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崎谷健次郎を語る


学生時代

同級生たちは「リンドバーグ」や「ザ・ブルーハーツ」

「ミスチル」に「B'z」

他にも流行りの音楽を聞いていました。


私はというと

上は12歳、下は8歳離れた姉3人の影響もあり

音楽の趣味だけは

浦島太郎状態だったようです



山下達郎、佐野元春、松任谷由実、大滝詠一

その他、大御所ですが昭和53年生まれの人間が

高校生の時に聞く歌手ではありません


そんな中

崎谷健次郎という一人の天才に

出会いました



姉から

「この歌ええで」


とテープを貰い

瞬間、彼の虜になりました



テンポ良いメロディー

ロック、ポップ、クラシック、ラテン、ワールドミュージック

ありとあらゆる要素が入った音楽

物語のような歌詞

まさに天才です



当時、私の家庭では学生恋愛は禁止

という 

ホントはないんですが

なにか見えない壁のようなルールがあり


崎谷健次郎が唄う歌に自分を重ね

模擬恋愛をしていたのかもしれません



もちろん

音楽の趣味が合わないわけですから

同級生とも会話が成立しません


「何聞いてるの?」と

私のイヤホンを取って聞いた女子の

あの悲しい顔は__今でも忘れません



「おれ、三国志の中で好きな軍師は司馬懿やねん」

と言われても

寛容さを身に付けた大人であっても

心が辛くなります



高校時代、自転車での登下校中

崎谷さんの歌を唄いながら帰っていると

追い抜いた車が急に止まって

知らないお母さん、おじいさん、おばあちゃんが

僕の顔をびっくりした目で眺めてた事もありました



音楽の授業で

なにか簡単な歌を作ってきなさいという宿題が出た時は

みんな ボールを蹴る歌や 走る歌

なんかを提出していましたが


僕だけラブソングを作って持って行きました


その後、音楽の先生には

道ですれ違っても無視される結果になりました




あ れ ?











・・・・・・

おかしいな__ 辛い記憶しかないな___





崎谷健次郎さん

一生ファンです


12日目の日記 おわり



#日記

#崎谷健次郎


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