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"推ししか勝たん"の向こう側

今日がんばれば、明日は推しに会える。
だから、今日はしんどいけど
1日をなんとか乗り切ろう…!

そんな思いで日々を頑張っている、
そこのオタクのあなた。

本当にエライです。
この世知辛い世の中で、大変な今日を頑張ってて、
その姿、尊いです。

毎日本当にお疲れさま!
これまでも、あなたはよくやってきました。
今週はぜひ、自分にしっかりご褒美をあげてくださいね。

…なんか急にしいたけ.占いみたいなテンションになりましたが

私自身も、そんなオタクの1人です。

1日が1秒で終わってしまうレベルの忙しい日々の中、
複数の【推し】の存在が大きな心の支えになっています。

最近【推し事】を通して【お仕事】、
はては【生き方】に対する、
今までになかった考えを持つようになったので
記録しておきます。

推しは仕事中

私の今の最推しは、
1年ほど前から通っているフィットネスジムのインストラクターさんです。

彼女の魅力は、
なんといってもレッスンの格好よさ。
1回のトレーニングにつき10曲の音楽がノンストップで流れる間、

楽しい曲ではキラッキラの可愛い笑顔。
(愛おしい…)
強度の高い曲ではスタジオ中を煽ってオラオラ。
(カッコイイ…)

そんなギャップがたまりません。

彼女のレッスン、というかパフォーマンスを見ていると
堂々としていて、輝いていて
「プロの仕事してるなあ」
って思うんですよね。

私は仕事終わりとか休日に
そんな彼女から幸せなパワーをもらっているのですが、

彼女にとっては勤務時間。
つまり私はいつも「仕事中の推し」を見ているわけです。

自分の仕事ぶりを省みる

ある日、急に
「これがもし逆だったらどうなん?」
って、ふと思いました。

最推しが、仕事中の自分を見たら。
まあ、そんな機会はまず無いんですが。

でも、もしそんなシチュエーションがあったら
私は彼女の前で胸を張れるだろうか。
誇りを持って堂々と仕事していると言えるだろうか。

私が推しに対して
「カッコイイ…!」
「尊い…!」
と思うように、

推しからも
「カッコイイ!」
「マサヨさんの仕事してる姿、素敵!」
と思われたい。

そんな気持ちになったのです。

それ以来、たとえ誰も見てなくても
少しでも「いい仕事」をしようと思って、
目の前の業務に一層マジメに取り組むようになりました。

ミーティングでも、
推しが見てると思うとダサイことはしたくないので(絶対見てないけど)
要点を簡潔に、自信を持って堂々と話すことを心がけるようになりました。

ちょっと前向きすぎて気持ち悪いです。

今の仕事はもともと好きだけど、
こんなポジティブになっちゃって、どうしたの??
アンミカさんなの??

とにかく、過去の自分が見たら引くレベルです。

でも実際、この心持ちで仕事に取り組むようになってから
以前よりも目に見えて成果が出るようになってきてます。

しょーもないミスも減り、
スムーズに業務を回せる場面が増えました。

仕事がいい感じなので、
上手くいってないことを週末まで気にしてモヤモヤすることが減り、
気持ちよくリフレッシュできるようになってます。

しっかり休息できるので、
次の週もまたがんばって働こうと思えます。

え、めっちゃ良いサイクルやん…?

この気持ち、尊すぎるな?

推しに恥じない素敵な人になろうとして
自分が成長していくとか、

前向きだし、あとめっちゃお得やん…??

私の場合は
直接話せて、かつ関係性が続く【推し】なので、
余計にそういう考えに至ったのかもしれません。

顔も名前も覚えてもらってるし、
お互いの人となりも何となくわかってますからね。
ジムの先生と生徒なので、当然っちゃ当然ですが。

しかし昔なら、推しのライブなんかの後はただただ
「帰りたくない…現実に戻りたくない…つらぁ…」
な状態でした。

推しとの時間が楽しければ楽しいほど、
楽しくない日常とのギャップがしんどかったんですよね。

今も、日常がぜんぶ楽しいわけではないですが
「明日もしんどいけど、次に推しに会うときにいい笑顔でいられるように頑張ろうかな」
っていうベクトルに変わってます。

私の場合はこれまで、
「現実逃避としての推し活」という色が強かったのですが
今では、
「現実に前向きになれる推し活」と出会えました。

こんな気持ちこそ尊すぎるな??

推しの「推しの子」になりたい

推しへの愛しさが溢れすぎると
人によってはこうなる、という記録でした。

つらつら書きましたが、
つまりは【推しのいる生活】って最高。

これに尽きますね。

推しに癒されて、エネルギーをもらって
ついでに自分も素敵な人間になっていく。

結果、自分が【推しの推し】になれたりした日には
これ以上の幸せはありませんな。

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