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USB-DAC (FX-AUDIO- FX-04J+)のオペアンプを交換してみた

筆者は、FX-Audio-のUSB-DAC FX-01Jを使っていたが、いまひとつ音がぼやけているように感じており、思い立ってFX-Audio-のUSB-DAC FX-04J+に交換してみました。FX-04J+は安価(2024-1-13時点で¥4,610)ながら、価格からは想像できないほどの高音質と評判。実際に交換してみると、全体にきりっとした感じで解像感が向上、なかなかの実力です。
出力側に、差動I/V変換とローパスフィルタをアナログ回路(オペアンプ)で行っており、これが音質に寄与していると思われます。

ハイレゾの性能は低いが、筆者の環境ではCD品質(16bit/44.1kHz)の音源データを使う場合がほとんど。よって大きなデメリットにはならない。

オペアンプ交換

今回、FX-04J+で使用されているオペアンプを交換して、さらなる音質アップを狙ってみました。

オリジナルは、TL072を3個使用している。
真ん中のオペアンプは差動変換用、上下はローパスフィルタ用
IC引抜き工具にてオペアンプを引き抜く
差動変換用のオペアンプにFET入力のMUSES8920、ローパスフィルタ用オペアンプにMUSES8830。
現在、MUSES8920は生産中止。代替えとしては、少し高価であるが、
「OPA827 デュアル(2回路)化DIPモジュール」(秋月電子通商)が良い。

オペアンプ交換後の音質

オリジナルでもなかなかの音質ですが、今回のオペアンプ交換により、
全体に解像度が向上、弦楽器などはしなやかさが増し、ボーカルは浮かび上がるような感じです。ホールトーンなども鮮やかに表現され、ミドルクラスのCDプレイヤーに匹敵する音質。
満足な音に仕上がりました。

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