名曲905 「モノレールのうた」【山野さと子】

ーー洒落た歌詞に心地よいメロディーが上からお届けーー

【モノレールのうた】

モノレールのうた - YouTube

 モノレールは小さい頃に新時代の到来かとさえ思った。それは言い過ぎだがいかにも近未来の乗り物という印象を持ち、憧れたものであった。

 何と言っても空中を走っているのがかっこいい。高いところを見渡してなんて理想的なのだろうと。もう今後は全部この方式でいいじゃないかと思ったものである。大人になってからいろいろ大変なんだなと現実を受け入れたわけだが。

 作詞は伊藤アキラが担当。子ども向けの歌詞はもうお手の物。今回はうまくモノレールの特徴を捉えてコミカルに描いている。地味に神歌詞だと思う。作曲はここでも現れました、一度知ったらもう離せないことでおなじみ小林亜星である。相変わらずまとまり具合がえげつない。

 歌うは山野さと子ということでオールスターなわけだ。子ども向けの曲と侮るなかれ。この曲は十分に通用すると思いたい。

 サビの「君も乗れる、僕モノレール」の部分は幼少期いたく感動したものだった。初めて韻に触れたまである。しかも中身がしっかりしているのでこれまた感動した。小学生、中学生になっても持ちネタで言っていたなあ。すると言われたほうも感心してくれるのであった。

 いまでもモノレールに乗るとテンションが上がる。羽田空港を利用した方なら乗ったことがあるかもしれない。その周辺にはゆりかもめも有名だ。臨海地区との相性は抜群である。生きている間にもうちょっとだけ増えてくれないかなあ。

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