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Weiboで話題になっている投稿から学ぶ、中国のネット用語【その2】

早速第二回のレッスンになります!
前回残したお題はまだ覚えてらっしゃいますかw?
「ネタ」を中国のネット用語でどう言います?
答えは、
「段子」(ダンズ、duan zi)。
もはやネット用語かどうかがわからないレベルで随分前から流行ってきた言い方で、うちの父も普通に使ってますw

今回のネット用語はこちら、

単語:「笑到打鸣」(しょうダウダミン、xiao dao da ming)
話題:中国TOP10にランクインしてる大学、上海交通大学の受験生向け動画(注:アンオフィシャル)

「笑到打鸣」は、直訳でいうと、ニワトリの鳴き声みたいに大笑いしてしまったという意味。ユーザーが通常投稿やコメントする際に、「笑到打鸣」を投稿文に入れて「これめちゃ面白い」と表す傾向がみられます。

今回こちらのバズった投稿は、
「哈哈哈哈这个上海交大的招生视频真的是笑到打鸣!」
(wwwwwwこの上海交通大学の動画はめちゃ面白い!)
と「笑到打鸣」を取り入れました。
内容は、上海交通大学の受験生向け動画の投稿(注:アンオフィシャル)になります。

公式で出したものではなく、どこの誰かが勝手に作ったものだそうだが、
個人的に、アリババ傘下の物流子会社「菜鳥網絡」の利便性のアピールはちょこちょこ出てるため、もしかしてこちらの会社が手がけたものではないかと思います。(興味のある方は、菜鳥網絡って検索してみてください)

バズったツボとして、90年代生まれの人の共通記憶とも言える、
「蓝翔技校」というショベルカーを強みとする専門学校のCMをオマージュしたからです。
昔こちらの学校はよくテレビCMをやってて、全然ドレンどに乗っていないダサさと力強いナレーションは多くの人の心に「蓝翔技校」という学校の名前を残すことに成功しました。

今回バズったこちらの動画は、わざとこういう「ダサさ」の部分を残しつつ、「一番近い駅はただ20キロ」「グローバル的に一番流行りの専攻は、全部ない」と、自虐的な口調を採用。

例えば、

▼「グローバル的に一番流行りの専攻は、うちは全部持っていません」


▼「あなたの点数が決まったのは、あなたどちらの大学でゲームするということだけだ」

などなど。

まさに、上海交通大学の公式アカウントからもコメントが寄せられました。
公式で作ったものではないが、受験シーズンの中、純粋に宣伝活動として乗っかってるかなと思います。(実際、インタビューを受けた大学側の担当者もどこの誰かが作ったかわからない状況だそうですw)

興味のある方は上のリンクから、実際の動画を見てみてください!
それでは、また次回、

つづく。

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