名曲993 「今日もどこかで」【小田和正】

ーー心温まる大感動ソングーー

 今回は例によって小田和正絡みということでしっくりした動画が見つからず。ぜひぜひCDやSpotifyで聴いてほしい。自信を持ってオススメできる名曲中の名曲だ。私の小田和正ランキングではベスト10に入るかなというところである。

 一度きりの短い人生。どれだけの人と出会えるか。それを真に伝えてくれる。20代のいまですらこんなにしんみりしているのだから、時が経てば経つほど沁みるのだろうなあと。

 「くるみ」でもあったが「出会いの数だけ別れは増える」わけでいつしか今いる仲間だけ大切にしようかなんて思ったりもしたのだ。でもこんなのでいいのかと。そんなことを考えるまでもなく仕事や付き合いでどんどん巡り逢っていく。それは縁なのか、必然なのか。いろいろ考えさせられる。曲調がしんみりしているのでかなりセンチメンタル。

 ラストの大サビは非常に秀逸。センチな気分から一気に前向きになれる。これのライブバージョンがまたよくてですね、会場のお客さんが合唱しているんです。どのアルバムだったかなそのバージョンは。

 この歌詞には小田和正の代名詞ともいえる風がない。それだけメッセージ性が強いと私は解釈する。いまでも小田和正を取り上げる際でバックに流れることもある、現代でも耳にすることの多いこの名曲。多くの人に知ってもらいたい。

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