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WCSを夢見た田舎者が夢破れたお話

こんにちは。

タイトルの通り、今回はデッキ構築の記事でも詐欺記事でもありません。

今年1年間の振り返りと来年に向けての展望をつらつらと書く記事なので、読んでも大したメリットはないと思いますが、最後まで読んでいただけると何かいいことがあるかもしれません。


1.2019シーズンに入る前のこと

ご存知の方も多いとは思いますが、私は3年前に岡山でポケモンカードを始め、てつさん(twitter@herotetsu)というプレイヤーに競技としてのポケモンカードを教えてもらいました。

2017シーズンは自分はほとんど大会に参加しませんでしたが、てつさんは世界まであと1勝届かず、私も自分のことのように悔しがっていたことを覚えています。

2018シーズンは私が初めて全国を回った1年でしたが、最終csp215でランキングも100位程。世界に行けるTOP25のプレイヤーの足元も見えていませんでした。

しかし、2019シーズンに入る前、公式から発表されたのは、

「ランキング50位がDAY1」

単純に考えて世界に行ける枠が2倍に広がりました。

そこでてつさんと考えたのは、

「すべての大型大会に遠征して、どこかで一発当てればDAY1は固い」こと。

遠い夢だったはずの世界が手に届くのではないかと感じ、夢が目標に変わりました。

「絶対TOP50に入る」という目標をもって、2019シーズンを迎えました。


2.地元のこと、田舎のこと

前述の通り、私は岡山でポケモンカードを始め、今は広島県の田舎に住んでいます。ずっと中四国にいることもあり、多くの知り合いができましたし、いつも応援してもらったり、自主大会に参加いただいたりと皆さんには頭が上がりません。

しかし、ポケモンカードの環境から考えても中四国は本当に田舎です。HANDの戦い方が全く浸透していないような魔境です。

当たり前ですが、大型大会に遠征するにも一苦労(シニア以下のプレイヤーは場所によっては大会に参加することもできません)です。そもそも世界を目指してポケモンカードをやっている人は片手で数えるほどしかいませんし、昨年の大型大会の決勝トーナメントに進んだのは私が把握しうる限り5人しかいません。

ただ、それは仕方ないことでもあります。学業や仕事を蔑ろにしてまで趣味に没頭できる人はめったにいません。

このため、シーズン中、中四国の様々な人にある言葉を言い続けてきました。「応援してください」と。

自分の目標だけでなく、満足にポケモンカードをできない人、世界を目指したくても目指せない人の分まで背負って、田舎から世界へ行こうと考えました。

そして、今年は好きでもないカープのユニフォームで遠征しました。広島出身をアピールしたい気持ちもありましたが、1番は中四国の皆さんの気持ちを背負って戦っているという気持ちになれたからです。

※ちなみに私は大のジャイアンツファンです。

実際には、自分には全然実力がなく、時間とお金に余裕があるという理由だけで、中四国の皆さんの思いを背負おうとしていました。よくよく考えると、それをよく思わない人がいるのは当然ですし(何度か反発がありました)、それを勝手にプレッシャーに感じてしまうこともありました。

それでも、応援してくださる人が大多数でしたし、大会時の応援のコメントなどが私の力になりました。今年は「期待に応えられず申し訳ない」とばかり口にしていましたが、改めて申し上げます。ありがとうございました。


3.今シーズン振り返り

私は性格上、勝ちゲームはすぐ忘れますが、負けたゲームは一生忘れません。今回は今年の全対戦で、なぜ負けたかを書きます。

(1)チャンピオンズリーグ

①東京5-3(ルガゾロ使用)

・ミラーでルガルガンが2枚サイドに落ちた

→仕方ない。

・ズガドーンに押し負けた

→ズガドーンというデッキの正しい評価ができていなかった。準優勝するスペックのデッキを無視していたのだから、デッキ選択がよくなかった。

・先行やぶれかぶれで事故った

→調整時にサポート札を1枚削っていた。調整方法が良くなかった。

②新潟エクストラ5-2(ロンゾロ使用)

・全勝卓で階段マッチの後進に引き殺された

→環境的にピン差しカードをギラティナではなくオドリドリにすべきだった。

・レックウザに引き殺された

→事故もあったが、大多数を占めるレックウザ相手に、デッキが回る前提の回答しか用意していなかった。

③千葉エクストラ4-3(ジラサン使用)

・オーロットに時間切れしてしまった

→勝ち筋を追っていたが、時間が足りる筋ではなかったので、早めに投了すべきだった。

・フェロマッシにレッドカードを使われ2ターンで負けた

→ドローにつながるカードをかなり採用していたので仕方ない。

・パンプジンギラティナ相手にヤブクロンを2枚並べるも、3ターン進化できるカードを引かず、ばらまき技でサイドを逆転された。最後のN&スラッシュGXでターンが帰れば勝ちだったが、サーチャーを引かれて負けた。

→序盤からヤブクロンを出す必要はなかった。

④京都3-3(ウルネク使用)

・レシリザに押し負けた

→シャドーインパクト40の場所が悪かった。自分が悪い。

・ピカゼクに事故らされた

→終始運が悪い対戦だったが、そもそも持ち込んでいるデッキがよくなかった。

・キングザブーンされた。

→仕方ない。

⑤JCS7-2(フーパブラッキージュゴン使用)

・ゾロアークにドローゴーして負け

→ドロサポにつながるカードをかなり採用していたので仕方ない。

・モクナシガノンに事故ってサイド差を付けられ、最後スタンプで止まれば勝ち盤面まで持っていくも、デデンネGXからきれいに回された。

→同上

(2)シティリーグ

①福岡4-1→1没(ロストマーチ使用)

・マッシルガンにドローゴーして負け

→仕方ない。

・サンダーゼブライカに先2タイマーボール4裏でサンダーすら倒せず負け

→仕方ないが、ジラサンを意識したデッキ選択ではなかった。

②広島3-2(サルコケコ使用)

・ジラサンにドローゴーして負け

→パワーを高めるあまり安定感を欠くデッキだった。

・ピカゼクにドローゴーして負け

→同上

③大阪5-1→2没(HAND使用)

・ジラサンねこびよりに戦い方がわからず負け

→冷静にプレイしていればミスしなかった。

・ジラサンUBにラフ単騎をサンダースに倒された

→最悪のことを考えていなかった。楽をしようとしていた。

④広島6-0→1没(エンニュートHAND使用)

・水バレット相手にカードを使いすぎて手札が34枚しかなかった

→練度が低かった。

(3)まとめ

個人的な考えですが、敗因を運負けとしか考えられないのはダサいですし、今後の成長にもつながりません。今年の敗因の半分くらいは運が絡んでいますが、その運負けは運以外の要素でも負けています。そもそもの話、自分のデッキ選択はそれで正解だったのかという問題もありますからね。

自分のことになりますが、今年はデッキ選択がまだ甘かったと考えていますし、デッキを0から作る能力も身についていません。プレイングの練度は今年1年を通してかなり成長を実感できているので、来年以降はデッキをどんどんつくる努力をしようと思っています。

(4)最終結果

57位でした。世界のボーダーまであと20ポイントだったので、もう少しでした。目標は達成できませんでしたが、順調に成長できているとは思います。今年走り切って来年はゆっくりしようと思っていましたが、来年も走り切ることになりそうです。


4.終わりに

自分に足りないものはデッキビルド能力もそうですが、「練習する体力」も他の人よりありません。

広島最強プレイヤーのアキノヒトは大会前はほぼ寝ずにデッキ調整を続けていますし、広島最強ルーキーのるるさんは毎日1こデッキを作っています。

のんびりやっていると彼らには一瞬で抜かされてしまいそうですので、ポケモンカードをする体力をつけようと思います。

具体的には、お酒を減らして運動します。最近のポケモンカードはスポーツみたいなものなのに、私の体は全然スポーツマンらしくはありませんからね。

そして来年の情報も発表になり、今年同様ランキングTOP50人が世界に行けることが判明しました。

来年こそは世界に行きたいのでまた来シーズンも中四国の皆様、よろしくお願いします。


5.終わりにⅡ

2020シーズンの開幕が9/22のCL東京であることが発表されました。

そこで、練習の場として第4回ロズレイド杯(仮)を開きます。

日時:9/15(日)

場所:カードショップ福山店

詳細は後日発表しますので、よかったら参加してみてください。





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