ノート

Weiboで話題になっている投稿から学ぶ、中国のネット用語【その4】

今回見出し画像変わったよって気づいた方も多いと思いますが・・・
絶対気づいた人いますよね?ね?w

今回の単語はこちら、

単語:「比耶季」(bi ye ji、ビーイェージー)
話題:中国の卒業シーズン

日本では、3月前後は卒業シーズンになるが、中国は6月前後になります。「比耶季」は、直訳で行くと、「ピース」をやるシーズンという意味。
写真を取る時に、ピースをやるのはおそらくグローバル的に共通していることだが、中国語では、これを「比耶」(ビーイエー)と言います。

「比耶」は中国語の「卒業」の発音と似てて、卒業写真を取る際にみんなピースをやるという意味合いも込めて、「比耶季」=「卒業シーズン」似なります。

中国の人気俳優のリー・イーフォンが、卒業生向けの「#比耶季# 卒業おめでとう」との投稿に多くの人が共感。
▼リー・イーフォンさんの投稿キャプチャ


▼ハッシュタグ「比耶季」のキャプチャ

卒業シーズンは一つ大きなモーメントとして、Weiboでも、ハッシュタグだけで30億超えの閲覧数と千万を超えたディスカッション数を獲得。

Weiboのハッシュタグは、ユーザーが自ら積極的に取り入れる傾向があまり見かけてなく、TwitterやInstagram並みの拡散力・影響力がないし、特定のハッシュタグで特定なターゲット層にリーチしても、エンゲージメントの獲得も難しい状況。
ただ、Weiboの企業公式アカウントを運用するにあたって、モーメントのヒントとして話題になっているハッシュタグを追うことも一つの近道だと思います。投稿文に取り入れればみんな反応してくれるという使い方より、モーメントリサーチのツールとして活用する方が効率的だと、最近考えてます。

前中国でタレントビジネスをやっている友達と話してたが、
やはりWeiboで時事ネタを取り入れつつ、トレンドの文脈に沿ってユーザーとインタラクションをめちゃ取るやり方はなかなか通用しないのは現状だと、二人とも実感しました。
Weiboが流行り始めた頃だと、家庭用洗剤の「タイド」というブランドを始めに、企業アカウントは「中の人」式の運用でかなりの人気を得てたが、今はもはやそういう時代ではなくなりました。代わりに、インフルエンサー・タレント施策+プレゼントキャンペーンの取り組みは流行りになり、Weiboでエンゲージメントを獲得する「正解」みたいなものになってきました。
だが、次の時代に何がくるかと諸説があるが、変わらないのはコンテンツは話題性のある・展開しやすい〇〇文脈に沿うかどうか、モーメントを捕まえたかどうかということ。と個人的に思います。
まあ、これも、実はグローバル共通なポイントかな。

つづく。

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