフェ&ギャラリーいろはな 2F
TEL 026-256-2033

作家在廊予定日 9/2.10.14.20.24.25

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