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宮古島で毎回毎回食べるものたち、記録しておきます。

はじめにー宮古島とおいしいもの

15年近く前、初めて訪れた宮古島で車の免許を取った。一ヶ月と少し、島で「暮らした」その経験が、その後の人生に少なからず、影響を及ぼしているとは思う。「島で暮らす」という人生がある、それを知ったことそのものが、たぶん何かの啓示みたいなものを、私に与えたのだ。

そういったわけでそれ以来、私は毎年のようにこの島に足を運ぶ。いつもいつも一人で訪れては、2時や3時まで呑んだくれていたのが、いつの間にかこどもたちを連れてプールサイドでのんびりしていたりするのだから人生は不思議だ。まあ、呑んでいることに変わりはないのだけれど。

この島は、変わったり変わらなかったりした。ずっと通い続けているお店も、新しくできたお店も、通い続けているけれども変わっていったお店もある。

私は年々、新しいところへ行こう!という気持ちとか、「計画性」みたいなものを失いつつあるので、だいたいいつも、同じようなところへ行き、同じようなものを食べる。でも何年食べ続けても飽きないものがきちんとあるので、そういうものを中心に、記しておこうと思います。

1)まるこちゃん

昔は花札ができる喫茶店で、とにかく「場末」感がすごかったのだけれど、近年内装もきれいになって「場末」感はなくなりつつある。でも置かれいる漫画に時代を感じたりするので是非覗いてみて下さい。

なにはさておきここはタコライスが絶品のお店。

「場末」感のある喫茶店で絶品のタコライスを食べられる、という経験がハタチそこそこの私にはものすごいインパクトだったのだけれど、今や子どもたちと行っても安心して食べられるお店です。タコライスは辛いけど、宮古そばなど子どもが食べられるもちゃんとある。お昼ご飯にも晩御飯にも使えます。あと、ナポリタンが何気にめちゃくちゃ絶品です。

↓これは広島のカメラマンゆずこが撮ったナポリタン。

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2)なみ吉

ただいま宮古島は絶賛インバウンドブームでして、週に一度、大型クルーズが止まって海外のお客さんが押し寄せる。この数年、そんな状態を見たことがなかったのでシンプルに驚くのだけれど、おそらくその影響なのか何なのか、夜ごはんのお店の予約がまったく取れない。

私はたいてい長期で宮古島へ行くので、スケジュールもほとんど決めない。その日に食べたいものを食べたい時に、ふらりとお店に行って食べたい。のだけれど、それがなかなか叶わない。

そんな中、比較的予約が取れやすくて重宝するのがこの居酒屋さんです。沖縄料理も食べられるし、なぜか「じゃがバター」がめちゃくちゃおいしい。もはやそれ目当てに来るくらいおいしい。

↓これは広島のカメラマンゆずこが撮ったじゃがバター。絶品。

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もちろん、ソーメンチャンプルもゴーヤチャンプルもグルクンの唐揚げもおいしい。しかもとてもお手頃。お座敷なので子連れでも楽。沖縄そばもあるので子どももここ行くよって言うと喜びます。

↓なみ吉に行った時のnote

3)郷屋

例えば2泊3日の観光旅行なら、1日は行っておきたい民謡居酒屋。ど定番だけれど、ここは何よりごはんがおいしいのでおすすめです。

人気が出すぎてとにかく予約が取れないのと、一時期、店員さんの接客がちょっとな…と思う時期があって足が遠のいていたのだけれど、久々に行ったらやっぱりいいお店だった。

ウェブからメールで予約ができるので、旅行日程が決まればとりあえず予約とっておくと間違いないかと思う。

子連れでもまったく問題ないです。小さい子どももたくさんで子どもにも親切。民謡に合わせて踊る子どもたちはとてもかわいい。(でも大人だけのグループでももちろん楽しめます。)

石焼ラフテー炒飯がめちゃおいしい。

↓もちろん広島のゆずこが撮った石焼ラフテー炒飯

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↓郷家に行った時のnote

4)Bar Alchemist (バーアルケミスト)

宮古での免許合宿時代、寮で一緒になった友達がmixi(!!!!)で見つけてきたのがこのバーを知った最初だった(そうでしたね。)

それ以来、毎年のようにこの島を訪れるようになったその理由の一番は、このバーにあった気がする。

パイナガマに沈む夕日を見下ろす最高のロケーションにあったバーが閉店することを知ったのはたしか3年前。すべてのものが移り変わってゆき、そしてすべてのものが終わりを迎えるのだということを、私は痛感した。いつまでも、今のままではいられないのだ、と。

だけど1年前、バーテンのひでさんの言葉を借りると、「必要な回り道を経て」、新しい場所でアルケミストは再開した。

新しいアルケがオープンに向けて準備している頃、棟梁とひでさんがまだクーラーもないそのビルのワンフロアを工事をするところに、息子とむすめと三人で訪れた。大音量のラジオからは、星野源の「ファミリーソング」が流れていた。「おてつだいする!!」と張り切っていた子どもたちは、まだ塗装前の壁に大きな絵を描かせてもらった。工具を持った息子はやたらと嬉しそうで、棟梁に手取り足とり教えてもらい、その年の夏休みの工作をその場で作った。

一人で訪れたバーは、オットと二人で行くバーになり、そして子どもたちとちょっと立ち寄るようになり、今年は友達と二人でも訪れた。人生の変化にそっと寄り添う場所があるというのは、いいものだ。

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個人的な思い出があまりに大きいけれど、ひでさんは酔った私の無茶な(なんかしゅわっとしておいしいやつとか)オーダーに的確に応えてくれる最高の腕を持ったバーテンです。だいたい毎日オリオンビールと泡盛ばかり飲む宮古での毎日において、ワインとかカクテルが飲めるバーはとても貴重。まあ、私は結局最後「さんぴんハイとウコン茶ちょうだい…」となってくたばるのだけれど。

一人で行っても友達と行っても、隣に座った誰かとの適度な距離感がとても心地いい。人は出会って、またいつかと言いながら別れてゆくのだよな、でもそれがきっと、旅とそして人生の良いところなのだよな、と、いつも感じることができる、そんな場所。

5)ユートピアファーム宮古島

宮古島といえばマンゴーである。その思いは、歳を重ねるほどに大きくなる。若い時って、フルーツにそんな魅力を感じていなかったけれど、歳を重ねるほどに、「フルーツのシンプルなおいしさ」に心躍るようになった。

ところがうちの子供達はなぜか、小さい頃から宮古島のマンゴーが大好きで、このユートピアファームへ行っても「マンゴーソフト」を頼む私の隣で、「カットマンゴー」を注文する。早いよ。フルーツのシンプルなのおいしさに目覚めるのが早いよ。

息子に至っては、「宮古島のマンゴーは特別な味だからマンゴーは宮古島で食べたい」と言い出す始末である。「本物追求」が早いよ!!!!

さてここは、農園が運営するパーラーで、マンゴーをそのまま切ってもらって食べることもできるし、マンゴーのパフェやケーキやスムージーやソフトクリームも食べられる。おすすめはマンゴーをその場で練りこんで作ってくれるマンゴーソフト。あとはシンプルにカットマンゴー。

東京で食べたら倍以上の値段がするよな・・・と、関西人の私はいつも考えてしまう。泳ぎ疲れたあとにここで食べるマンゴーのスイーツはとかく絶品です。

↓もちろん広島のカメラマンゆずこが撮ったお店の写真。中庭(?)ではこんな風に食べられる。

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6)モジャのパン

これは私が行くお店の中では比較的新しいお店。二年前くらいに、お散歩していてたまたま見つけたパン屋さん。宮古島でこんなおいしいパンが食べられるとかちょっと幸せすぎるのでは・・?と、思えるくらい、おいしいパン。

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お店構えもここは宮古島か・・・?と、思えるほどかわいい。でも何というか、イマドキのパン屋さん!という感じでは(いい意味で)なくて、古き良き、でもちょっとおしゃれなシンプルパン、という感じ。

実際買いに来る人も、観光客だけじゃなくて近所の地元の人も車でたくさん買いに来ている。お店のお姉さんもいつも親切。そういう、町にもなじむ空気感が大好きなところ。

10時オープンで、シンプルな丸パン・あんぱん・チョコパン・ぶどうパンなどがそれぞれ時間別に焼きあがります。焼き上がりから結構すぐ売り切れてしまうので、それぞれの時間に合わせていくのが良いのかな。まあでも私がふらりと行くときは、早い時間であれば、何かしら置いています。

ただし、一応17時までとなっているけれども17時まで開いているのは見たことない。たぶんもっと早くに売り切れているのだと思う。

旅の後半はだいたいいつもここにパン買いに行って、朝ごはんはベランダでもじゃのパンを食べるのが定番になっていた。毎日食べてもしみじみおいしいパン。

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あ、あとアイスコーヒーもおいしい。暑い暑いと言って、歩きながら飲むアイスコーヒーがとても好きです。

7)くになか食堂

もじゃのパンの向かいにある、これはもうずっと昔からあるおそばやさん。おそばやさんだけれどもおいしいのはここのてんぷら。宮古島のてんぷらは、いわゆる東京で食べる天ぷらとは違って、分厚くて少し甘い衣に包まれています。くになか食堂のは、お魚と、かき揚げみたいなお野菜のてんぷらの二種類。他のお店のだとおいもさんのとか甘いやつもある。

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そういえば免許の合宿場で、おやつになぜかいつもてんぷらが振舞われ、毎日みたいに事務所で食べていた。よく太らなかったなと思うけれどもあの頃の私はハタチそこそこだったのだ。代謝が違う。

本当においしくて、おやつがわりにもぱくぱく食べられてしまう。お店でおそばや定食を食べるとこの天ぷらが二個ついてきます。あと、てんぷらはテイクアウトできるので何かと重宝する。晩御飯のおかずにも、海に行く時のおやつにも。何といっても、3個100円。(これでも昔より値上がりしたのです。)

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8)皆愛屋

「宮古島に今度行くんだけどオススメ教えて!」と、ざっくり聞かれた時に、まずざっくり返すのがこの皆愛屋。宮古島で一番好きな宮古そば。

ここのおそばの上にはゆし豆腐がいっぱいのっていて、これがもう最高においしい。それ以来我が家では、家で沖縄そばを作る時もお豆腐を入れるようになった。(おいしいのですまじで。)

子どもたちもみんなここのおそばが大好きで、本当によく食べる。母さんは東京でも二日酔いになるたびここのおそばが恋しくなる。そうです二日酔いの日も優しく染み渡る、優しいおそば。

暑い中、扇風機が回る屋外の席で、さとうきび畑を眺めながら食べるおそばはなんかいつもとてもおいしい。

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9)古謝そば

もひとつ、好きなおそばやさん。大きなマックスバリュー(スーパー)の近くなので、おみやげとか食料をマックスバリューに買いに行くついでに寄ることが多い。

ただ定番の人気店なので、こないだ14:30くらいに遅めのお昼ご飯を食べようと行った時も少し並んで待った。

宮古島にしてはお店もとてもきれいで(失礼)、お座敷もあって子連れでも行きやすい。もちろんおそばはおいしい。

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あと、ここで私がよく頼むのが「カレーそば」。宮古そばの上に、カレーがかかっているというそりゃ反則じゃないの、というメニューなのだけれどこれがなぜかやたらおいしい。

宮古へ行くとだいたい2食に1回は宮古そば、みたいな生活になるのだけれど(まじで)、だいたい体の水分が宮古そばのスープとオリオンビールだけになってきたな、というくらいのタイミングでここのカレーそばを食べるとこの変わり種感がうれしい。

まあお出汁にカレーだからカレーうどんと原理は同じだよなよく考えれば。(同じなのか・・・?)ぜひおためしあれ。

おわりに

振り返ってみると、ほとんどもう10年くらい通っているお店ばかり。宮古島に通う中で、なくなってしまった大好きだったお店もあるけれど、でも変わらず続いてゆくこともある。

いつも宮古へ行くと、宮古の人たちは「おかえり」と迎えてくれる。「ただいま」と言える場所がいくつかあるって、いいものだな、と、宮古島でおいしいものを食べながら、いつも私は思う。

ありがとう、宮古、またゆくよ!

※あ、あと、腕が確かな「カメラマンゆずこ」のおされ写真スタジオはこちらです。みんな行ってください、最高の家族写真が撮れるよ!









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虫明 麻衣(Mai Mushiake)

ライティング・編集・プランニングなど。書く/伝える。 本家「むしこ日記」はつれづれ更新中 http://mushiko.com/ お仕事等のご依頼は mai.mushiake@gmail.com まで。 野球がなくてひますぎてしにそうなオフの過ごし方のご提案はツイッターまで。

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