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共感は大事だけど、ネガティブ感情は共感しない。

マッシュミュージックスクール代表・OFFICE NAMEKO代表の湯澤真人です。

このマガジンでは、これまで300人以上の老若男女にマンツーマンで音楽を教えてきた経験を生かして「人との関わり方」「人生の楽しみ方」にフォーカスを当てて徒然と奏でていこうと思います。

友人や職場の同僚と話している時に
「昨日こんなことがあってさ、、マジで凹むわ。。」
「あ〜くそだりぃ〜。だるくね?」
などネガティブな言葉を受け取る時もあるかと思います。

テレビやネットでもネガティブなニュースを目にします。
しかしそれら全てを自分事のように捉えて共感してしまうと自分の判断や行動を鈍らせてしまいます。





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①共感は社会行動をする上で超重要
人間は旧石器時代、というよりサルの時から社会行動をする生き物でした。
社会行動をする上で大事なのは相手の気持ちを理解すること=共感です。
相手と同じように笑い、怒り、悲しむことで一体感が生まれ、
共に力を合わせて何かに立ち向かったり、守ったりすることで生活の安全を確保してきました。

自分の意志を伝えるのにも共感が必要ですし、
お互いに信頼関係を築くことにも共感は必要不可欠です。





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②ネガティブまで共感すると判断力が落ちる。
しかし中には強い共感力を持った人もいます。
そんな人が相手のネガティブな感情や環境まで自分事のように共感してしまうと、
「辛かったよね。。悲しいよね。。私も悲しい。」
ここまではまだ良いですが、

「死にたくなるくらい辛いよね。。分かるよ。。」
「もう誰も信じられないよね。。分かるよ。。」
こうなってしまうと自分の行動基準が変わる可能性があるので要注意です。

ネガティブな情報をしっかりと受け取るのは自分で自分を傷付けているようなものです。
ストレスによる脳の影響もあるでしょう。
そういった情報をずっと受け止め続けていると自分で考える意志の力がなくなっていき、判断力の低下を招いてしまいます。




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③分けて考えよう。
優しい心の持ち主であることはとても大切です。
しかしそれで身を滅ぼしてしまっては人生が辛くなってしまいます。
ここで役立つのが有名なアドラー心理学です。
すごくざっくり説明しますと他者の問題と自分の問題を切り分けることが大事なのです。

ネガティブ感情を受け取ってもその人の問題であり、自分の問題ではない。と考えるようにするのです。
なんだかすごく冷たい人にも見えますが、自分の頭の中の整理の仕方と考えてください。
相手が辛そうだったら共感をした方が相手も嬉しいし、信頼もしてくれます。
何度も言いますが社会行動をする上で共感は超重要です。


感情だけで動かず、一旦冷静になり観察・思考するようにすれば自分を分析できる余裕が出てきます。
自分と相手の人生を楽しく、幸せにするために是非実践してみてください

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まとめ
①共感は超重要。

②ネガティブ情報を共感しすぎるとストレスを受けて判断力が落ちる。
③他人の問題と自分の問題を分けて考える。

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実践ガイド
 ①テレビやネットのバッドニュースを見た時、
「大変だよな。辛いよな。」と考えた後に
「でも俺のことじゃない。」「私は経験していない。」
と考える癖をつける。
イフゼンプランニングがおすすめ!
というか自分に必要のないニュースであれば見ないようにしよう。

②友人や恋人、職場の仲間からネガティブ情報を受け取った時はしっかり共感しましょう。自分の大切な人であればあるほど。
しかし、頭の中では「
私は経験していない。」と考えるようにしよう。
これも
イフゼンプランニング
「ふ〜ん。まあ俺のことじゃないし。」と口に出すのは相手の信頼など含め全てがマイナスの行為です。
友人や仲間がいないと孤独になり、精神的ストレスが甚大になるので要注意です。

③友人や仲間であまりにもネガティブ感情を吐き出す人がいたらその人との付き合い自体を考えましょう。
徐々にトーンダウンしていくなり、やり方はあるはずです。
辛い選択になりますが、自分の人生を楽しくしていくためには必要な時もあります。


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