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お金の神様 虫鹿恭正「師匠鈴木その子さんとの出会いと教え」

鈴木その子さんのご紹介

今回は、私の人生観として影響を受けた「リアルお金の神様」を紹介したいと思います。ご存知の方も多いと思います、鈴木その子さんです。鈴木その子さんは2000年に亡くなられているのですが、私の命の恩人で師匠です。その子さんをご存知の方は「美白の女王」というイメージをお持ちかと思います。
私は直接、その子さんからいろんな叡智を教わりました。
晩年、鈴木その子さんは「美白の女王」として一世風靡しました。毎日、たけしさんの番組を始め、見ない日がくらいテレビにたくさん出演されていました。しかし、実はその子さん「料理研究家」を本業とされていました。
その子さんには長男がいらっしゃったですが、摂食障害、ダイエットが原因で亡くなられています。その経験から「二度と自分の最愛の息子と同じ誤ったダイエットで命を落とすような無念、残酷なことはあってはならない」という思い、数年発起して正しい食事療法をしていれば、「太ってる人は細くなって、痩せすぎる人は理想的な体になる」という食事療法を研究され、提唱されました。

(このことは初めて話すので)読者の皆さんはびっくりするかもしれませんが、私は今、ゴリラみたい体しているですが、10代の頃にダイエットをしすぎて死にかかりました。中学の時に好きな子ができて体育館の裏に呼び出して「付き合ってください」と告白したら「デブは嫌いだ」と言われフラれました。
この時、私はショック同時に怒りみたいなものがこみ上げてきました。「だったら、痩せてやる!痩せたら好きになってくれるじゃないか!」と思ったことがきっかけでした。「若さ」というものはすごいですよね。
告白を断るには名目が必要で、実は違うところが嫌いだったと思うのですが、その時痩せようと思ってめちゃくちゃダイエットをしすぎて、詳しくは省略しますが、86kgあった体重が36kgまで体重が落ちました。男の私が36kgは、ポッキーみたいな印象です。もしご興味ある方は私の名前(虫鹿恭正)でGoogle検索してみてください。ポッキーみたいな体の写真が出てきます。実際、そのことが原因で、私は高校を中退しました。そして、本当に点滴だけで生きてたくらい「ご飯食べるのが怖い」いわゆる摂食障害という病気になりました。

鈴木その子さんの出会い

私が17歳の時(1995年)の4月24日は忘れもしません、私の母親が鈴木その子さんの会社に「ウチの息子が摂食障害で死にかかっている、助けてください。」と電話を掛けた日です。
その時に偶然、鈴木その子さんが電話を受けている相談員の横を通り、「岐阜の男の子が36kgで死にかかっている」と知りました。その子さんは、「電話を代わってください。はじめまして、鈴木その子です。」みたいに話しかけ始めました。その時、私は自分の部屋にいました。鈴木その子さんが、直接私と電話で話したいと言ってくださいました。私が自分の部屋のコードレス電話で取った瞬間、その子さんが「坊主!騙されたと思って私についてきなさい!絶対に治してあげるから!!」と強く言いました。
摂食障害はご飯を食べるのが怖い心の病気なんです。私はそれまでにも何人もの方のカウンセリングを受けたり、心療内科に通いました。しかし、私のご飯を食べる恐怖は克服できませんでした。そんなこともあったので「坊主!騙されたと思ってついてきなさい!」という言葉に「なんだ、この自信は?」と同時に「絶対治してあげるから」というその言葉がもう涙が止まりませんでした。

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「この人(鈴木その子さん)について行こう」と思い、それから(当時住んでいた)岐阜から月に1〜2回新幹線に乗って、当時銀座にあった鈴木その子さんの会社へ定期的に「料理にまつわる、人生観も含めた勉強会」に参加するようになりました。その結果、私の体が無事に元の状態に戻ることができました。
男の私が摂食障害なることは珍しいことのようで、当時も400人、500人の人で毎回超満員の勉強会の中はほぼ女性、男は私一人くらいでした。亡くなられたその子さんの息子さんの名前が「やすし」という名前で、私の名前は似た「やすまさ」、当時の私の歳は17か18で息子さんが亡くられたのは19歳でした。そういう偶然も重なったこともあり、そのようなたくさんの受講者の中でも私はその子さんにはとても可愛がってもらいました。

リアルお金の神様「鈴木その子」の教え

本当に公私ともに鈴木その子さんには可愛がってもらいました。また、鈴木その子さんは一代で莫大な財産を築かれました。当時に武蔵小山あった「その子御殿」にも招待してくださり、いろいろ料理以外にも人生設計のことを教わりました。もちろん、お金の事も教わりました。
今回は、その中のエピソードを1つだけ紹介します。また、機会がある時に鈴木その子さんの人生哲学も皆さんに紹介したいです、まさにその子さんは、「リアルお金の神様」です。
「あなたは、まだ今、学生だから働いてないと思います。アルバイトを始めたり、社会人になった時の為にこれだけは覚えておきなさい。得られた収入から少しでもいいから自分以外の人の為、家族やお友達、社会の為に使いなさい。」その子さんは「利他」という言葉を使ってこのことを話してくださいました。

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「あなたは、私の食事療法に治っても感謝しなきゃいけないのは、(私ではなく)お母さんやお父さんなんですよ。お母さんやお父さんが働いたお金があったからあなたは勉強できたり、食事療法が続けることができるのだから。できる範囲でいいので、「利他」になることをしなさい。さらに言うと「全世界の人が自分だけのためとかお金を使っていたら社会は成り立たない。「おかげさま」という言葉、皆さんのおかげで今、自分が生きていられるのもおかげだという気持ちになって「利他」に繋がるお金の使い方をして生きていきなさい」

「志資」「投志」のすすめ

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それで、今も私、心がけてるのが自分が得られた消費税相当の10%は、この「利他」に使おうと思って実践しています。例えば、私は、ボランティアで交通費なども全て負担して中学や高校でお金にまつわる勉強を開催しています。これは私が作った造語ですが、このことを「志資」「投志」と呼んでいます。社会のために投資する、志に投資することを今も心がけてます。もちろんこれからも続けたいと思います。
消費税相当はかなりのお金になりますので、人それぞれいろんな事情があり「そんなことはできっこない」ということもあると思います。そういた方でも1円でも10円でもいいから、機会があったら「志資」「投志」をしてみてください。正しい金銭教育、正しい利他の精神お金にまつわる志の使い方というのをこれからも紹介していきたいと思います。

YouTubeでこの内容の動画を公開しております。ぜひ動画もご視聴お願いします。

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