ーー後期の最高傑作といっても過言ではないーー

【オフコース/君住む街へ】

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　ここ最近、80年代後半の曲を多く取り上げている気がする。たまたまなのだが、この年代は過小評価されがち。今回取り上げるこの曲も、「さよなら」とか「言葉にできない」とかと同じくらいの扱いでもいいのにと思っている。

　オフコースの中でベスト５には入るであろう屈指の綺麗なメロディー。なんだろう、人生の最終章みたいな雰囲気まで感じられる。つまりは天国に上っていってしまうかのような。神々しい景色までも連想できてしまうのだ。

　私がこの曲と出会ったのは比較的早く、オフコースにどっぷり浸かりかけていた時であった。名曲950でも取り上げたあの名曲が人生トップ５クラスになっていて、もうほかにいらんなみたいな雰囲気になっていたのだった。でも、後期にその宝は眠っていた。鈴木脱退後にもこんな名曲があったとは。

　そうして後期もなめちゃいかんなと思い、気づけばほとんどの曲を耳にするようになったのだった。ああ、本当にいい時代だったもので、時間を気にせずガムシャラに追い求めていた。

　この曲の素晴らしさはやはり一定数知れ渡っているようで、私の知人の年配の方も知っていた。これが私の同年代にまで行き届くようになれば嬉しい。そしてさらにその下の世代にも。