今日は、私自身のピアノの生徒さんでもあり、アフタースクール「Creo BOX」立ち上げ当初からずっと通ってくれていた女の子が、お父様の海外赴任に伴う引越しで、数年間のお別れを言いに会いに来てくれました。

Creo BOXの目指す教育を、そのまんままっすぐ吸収して、まっすぐに成長してくれた子でした。

最初は恥ずかしがって、自分の意見もなかなか言えず、だからと言って、流されて何となくやるという選択もせず、ただ俯いたり隅っこに行ったりしていましたが、少しずつ少しずつ、自分を解放して、その子らしい輝きが増してきて、最後には、堂々と自分の表現をできるところまで成長してくれました。

このままどこまでも、自分のまま、まっすぐに生きて行ってほしいと、本当に心から願っていましたし、その成長を見続けたいと願っていました。

親御さんでもそうなのですから、ましてや教師に至っては、１人１人の人生に関われる期間はとても短く、そして、子どもの方が成長が早く、さっさと大人を追い抜いて、まだ見ぬ世界に羽ばたいていきます。

その子の人生に何らかの影響をもたらすことができたらなんて、とてもおこがましいですが、いつか、自分が迷った時に、丸ごと受け止められていた場所があった事を自信にして、輝いていってほしいなぁと思います。

と言いつつ、とってもとっても寂しいですけど。

また会おうね。元気でいてね。

田中素子