自分が不労所得を得るためには「自分の分身」を作らなければいけない。それが前の記事で考察した結論です。では果たして自分はいったいどんな分身を作ることができるのでしょうか？

ここは新たに発想するよりも「消去法」で考えたほうが良さそうな気がしますので、まず職業という観点から「これは絶対に無理だな」というものを考えて、選択肢から消去していきたいと思います。

まず第一に消去するのは、ミュージシャンという選択肢です。

楽器を演奏するのは好きなので若い頃にバンド組んでライブしたり、オリジナル曲作ってレコーディングした経験とかありますけど、まさか今さら自分がミュージシャンや芸能人になれるとはこれっぽっちも思っていません。この選択肢は完全に消去します。(なりたくてもなれませんけどね)
たまに自宅で、大好きなBlankey Jet Cityの曲を一人で演奏してYouTubeにあげて自己満足してますが、それだけで満足です。

その延長というわけでもないですが、芸能人や俳優など、いわゆる「メディアに顔を出して活躍する仕事」も完全に選択肢から消去します。

もちろんイケメンでもなければ演技なんて絶対できませんし、何がどう転んでもその方向性で活躍できるとは思っていません。人生に遅すぎることはない、なんて言いますがさすがにこれは無理。可能性ゼロです。

次に消去するのは何でしょう？そうですね。漫画家や作家というのもムリですね。
子供の頃から絵は得意でしたが、所詮は「得意」という程度のレベルです。漫画家なんて目指すレベルには到底なれませんし、おもしろいストーリーを考えるような独創性もありません。私はどちらかというと「目の前にあるものをマネして書く」ことはある程度はうまく描けますが、何も見ずにオリジナルの絵を描くのがとても苦手です。

たとえば急に「ライオンを描いて」といわれて写真を見ながら書くとそこそこ上手く描けますが、何も見ないとホントに下手くそな絵しか描けません。その程度です。

文章を書くのも好きですが、同じく独創性に乏しいため、オリジナルのストーリーを創造することはできないと思います。ましてやそれを締め切りに対応しながら継続的に量産するなんてことは絶対にできません。ということで選択肢から消去します。

では、「ブログを書く」というのはどうでしょうか。実はブログを書いてアフィリエイト収入を得るというスタイルには何年も前から惹かれていて、何度もチャレンジしたことがあります。しかし、そのことごとくが失敗に終わりました。失敗というのか、いわゆる「継続できずにやめてしまう」のです。

WordPressで何回もブログ立ち上げましたし、無料ブログも何度も立ち上げては、気に入らなくなったり継続できなくて削除する。そのくり返しです。原因はいったい何なのでしょうか？

文章を書くのはきらいではありません。いやむしろ好きです。好きだから、こんな他人が見ても何の役に立たないような記事をせっせと書いているわけです。では、なぜ継続できないのか？ここを少しだけ掘り下げてみないとダメな気がします。同じ失敗をこれ以上くり返すのは時間の無駄ですからね。

ブログを継続できない理由①
単に継続力がないことですかね。質よりもまず継続する習慣をつけるために「とりあえず100記事書くぞ」とか決めても30記事も書かないうちに更新が止まってしまいます。

ブログを継続できない理由②
何かを紹介するのが苦手なのかも知れません。アフィリエイト収入を得るということは、ブログを通じて何らかの商品やサービスを購入してもらう（もしくはクリックしてもらう）必要があります。そのためには、適切なキーワードを選んだり、SEOなどにも配慮して、売れるための文章を書く必要があります。自分が書きたいことを書いていてもブログで稼げないということは、ブログの本をたくさん読んで理解しているつもりです。

ですが、その方法で文章を書こうとしても、どうしても書けない自分がいます。このnoteみたいに、自分が頭に思っていることをそのまま文字にするのは楽しくて、ストレスがないのですが、いざ「稼ぎたい」と思ってブログを書くとなると、途端に手が止まってしまいます。
お金を稼ごうとするわけですから、自分が書きたいことを書いていてもダメな事は、理屈では理解しているのですが、継続できないのです。

「楽しくないから継続できない」のか、「継続できなくて結果が出ていないから楽しくない」のか、どっちが先なのかよく分かりません。
とにかく「稼ぐためのブログ」に何度も挑戦して失敗してきました。ということは、私は稼ぐためにブログを書くができないのかもしれません。

例えばですが、今このnoteを書いているみたいに、自分が今まさに考えていることや、悩んでいること、それに対して自分で考えて、行動して、ひとつずつ自己解決していく。その過程をそのまま書いて、それを見た誰かが「役に立った」と思ってくれる。そして一定の読者がついてくれたりする可能性はゼロでは無いかもしれません。
ただし、そのような記事を書いたところで、ブログで稼ぐという結果にはつながらない。もしくはつながったとしても5年や10年くらいの年月を要してしまうのではないかと思います。

もちろん、ブログを育てるのに長い年月がかかる事は理解できていますので、もしかすると、長期的な目標を立てて、ブログやnoteを書き続けることも選択肢として可能性ゼロではないのかもしれませんが、とりあえず一旦今この段階では、プログに対する掘り下げをここでストップしておきます。

そして、他に自分が作れる分身がないか？その可能性を考察していきたいと思います。

音楽もダメ、絵もダメ、文章もダメ。それでは一体どうやって自分の分身を作れば良いのでしょうか。

他に思いつくことと言えば、「不動産」か「株」くらいでしょうか。私は不動産の仕事を15年以上やっています。ジャンルも投資用マンションなので、いわゆる「不動産から家賃収入を得る仕組み」は人並み以上の知識を持っています。ただメリットを知っているのと同じぐらい、デメリットやリスクも理解しています。

今すぐ自分が資産運用のために不動産を購入すると言うことをリアルに考えた場合、家族の事や、現在の自分の収入や、貯蓄のことを総合的に考えると現実的ではありません。ですので一旦「不動産を所有する」という選択肢は今この場では消去します。

では、残った「株」はどうか。株を売買してどんどん資産を増やしていくという方法にはすごく興味がありますし、憧れもあります。
大きなパソコン画面をいくつも並べて、デイトレしているような、そんな生活にも一時期憧れていた時期もありました。ただ身近に、デイトレやFXにはまって何千万も稼いだあと逆に何千万も負けて結局借金が残った人もいたので、その怖さも十分理解しています。

特に、軽い気持ちでFXなんかに手を出すと、痛い目に会うでしょう。人間の心理なんてモロいものですから、勝っているとついつい利益に目がくらんで「もっと、もっと」と欲が出て、冷静な判断ができなくなり、結局、大負けてしまうのがオチです。

実をいうとわたしも熱くなるタイプで、若い頃はパチンコやスロットでかなり痛い目に会いました。負けているときに財布にお金が入っていたら、「あと千円、あと千円で、、」と止まらなくなり、結局全部突っ込まないと途中でやめられないタイプです。それどころか財布のお金がなくなったらATMに行ってお金を引き出してまで突っ込んでしまうようなタイプです。若い頃の話しですけどね。

以上のことから、私は自分の感情が介入する形で株やFXに手を出すのはリスクが高すぎるといえます。

ただ裏を返せば「自分の感情が一切介入しない仕組み」を構築すればどうなのでしょうか？

くわしい事は調べてみないと分かりませんが、確か株の取引はある程度自動化できるはずです。例えば5%下落したら、自動的に売り注文を出すとか、株価が何円になったら買うとか、何円以上になったら利益確定のために売るとか、そういった条件をあらかじめ設定しておけば、その仕組みのルールに基づいて自動的に株が売買されるため、感情によって損失が拡大したり、必要以上に高い利益を追い求めて利益をの確定をし損ねると言うこともなくなるはずです。

この方法なら、自分がパソコン画面と向かいあったり、ずっとスマホにくらいついていなくても、半自動的に株の売買を行うことができます。

もともとExcelの関数を組んだりするのはめっぽう得意な方なので、株の売買に関するルールを論理的に考えて、リスクを最小限にして、少しずつ着実に利益を積み上げていくような条件設定をしてしまえば、少しずつではありますが、資金を増やしていくことができるかもしれません。なんだかそんな気がしてきました。

とは言え、そんな簡単に物事が進むとは思えませんので、今回の記事はいったんここで終わりにしておいて、今の自分がやれそうな可能性として1番高そうな「株の売買の自動化の仕組みを作ってみる」ということを、次回の記事でもう少し掘り下げてみたいと思います。