名曲873 「ひゃくごじゅういち」【石塚運昇】[ポケットモンスター]

ーー君たちとの思い出は全部、ちゃんと覚えてるーー

【ポケモンED ひゃくごじゅういち】

ポケモンED ひゃくごじゅういち - YouTube

 最近、サトシが引退したというニュースを見た。最終回はこのnoteで取り上げた「タイプ:ワイルド」が流れ、多くの古参ファンが涙を流したという。私もその一人。噓。実際泣いてはいないが、肩を震わせてしまった。

 私はリアルタイムで見ていた時期が大昔ということもあり、立派な古参だ。ポケモンはジラーチとかまでくらいしか知らず、それ以降はあんまり詳しくない。同世代の中でもきっとポケモンを言えないほうだろう。最近になって動画サービスで昔のポケモンを見まくっている。よって昔のポケモンなら詳しい老害だ。いいですなあ、サトシカスミタケシ。

 今回の曲は初期のエンディングである「ひゃくごじゅういち」。オーキド博士、ナレーションを務める石塚運昇の歌声が特徴だ。平成アニソンの中でも屈指の出来といっていい。リズム、テンポを最大限に重視しており、子どもに歌いやすいまとまり具合なのだ。

 具体的にはそりゃやっぱりぜったいがっちりサビでしょう。Aメロを超えない盛り上がり方にしているのが絶妙なのである。緩みをうまく利用している。それがエンディング特有の寂しさを演出できているのだ。ゴリゴリのバラードにしなかったのは当時のポケモンの世界観ならではか。ポップなものに仕立て上げ、本格的に人気が出てからバラードを採用するようになった感もある。

ポケモン めざせポケモンマスター編ED1 「ひゃくごじゅういち」 石塚運昇 - YouTube

 このピカチュウがかわいいのなんのって、昔のポケモンってあざといくらいに全体的にかわいいのですわ。1話のピカチュウ(サトシに懐く前)なんて強烈にかわいいし、まるまるしてるし声も野太めだしあとコダックとかプリンとかどうしてそんなにかわいいことしかできないのってもうなんというか爆発してやなかんじーっていう。

 ……いま見てもポケモンは楽しめます。大人になりきってしまった皆さんもぜひ。

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