「映画『キャッツ』」ガチファンによるガチレポ 第一弾ジェリクルソング

*このnoteは完全なる自己満足なので読みにくいかもしれません。

誤字脱字申し訳ありません。

前置き:初めまして。

私はまだ劇団四季を知って10年ほど立つか立たないかのにわかともガチ勢とも言えない四季ファンです。親が両方30年以上四季会員で私はまだ足元にも及びません。劇団四季や帝劇、宝塚などの日本のミュージカルだけでは無くブロードウェイ、ウェストエンド、他国の劇団もかじるほどミュージカル自体が大好きです。でもまぁ一番好きなプロダクションは劇団四季なんですけどね。

とりあえずまぁこの独り言で必要なのは、私はリア友をドン引かせたほどのキャッツヲタクであることです。公演は多分まだ30回行ったかな〜くらい。(親は50回以上なのでまだまだですが。)俳優よりどっちかというと作品を愛しています。まだ劇団四季キャッツしか生で見たことはありませんが特に好きなのはブロードウェイ公演、メキシコ公演、中国公演。ブロードウェイは安定でやはり自由さがあり、メキシコは尻尾が大きくかわいい、中国公演はオリジナル公演に似てたり独自の進化があったり面白いと思いました。

とにかく私は『肯定』するタイプなので今回の独り言である「映画『キャッツ』」はほとんどが『肯定』です。ですが中には気に入らない部分もあるのでちょっとそこも入れると思います。

ちなみに公開当初言われていた見た目の気持ち悪さ、あれは私もドン引きしてしまい見ないと思っていました。だが残念なことにトレーラーをリピートしていたら目が慣れてしまい、いざ見るとなったら何にも違和感がなくなりました(笑)

本編(以下、口言葉/で・ある調)

ジェリクルソング/Jellicle Songs for Jellicle Cats

まずは安定のマンカストラップ(以下マンカス)の一言から始まる。

二言目のミストフェリーズ(以下ミスト)の帽子の被り方と耳の動きがまたもう自然でいいんですよねこれが。

ヴィクトリア(以下ヴィク)の横顔がまぁ美人。横を向いた時の耳の動きも自然で綺麗さを感じる。必ず音のする方へ耳が動くのが細かい。

雄猫の力強さもまた必見でミストのか弱さが見えてとてもキャラ説明としてわかりやすい。でも素早い動きはまたちゃんと猫らしさが現れている。舞台上だと遠くあまり歌唱中に使われない背景の大きな大道具を使っているのがやはり映画の特権でしょうね。

"Jellicle can and jellicle do"の時に尻尾がピンッ!と立つのがCGでしか使えない画面と音楽の合わせ技。

自転車を正規の使い方をしない。まさしく猫。

突然別の猫が現れる。そして別の猫に地味に迷惑をかける。とてもキャッツらしい。ベルのなるところはコミカルでいいアイデアだと思う。「あっ、うるせ」みたいな動きと表情が良い。

また彼の頑張ってるんだけど、結局はいじられてしまう感じが弱虫さを感じる。映画版のカッサンドラ(以下カッサ)は舞台版と比べて前に出てくる姉御肌だけど楽しいこともするすごくアメリカの女性らしさを感じる。舞台ではできない贅沢な尻尾の使い方。その様子を見ている茶トラ二匹もまたかわいい。

またカッサのパートになるのだが作品中に彼女の名前が出てこないのがちょっと残念だった。四季版ではとても好きな猫なのだが。あの赤い首輪をしたグレーの猫はタントミール(以下タント)らしい。また派生タントが現れた笑。しかもダンス系では無く高音部。てかトイレに顔を突っ込んでる子シラバブらしい笑四季の可愛さでは無くやはりコミカルな方面に行ってしまったか笑

映像と音楽が合わさる時が一番見てて気持ちがいい!やはりCGの尻尾と耳は映画でしか味わえない( ;∀;)

いや本当にこのマンカスはとてもお兄ちゃんらしさが出ていて、なおかつ美しいのが罪だと思う。車のフロントグリルを引っ掻く手つきが素敵。

四季版でいう「お前こそが!そう!」のカットはとても見てて心地のいい。「ジェリクキャッツ!」の自信ありそうな動きがすごくジェリクルキャッツとして誇らしさを持っているのがわかると思う。

個人的に好きなのがここからのヴィクを中心として猫たちが彼女に詰め寄るところ。舞台版を思い出してみると客席に向かって圧をかけるところなのだが、映画ではヴィクに対してだけ圧をかけている。ジェリクルの世界に圧倒されて、不思議がっているヴィクはとても主人公らしい。

何というのか忘れてしまったが現代的なダンスで興味深い腕の使い方だと個人的には思った。またダンスのカメラ位置が下にあるのが舞台版を思い出させるためいいオマージュになっているのではないかと私は思った。

やはり舞台上だと安全面や役者の能力にも寄る派手な動きは映画だと自然に見せれるのがいいポイント。ヴィクの後頭部を移すことによって彼女の見ている視線だと視聴者にわからせることができて、この映画ではめちゃくちゃ使われている。この時のヴィクの感情や表情を想像できるのもまた良き。

ここでヴィクがバレエジャンプ(グランジュッテだったかな)をすることによってこの世界に足を踏み入れたと見せる。うまい。

はい。ここの顔クイッ。ヴィクに向かって「こっちこいよ。」って。私はここで映画版マンカスに惚れましたね。顔が完全に「いいとこ連れてってやるよ」って言ってるのがもう演者の演技力が出てますね。もちろんこの後のカットでヴィクが一瞬周りを見ながらついて行ったのもジェリクルの世界を楽しんでいることがわかる。

このあとのミストが洗濯紐(電線かもしれない)に引っ掛かるところは少し私にも解釈がどうもできなくて、多分彼の頑張りからの⇨失敗を見せたいのだろうが1秒のその場にいる解説がないため少しわかりにくい。紐を渡ってたりするとわかりやすいのに。あとミストの指差し。あれも誰に向けて何のためか少しわかりにくい。上を見たヴィクを入れてあげたら指差しがヴィクに向けてだとわかりやすかったかもしれない。

私このピカデリー広場のシーン好き〜〜!!電子看板が煌めいていて、猫たちが踊って、ヴィクが感化される感じがよく伝わる。猫たちの踊りも一斉に踊るんじゃ無くて何匹かまだ床でダンスを見ている感じがまたいいキャッツらしさ。

スキンブルシャンクス(以下スキンブル)の尻尾が若干短めなのは気のせいだろうか?個体差なら素敵なのだが。

マジで背景班、CG班、大道具班いい味出してるわ〜。雨の感じもまた雰囲気が出る。

雌猫を両腕に置くのマジで雄猫〜〜〜って感じでまた惚れる。ちなみに右かカッサで左がディミータらしい。

雄猫がヴィクにまとわりつくのはとても猫。

そしてヴィクが気になり後ろから近づくミスト。くっそおおこの後の二人の絡みを見たいのに映画はシーンごとにしか見えないのが残念(笑)舞台でこんなシーンあったら絶対メインよりそっちに目移りしちゃう!

この高音部、舞台版だとジェリーロラム。映画版だとタントなるのねかわいい。てか今、本気でカッサとタントの区別がつかなくなってきた。四季板と他プロダクションでは何故かカッサとタント(コリコパットとタンブルブルータス)は名前が入れ違っててたまに感がらがるのよこれが。

いいね〜〜ヴィクがミストの事を目と体で追いかけてる〜〜〜!!恋愛フラグが見える〜〜〜〜!!!ヴィク今惚れたでしょ〜〜!!またいうけど全員でヴィクに圧かけるのは舞台版だと客なんだけど映画で客はだせないからヴィクが完全に客の役割してるのがわかる。

"Jellicle cats are queen of the night"での腕の動きは神を崇拝している時のポーズとも受け取れて神聖な感じがするよね。

ずっとそこで歌ってるタント。

ミストの存在感(笑)舞台版だと衣装あるキャラはこの時おとなしいから違和感すごい。

あ〜〜ヴィクがかわええ。参加せずに見てる感じが初々しさと純粋さが見える〜〜!そしてマンカスが指揮者〜〜〜!!

ここの振り付けは左側は右手を差し出し、右側は左腕を差し出す。うん。良き。

はい。「こっち」の顔クイッ!あああ好き。

マキャヴィティ(以下マキャ)の演出えっっっっぐ。なにそのかっこいい演出。看板操作しちゃうの映画でしかできないわ〜〜!!舞台版だと赤いモサモサの怪物(四季では毛深いタキシード仮面)でどうしても舞台上ではちょっとしか見れないからいっぱい見れるのいい〜!映画にはどうしても導入や線状がいるからね。よく考えてみればマキャの登場突然だよね舞台版(笑)てかこのシーンは尻尾映さんで良くね?

ピカデリー広場のエロス像の上に乗るのすげーバランス力。やはりリーダーが一番上か。最高。乗ってるだけじゃ無くて捕まってるコメディックな要素もまた良き。

舞台版でも正直思う一番代わり映えのないシーンをカットを多く使うことで飽きさせないようにしているのはいいやり方だと思う。この映画のいいところは飽きさせないカットやトランジションのシーン変化だよね。

おおおこの言い聞かせてる感じがまさにお兄ちゃん!!!!ハイ!!!

このマキャが「what」をいうことでマキャもまたジェリクルの一員である感じが出てる。輪の中には入りたくないが天を共に目指すもの感があって良き良き。

あーーマンカスが色々ヴィクに世界を見せてて周りの猫たちが世界観を作ってる〜〜〜〜!!!!マンカスがヴィクを若干リードしている〜〜!!

ネックレスのダンサー双子可愛いな。

はーい、羨ましそうなマキャ〜!絶対に仲間に入りたくないけど羨ましいんでしょ〜〜!!舞台だと語られない映画だからこそ見える彼の心境を考えるの楽しー!!

ここからは私が原曲でめっちゃ好きな場所〜〜!!”dramaticle cats"でみんなドラマティカルに大袈裟ぶるのいい〜!舞台ではみれない演出〜〜!"oratorical cats"の一列からふわ〜っと腕をあげてはけるのも良い。"dyspeptic cats" 気難しいキャッツで尻尾を嫌がるのもいい動き!"romantical cats"のミスト完全にヴィクにアプローチしに行ってる。今調べて知ったことなんだけど"parasitical cats"ってノミ・ダニがついた猫のことだった笑。歌詞の中にコミカルな部分があってだからこの部分でマンゴジェリーとランぺルティーザが窓を叩き割ろうとするコミカルな部分を重ねたのね面白い笑"Satistical cats"の腕の動き好きすぎてcd聞く時絶対真似する。"mystical cats"で空を見つめる二人。はい。可愛い。もう可愛い。

映画の映像見ながら思うんだけど"hysterical cats"の部分で聞こえる高めの声ってヒステリー起こしてるような感じなんだろうけどここの音声だけ映像と合ってなくてちょっと違和感。多分これ歌ってるのミストでしょ?だったらもっとミストに大きい動きさせて音声と合わせた方がいいんじゃないかな。たしかにその次にミストの"and magical cats"があるのはわかってるんだけどね。

ここからヴィクも踊りに参戦!!!!!!世界観に完全に染まり切ったヴィク!!!!!さすがバレエ団のキャスト綺麗なんだよ動きが…。

順調に楽しんでる中全員が怖がった顔をして避けてゆく…。

ここら辺猫だね〜。仲間わ〜い!ってした後、突然冷たくなるのすごい猫。自分のことは自分でやりなスタンスは崩さないのすごい猫。

まとめ

たった一曲でめちゃくちゃ感想できた。もうね目が足りないし心臓も足りないのよ。

我らのリーダーマンカスお兄様はどのプロダクションでもお兄様なの本当にしんどい。かっこいい。 

やはり映像と音楽が合わさる時が一番見てて気持ちがいい。音ハメというかなんというか。こういうCGの尻尾と耳でリズムを取るのはは舞台版ではなく映画版でしか味わえない最大の醍醐味と言っていいだろう。

しかしカメラワーク、カットやシーン替え、観客を飽きさせない編集技術は絶対褒めるべきだろう。ダンスが多い作品は舞台ではいいけれども映画だと飽きてしまうからこういう色々忙しいのが飽きさせないコツよね。何回も見たくなる。観客へ映像の見せ方がうまい。映画とかああいうのには詳しくないけど私はすごく好きな編集の仕方だと思う。

ダンスが現代的なストリートダンスだけでは無くてバレエもいい感じに混ざり合ってて悪くない比率じゃないかな。私はすごい見やすいと思う。

体のラインが出ているのにエロさは感じさせずアート的な美しさだけを残しているのはこの作品の成功部分だと私は思う。

それにね、一つ一つの線状というか他のシーンに繋がるヒントのための演出も上手いのよ。マキャ、マンゴジェリーとランペルティーザ、ミストの恋愛感情、他にもカッサの姉御肌というか正義感の強さとかね。ちなみにここでグリザベラを入れないのはまだヴィクの純粋さや若さ、彼女の光の部分がまだ見せきれてないからだろうね。ヴィクとグリザベラは真逆の二匹だからどうしてもヴィクの花の部分を見せてからグリザベらの隠、影を見せる方がドラマティックだろうしね。

でも改めてじっくり見てみると顔あたりに模様や毛を生やさなかったのはちょっと残念だなっと個人的には思う。まぁこの作品はCG班あっての作品だからCG班めっちゃモーションキャプチャー苦労したのは良く伝わる。めちゃくちゃ踊ったりするこの映画には映画「アバター」で使うような表情を細かく感知できるカメラやセンサーは使えないからね。顔にディテール入れれなくてしょうがないよね。あと制作時間も短かったって聞くし。

さぁ独り言第一弾の終了です。次はジェニエニドッツ。個人的に唯一映画版であまり好きではないナンバーです。まぁ理由はお察しの通り。キャストは好きなんですけどね、いろんなドラマで見かけてかわいいひとなんだけどね。解釈違いがひどかったのよこれが。

第二弾は暇になったら書きます。

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