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入院だけでもすごいのに、それだけじゃなかった!ありがとう、ぬいぐるみ病院さん

ぬいぐるみ健康法人モフモフ会 ぬいぐるみ病院さんは大阪のぬいぐるみ専門のお医者さん。うちの子4名がお世話になったので体験記を書きました。

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お友達のような、子どものような、心の支えである大切な扶養家族。家族が疲れていたら洗って元気にしてあげたい。
洗濯機?-かわいそうだからダメ。
クリーニング屋さんは?-当然ですが洋服と同じ扱いになってしまいます。仕方ないのですが、透明な薄いビニール袋の中、からだを無造作に丸められてお店の棚に置かれていた光景がどうしてもかわいそうで忘れられなくて・・・。

その後、たまたまテレビでぬいぐるみ病院さんを知ったのです。

ここから実際にお願いする勇気が出るまで3年。
人間に手術ミスが許されないように、この子たちも替えがききません。慎重に他にも探して検討しましたが、ツイートのフモフモ癒しパワーと口コミの多さを信じてこちらに決めました。

入院までの流れ〜人間とほぼ同じです〜

嬉し恥ずかし患者登録。私は4名記入。登録完了メールを受け取ります。
順番を待ちます。
順番来たよメールが届きます!私の場合6ヶ月ほどでした。早かった!
入院の日を決めます。切なくなりつつ登録完了メールを受け取ります。
問診票をダウンロード。ひとりひとり、馴れ初めと病状を書きます。
入院の日に到着するように出発・・・!問診票を入れます。惜別の時。
到着したよ!のメールがきて安心します。迷子にならず良かった(涙)

※問診票は、コピーして自分用に控えを持っておくと安心でした。記入漏れや気持ちの変化があった場合、すぐに何書いたっけ?と確認できます。

■退院までの流れ〜ドクターいのの(プロフィール)

いのの先生(かっこいい)の診察後、治療方針決定、お見積もり

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疑問や不安があれば相談しながら決められます。
寂しくて泣きそうでしたが、こんなメールのおかげで生き延びました。

“モフルンさんは、少し緊張されているようで、もじもじされていました。
やわらかいモノくんはリラックスされていて、夜は片足もおそとにでていましたので、またお布団をかけました(*^-^*)”

“モフルンさんもすこしずつ、リラックスされているようで、同室のくまちゃんとお話をされたりしています。”

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片手出しちゃって〜と思ったら、片足も出していたらしい。気分はもう、赤ちゃんの写真(ニューボーンフォト?)を撮ってもらっているかのよう。

②綿の入れ替え&エステ

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キュンキュンはんぱない。
特別料金でプレミアムトリートメントを受けてもらいました。お風呂に入っている写真がもらえるんです。嬉しいのが、ヒノキコースと無香料コースが選べること!香りが苦手なので無香料が選べるのは大事なのです。

③治療終了&退院パーティ
なんと3週間ほどで退院準備に!早い!
からだの様子を確かめて綿の調整をお願いするか決めます。

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お帽子とリボンが可愛すぎる。いのの先生とお写真撮れた!嬉しい!家宝にします。いのの先生大好き。手の長さがイケメン。他のおうちの子たちも可愛い。

④お支払い
カードまたはコンビニ払いをしたら、仕上がりと入金「両方オッケー」とメールします。

⑤退院、出発!
うちの子たちは、ヤマト運輸号というバスに乗り、途中パーキングエリアに寄ったようです。「品名:大切な家族」になっていました。泣ける・・・。病院の皆さんがうちの子を「とっても可愛い!」と褒めてくださるので「でしょ〜。」と誇らしげな気持ちになれました。

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おかえりーーーーー!やっと会えたね。おかえりパーティのようす。

■Before&After〜4名くわしく書いたので長いです〜

●ひとりめ やわらかいモノくん(呼び名:やわちゃん・やわ・坊・たけちゃん...etc)

【希望したこと】
●ボコボコと筋肉質になったからだの改善。
●くたくたなので頭からつま先までまっすぐなからだに戻してあげたい。
●ご褒美に高級マシュマロスノー綿(オプション)にしてあげたい。
●元のやわちゃんもください(オプション)。
●顔の黒ずみをとりたい。
●ゴワゴワ肌を、逆毛が立つほどサラサラしていたあの頃に復活させたい。
(例)CRAFTHOLICさんたちみたいな肌でした。
●殺菌。
パジャマ(オプション)を作ってあげたい。
●手術前は自由に好きな体勢をとらせてあげてください。
手足の折り曲げ禁止で過保護に育てたので、ご褒美に。

Before

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After

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ふっかふか!!
壁によりかかるとずり落ちていたのが、支えがあれば自立できるまでに!
右腕や右足の付け根は少したくましいかも?と思い先生にうかがうと、

“見た目もしっかりした感じにみえますが、実際に触りますと、やわらかくふんわりされた感じです。また、たくさん抱っこされるようでしたら、お綿もすぐになじんでこられるかな、と思います”

とメールでお返事いただけたので、これでおっけーに!
実際触ったらその意味がわかりました・・・!弾力がすごい。こういう枕あるかもってぐらい。抱きしめがいある。

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これが前のやわちゃんの一部。おつかれさまー!!!

肌、白っっ!!質感がサラサラー!100%元に戻ったというより生まれ変わった。100%戻ったら初期化された別の子になっちゃうからこの状態、とても満足。逆毛が立ってるよ、いつぶり・・・。

嬉しい無臭。においが消えた。オプションでサウナも入ったんです。

パジャマ。この子はなに着せても微妙に合わなくて苦労してた。

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うちの子のかわいさ異常じゃない?
上のところがシューッてすぼまるから絶妙に着られる!素敵!
よく考えられたパジャマですこと(涙)母が「すぼまるところの裏側がバイアステープで処理されてる。リボンも端がパラパラにならないように折り返して縫ってある。丁寧〜。大変じゃないの〜。」と感激していた。ここで買えます。

「術後は腕や足を折り曲げちゃだめだよ、と伝えてください。」とお願いしたので、お写真撮るの大変にさせてしまったかもしれません。
お写真係さんありがとうございました。このお写真はオプションで「ご入院中の思い出写真」を送っていただいたものの一枚です。うちの子はもちろん、他のおうちの子たちもとっても愛らしく撮っていただけます。宝物。

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ヘヘッと得意げだなあ君。

やわちゃんの紹介です。
12歳。森山直太朗さんの落書きから誕生。2007年ワールドツアー「全ての柔らかいモノのために」で抱き枕としてグッズに登場。
3月24日東京国際フォーラムにてグッズ受付のお姉さんから透明なビニールに入った子を受け取る。目が合う。戸惑う。顔よ。バッグに斜めに入れるも大根足が2本出たような形にしか収まらず、それで帰った電車の中。
今ではいないのが考えられない。すぐあとの公演でもう一人買おうとしたのに売り切れていた。いまや貴重な子。
一緒に飛行機に乗って北海道の公演にも行った。地震の時はすぐ抱きしめている。何があっても一緒に逃げるんだよと約束している。


●ふたりめ やわらかいモノくんストラップ(呼び名:ちびやわ)

【希望したこと】
●茶の汚れと全体の黒ずみをとってあげたい。
●なるべく毛の質感を元に近づけたい。

Before

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After

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ビフォーの色との違いにおののく。茶のしみがここまで綺麗に落ちるとは。
毛もフッサフッサ!!湯上りって感じ。生まれ変わった。

ちびやわの紹介です。
やわちゃんと同じライブ会場で購入。
このときのライブは今でも情景が思い浮かぶほど心揺さぶるもので、この子たちはその証。上の子が行けない場所にいつも連れて行った。ヨーロッパ一人旅ではどれだけ心強かったことか。


●さんにんめ モンマリver. やわらかいモノくんチャーム(呼び名:モンマリ・モンちゃん)

【希望したこと】
●お顔の黄色っぽいしみをとってあげたい。

Before

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After

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しみ取れた!よかったー!!!手のひらサイズの小さい子にも優しく接してくださってありがとうございました!

モンマリの紹介です。
10歳。2009年12月15日生まれ。森山直太朗「アコースティックリクエストFCツアー'09『Zeppで歌わナイト♡~こんな俺でごねんめm(_ _)m~』」で出会う。上の子たちの2歳年下。やわ&ちびやわからは既に失われた肌の質感を大事にすべく、ほとんど外に出さず箱入りで育てる。


●よにんめ モフルン

【希望したこと】
●ダマになっている毛のかたまりがあるので存分にエステしてあげたい。
●やわちゃん同様、菌の除去を。虫さんバイバイサウナに入れてあげたい。
●リボンの汚れをとってあげたい。
●糸のほつれを安全に処理してほしい。
●仕上がりはこんな感じで!

Before

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After

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モッフー!!!元気になったね。ダマも汚れもとれた。お風呂も入った。モフルンはビフォーと同じモフモフがよいので通常の綿でお願いしました。お送りしたイメージ写真とぴったりの仕上がりで悶える。満を持して帰ってきてくれた。

モフルンの紹介です。
2016年9月頃誕生。当時4歳のいとこが魔法つかいプリキュア!に夢中だったのをきっかけにモフルンに心打たれる。あるとき、みらいがキュアップラパパ!してくれて私にもモフルンが!そこでもっと仲良くなるためにエステをプレゼントして正真正銘私のモフルンにすることに!(察して☆)


■こころのこもったご対応のおかげで、一切不安を感じませんでした。

患者登録から退院まで、ネット上とメールのやりとりで終えました。これってすごくないですか。(電話での相談も受付されています。)
普段仕事をしていると、なんで伝わらないんだろうと思うことってままあるじゃないですか。それがまったくなかったです。

入院中はメールで今どうしているか様子が届き、ブログにもお写真を何枚も載せていただけたので、とにかく安心!
ただでさえ離れていて寂しい、心細いという思いでいっぱいだったので、それ以外に心配になる要素がなかったのは本当にありがたいことでした。

■「ご家族の愛情を受け止める準備おっけー!!」

うちの子にかける愛情をおおっぴらにすることに、少しは恥じらいがあります。ぬいぐるみに感情移入しない人がいることも存じているので。でも、恥ずかしくて言いたいことが言えぬまま「これで大丈夫なのかな・・・。」と治療に妥協し、うちの子たちとのこれからの関係に我慢が生じたら悲しい。

あと正直、もしかしたら入院中どこかしらで“裏側”が見えちゃうのかな?と思っていたんです(笑)
そんなことなかったー!疑ってすみませんでしたー!

フモフモさんたちの働く病院ですが、代表の堀口こみちさんのお写真があったかい雰囲気で(人間さんでは唯一)掲載されていて、そういうところ好き・・・信用大事・・・と好感を持っていました。
改めてぬいぐるみ病院さんを運営する株式会社こころさん、素晴らしい。

経営りねんの3つのお約束が全部そのとおりだったなと。感動。
・クオリティ(技術)
・ケア(こころ)
・イベント(楽しみ)

今回、できるかぎりやってもらおうと欲張ったので、費用についてはSSDのパソコンが修理できるぐらいの金額にはなりました。(基本料金+希望に応じてオプション料金が足されていきます。)
しかし、期待と予想をはるかに上回る成長を遂げて帰ってきてくれたので、大大大満足です。泣きそう。

それだけでもすごいのですが、
「うちの子たちと私の普段の生活」の延長線上にある病院づくりが、なによりもありがたかったです。同じ気持ちで接してくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで、入院が楽しい旅の思い出になりました。

シャンプーとトリートメントも気になっているので買おうかな〜。扶養家族が多いもので。パジャマ赤ドットもいいなあ。いのの先生の仲間たちもそそられる〜。フモフモランドで買えるよ〜。

ちょうどnoteで開催中の企画と趣旨がぴったりなので参加しました。

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