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舞台好き女子大生がロンドンの小劇場で働いてみたDay5


ロンドン小劇場お仕事記録、5日目。

今日は夜公演のお仕事前に、3月で辞めるボランティアの子たちのフェアウェルランチがありました。劇場の近くのレストランで、ボランティアとgeneral managerさん、計10人。

面識がない子はいなくて、久々に会う子が「久しぶり〜!How have you been??」って聞いてくれたり、席がちょっと離れていてもわざわざ話しかけてくれたり。ほんっとうに優しいです、お陰で会話にも自ら参加できるようになって来ています。

お隣がgeneral managerさんで、公演のreviewを見て「星○個だった!と話していたので、その評判がどの程度大事なのかを尋ねました。特に新しい作品では、やはりその後の集客率に大きく影響するそう。だからこそ、上演期間の初週には割安でチケットが出たり、メディア向けのpress nightがあったり。媒体の規模 (有名な新聞社とか、無名の個人とか) も大事らしい。

立場的には上司に当たるgeneral managerさんですが、ボランティア同士の会話に同じテンションで参加する、友達のような関係性。働きやすい職場です、

食後、夜公演に勤務する子たちと一緒に劇場へ。
ランチには居なかった初めましてのボランティアの子がいたけど、その子も次の火曜日がラストだそう。ボランティアは平均3ヶ月で辞め、6ヶ月で「だいぶ長いね」と言われます。それはつまり、情報吸収力が高く、成長スピードが早いということ。3ヶ月もあれば必要なことは学べるし、ある程度の場所までは上れるということ。

みんなでお話をしながら準備。
私は今日はボックスオフィス。

待機時間に、客席入り口担当の子とたくさーん話しました。その子は今日がラストで、責任あるお仕事も担当しているすごい子だと思っていたのですが「この仕事を始める以前は経験値もなかったし、今後の進路も迷っている」と。私が将来の理想の進路を話すと「そんなに道がはっきりしていてすごい、impressed」的なことを言ってくれました。この劇場で担当してるお仕事は圧倒的に彼女の方がすごいのに、私なんて何の役にも立てていないのに、ちゃんと話を聞いて、真っ直ぐに尊敬の意思を表してくれる、お人柄がとっても素敵です。

その後日本語の話になったのですが、「拙い英語で身振り手振り用いて母音やら子音やら、ひらがなとカタカナと漢字の違いやらを必死に説明する私」対「日本語の知識が全くないイギリス人」の構図、全然会話が進まない。でも伝えたい意思と理解したい意思はお互い強く、頑張りました。

開演、私は友達が日本から遊びに来ており、その子たちと観劇。
数日前に観たときよりも理解でき、楽しめました。

終演後、友達が来ていると知ったgeneral managerさんが「話したい!」と言ってくれたので、みんなを事務所に迎えて、他のボランティアの子やgeneral managerさんとお話。みんな気さくに話しかけてくれる、温かい職場です。

今日がラストの子にお別れを言って帰宅。
せっかく今日ゆっくり話せたのに、もっと仲良くなりたかったなあ。


徐々に自分が部外者ではなくコミュニティの一員なんだと実感できるようになってきた。そう思わせてくれる周りの子たちや職場の雰囲気に大感謝です。
お仕事もできることを増やしていけるように頑張りたい、現場からは以上です!

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