名曲498 「パプリカ」【Foorin】
ーー世界は任せられると確信した地球代表の名曲ーー
【【パプリカ】ダンス ミュージックビデオ | Foorin×米津玄師 | NHK】
徐々に記憶から薄れていくオリンピックの記憶。いまはまだ鮮明に思い浮かべる人も多いだろう。しかし、そうもいかなくなってくるのが人間の限界。では前々回のオリンピックの開催地はどこか。その前は、そのまた前は。……ああ。
東京オリンピックは新型コロナウィルスの影響で1年先送りで開催された。2018年にリリースされたこの曲を覚えているだろうか。もう懐かしさを感じる時期に差し掛かっているといっても過言ではない。国民的ヒットとなった「パプリカ」だ。
当時(いまもなのか)に大流行していた米津玄師がプロデュースした。作詞作曲も務めている。実は元々、米津玄師に対してそこまで評価していなかったのだが、この曲で手の平をくるっと返した。すみませんでしたと。
この曲はまさに国を挙げての完成度である。メロディー、歌いやすさ、親しみやすさ、どれを取っても最高峰なのだ。老若男女に歌いやすい点は大きな特長である。
{曲がりくねり はしゃいだ道 青葉の森で駆け回る 遊びまわり 日差しの街 誰かが呼んでいる}
さわやか。なんて気持ちのいい情景だろう。
{夏が来る 影が立つ あなたに会いたい 見つけたのはいちばん星 明日も晴れるかな}
{パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ}
童謡チックな表現も交え、和を強調させているのもいい。サビのレベルの高さはかなりのもの。全世界に「これが日本で有名な曲です」と紹介しても決して恥じない内容となっている。
余談だが、私は当時バリバリ昔の曲にハマっていて(シティポップ全盛期)現代の曲をほとんど聞いていなかった。その影響もあってこの曲を耳にしたのはなんと2019年の大みそかである。あれっ、いい曲があったんだなとそこで知ったのだ。紅白歌合戦もそういう意味でありがたい。
さらに余談だが、パプリカは夏の季節の食べ物である。私が恐れているのは、夏を迎えてまたこの曲を取り上げてしまわないかということ。じゃあいま書くなよと言われそうだが。最近暖かくなったんでお許しください。
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