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【習い事】上達のスピードが速い人と遅い人の「分かれ道」

十数年、教室を運営し、老若男女の生徒さんと接してきましたが、初心者か、経験者かを問わずに、「上達のスピードが速い」という人がいます。

年齢とか、性別とか、職業とか、そういうものは関係無く、過去に、「自ら率先して学び、追求し、乗り越えた経験」があるかどうか。そこに尽きるように感じます。それはつまり、「学び方を知っている」ということに他なりません。


幼少期の習い事というと、水泳、ピアノ、最近ではプログラミングなど、「何を学んだら、将来役に立つか」といった観点で、選択しているように感じます。エキスパートを目指すという選択肢も、当然あるでしょう。でもそれが、「教わった通りにやる」という受動的な学びである場合は、どれだけ多くの習い事をしても、「自ら取り組む力」には繋がりません。

学生を卒業し、大人になって、いざ「教えてくれる人」がいなくなった時、いよいよ、「自ら取り組む力」の有無が顕著に表れるようになり、その後の人生に、大きな影響を及ぼしていきます。


「自分でやれば、何とかなるんじゃない?」という、ある種の自己肯定感。それが早いうちに身につけば、その後の経験が2倍にも、3倍にも生きてきます。だとしたら、習い事として優先すべきなのは、「自ら率先して学び、追求し、乗り越える経験」ができるもの。それはつまり、「熱中できるもの」であり、そして、それを「後押ししてくれる先生」の存在です。でも、この両立(出会い)が、ものすごく難しいんですよね。

特に小学生くらいまでは、遠方まで通うこともできず、家の近くに、良い先生がいればラッキーという具合。探せる範囲が狭いからこそ、私としては、ジャンルの縛りを解くことで、良い習い事・良い先生に出会える可能性が上がるのでは、と考えています。昆虫博士でも、陶芸でも、追求を後押ししてくれる良い先生がいたら、習ってみたいと思いませんか?

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