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相手の背中を押す瞬間

マッシュミュージックスクール代表・OFFICE NAMEKO代表の湯澤真人です。

このマガジンでは、これまで300人以上の老若男女にマンツーマンで音楽を教えてきた経験を生かして「人との関わり方」「人生の楽しみ方」にフォーカスを当てて徒然と奏でていこうと思います。

チーム・クラブのコーチやプロジェクトのリーダーにある立場の人は、所属するメンバーの成長や行動を促すのも仕事の一つです。
しかし、やりたくない事を無理やりやらせてしまっては、一時(いっとき)は事を運べたとしても、長い目で見ればメンバーのモチベーションダウンに繋がります。

ここでは
「相手の背中を押した方が良い時と良くない時を見極めよう」
という考え方をお話しします。









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①背中を押されたくない時は反発する
誰しもやりたくない事をやっている時はストレスがたまります。
はっきりした性格の人は拒否の意志を出すでしょうし、おとなしい性格の人でもやってはくれるものの、精神的な負荷が積み重なって体調を崩したりしてしまいます。
これは年齢を重ねようが、関係ありません。
様々な要素で個人の好みや優先順位は形成されています。

あなたがコーチやリーダーだからといって、メンバーや部下に無理やりやらせるのはマイナス要素しか生まれません。
体育会系だからとか、精神を鍛えるとかの問題ではないのです。






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②見守る・未来像を見せる・導く
まずは相手が何に重きを置いているのか、何が好きか、何が嫌いか、何が得意か、何をしたがっているのか、よく観察をしましょう。
その上で相手の希望や目標などをあなたが具現化して見せてあげてください。
「これを成すためにはこれが必要なんだ。」
「この技術を習得するにはこれを練習しなきゃいけないんだ。」
「これが出来るようになるとこんな事も出来ちゃう!」
「これが出来るとこんなに楽しいよ!」

相手が望んでいる未来像を自らが見せる事によって、成功へのイメージが具体的に浮かんできて相手のテンションは上がるはずです。

自分の命令に反するからと言って憤慨・罵倒・否定するのではなく、いかに広い視野で相手の状況を分析できるかがポイントになります。








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③一歩踏み出したらめっちゃ背中を押す
相手のテンションが上がれば、こちらが何も言わなくとも相手は自分の目的に向かって歩き出します。
ここであなたが応援をする・褒めるのです。
「おっ!やってる?めっちゃ上手くなってるじゃん!」

相手が押されまいと踏ん張っている時はなかなか動きませんが、歩きだした背中を押せばものすごい勢いで加速します。(本当に背中を押したら危ないのでやめましょう)


様々な視点から相手を観察・分析して、相手のことを思いやれば付き合いや交渉は円滑に進むでしょう。






いかがでしたでしょうか?
下記に本日のまとめ実践ガイドも書き記してあります。
自分の人生を楽しく、幸せにするために是非実践してみてください

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まとめ
①相手が嫌がっている時はいくら背中を押しても無駄。体育会系とか精神論とか関係ない。
②相手が望んでいる未来像を見せていく事で相手のテンションは上がる。
相手が動き出したところでめっちゃ応援する・褒める。

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実践ガイド
 ①まずは相手の価値観を理解しましょう。
自分の正義や価値観を一旦置いておくことが重要です。
相手が反発する場合はすぐに退く。
反発はしないけど、やりたくなさそうな雰囲気が漂っている場合は、しっかりと話し合いましょう。
こちらの意図をしっかりと提示して、相手の意見をしっかり聞く姿勢であることを明確に見せることで相手も信頼をしてくれるはずです。

②相手が望む未来像を見せるためにはもちろんあなたは余裕で出来なければいけません。
あなた自身も日々
切磋琢磨しましょう。
相手の成長と共に自分も成長出来るチャンスです。

③相手が歩き始めて、さらに、
「これが出来たなら、こういうのも出来たら楽しいよ。」
など、その方向に向かっている内容にプラスアルファしたものは提案しやすいです。
さらに相手のテンションが上がり、チームやプロジェクト全体が上向きになるでしょう。

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このマガジンでは音楽教育の現場で学んだ視点・考察などを綴っていきます。
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