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台風19号到来

台風の話ばかりだ。

およそひと月ほど前、台風15号が千葉県に大打撃を与え、停電・断水という被害にあったという記憶は新しい。あの日は台風自体はそれ程長居はしなかったので、その後の停電・断水が本当に堪えた。断水してトイレの水も流せず、給水車には5時間並ばされ、停電のせいで漏電し、原因がわからず1日停電してしまった。暑い日だったので、本当にまいった。汗がすごくても好きなだけお風呂に入ることも叶わず、残り湯でかけ湯して凌いだ。

甚大な被害を残した15号。今度は世界第2位の規模の台風19号が来るという。1日のうちに何度も天気予報の画像を見る。……これはもしや、千葉県は中心の円を外れるのでは?千葉県外の方には本当に申し訳ないけれど、予想通り、千葉県は外れて、先日のような目にあわずに済んだ。

しかし。

こんなこと、かつて無かったのだけど台風が通過している間、すごく怖い!泣きたいほど怖い。風の音は止むことなく永遠に続きそうに思えるし、家が揺れているせいか、悪天候の船底の船室に寝ている時のように気持ちが悪く、軽い吐き気を覚える。頭痛は言うに及ばず、とにかく頭がくらくらする。寝る時に自然音で雨音を聴いているくらいなのに、ただ怖い。それは停電などが怖いのではなくて、ただ怖いのだ。

雷や地震は元々嫌いなのだが、台風が単純に怖いと感じたのは初めてで戸惑う。確かに人が怖いと思う大抵のものは怖いのだけど、高いところや虫や……。

とりあえず知人に「大丈夫だ」と確証をもらい、頭の中で「大丈夫だ」と繰り返した。もちろん、吐き気止めと頭痛薬は飲んだ。子供のようなものだ。親に「大丈夫よ」と言われ、その言葉にすがりつく。情けない。いつもは自分が励ます係なのに……。

幸い子供たちは大きくなったので、パニックを起こして泣くこともなく、みんな自室で大人しくしていた。わたしもできるだけ他のことを考えようと書き物をしながら「大丈夫」と唱えた……本当に情けない。

大人になったら情けないことがあってはいけないという決まりも、怖いことがあってはいけないという決まりもない。でもやっぱり恥ずかしいのですね、そんな自分が……。

県外では水害がひどいらしい。河川の増水はサドンデスな雰囲気で、きっと眠れない夜を過ごすのだろうなぁと思う。そう思うと、被害が今回少なかったことがなんだか申し訳ないのだけど、個人的に怖い目にあったので許してもらえると……。

こんな大人に育ったことに申し訳なく感じる一日でした。東日本大震災に次いで、怖かったです!

あとは、炎症を起こしてる腰痛と肩こりを何とかしないと……。

明日は少しは執筆を進めたいものです。

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