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シティリーグ福山予選全勝!? 超越ゲッコウガ解説!

1.始めに

こんにちは。

岡山のチームのOPAにも加入したむすこもりです。

今回はシティリーグシーズン4(広島)で予選全勝(6-0)、決勝1没のベスト16になれたということで記事を書きたいと思います。

ベスト4に入るという目標のもとGWをポケカの練習につぎ込んでいたのでこの結果に全く満足できていませんが、反省の意味も込めて私の思考や環境読みを公開します。

最後までお付き合いいただければと思います。


2.環境予想

CL京都の後、新弾のスカイレジェンドが発売されました。環境を把握しないとデッキが作れないため、まずはスカイレジェンド環境で勝っているデッキを考察します。

(1)シティリーグ神奈川(4/28)

優勝

ウルネク

準優勝

ルガゾロペルべトン

ベスト4

ルガゾロユキメノコマナフィ

ゾロジュゴ

ベスト8

サナニンフ

ジラサン

レシリザ

TAGベトン

ベスト16

ルガゾロペルベトン

ズガドーン単

ガブギラマネロ

パンプジンニダンギルゼブライカ

ジラサン

ヌオーフリーザーコイホエケルディオ

モクナシ

ピカゼク

分かったこと

・レシリザが上位に上がれていない

・割と何でもいる

・ケルディオ、ユキメノコ、パンプジンが台頭している


(2)シティリーグ愛知(4/28)

優勝

ウルネク

準優勝

メルカリHAND

ベスト4

ゾロペルジュゴンべトン

モクナシガノンチェリム

ベスト8

マタドガス

もぐもぐLO

ピカゼク(メット、フラダリラボ、アセロラの耐久型)

ルガゾロペルヤドベトンカミツルギ(ムサコジ入り)

ベスト16

ガブギラマネロランドミミッキュネクロ

モクナシアゴレックバナ

その他不明

分かったこと

・モクナシは増えるかもしれない

・ウルネク同日優勝

・もぐもぐLOは知らない


(3)シティリーグ大阪(4/29)

優勝

ジラサンカルゴ

準優勝

ウルネク

ベスト4

ピカゼク

サナニンフ

ベスト8

ゾロベルベルト

サナニンフ

ウルネク

パンプジン

ベスト16

ガブギラマネロ

シャワーズフリーザーケルディオ

ルガゾロ

ゾロダスト

ウルネク

ジラサン

レシリザ

水バレ?

分かったこと

・ホドホドさんはべロベルトが好き

・ウルネクがメタられていない

・レシリザが復活しない


(4)その他

・noteの記事でおなじみの葱さんやCL京都準優勝のタケトさんががパンプジンのデッキを公開されました。


・ポケカメモ杯の1~3位にウルネクがいることを確認しました。


(5)環境考察

私が参加するのはシティリーグ広島です。都会とは異なり、環境が回るのが一足も二足も遅く、また環境にかかわらず「これを使う」と決めて参加するプレイヤーが一定数います。これら中四国の田舎要素だけではなく、環境最前線でしのぎを削りあっている九州の遠征勢からも目を背けることはできません。

シティリーグで結果を残したことにより意識しなければならないデッキとしては、ウルネク、ゾロアーク系、レシリザ、サナニンフ、ジラサン、水バレット、ガブギラ、パンプジンなどが挙げられます。


その他、最近のシティリーグでは上位にはいないものの意識せざるを得ないデッキもあります。

ブラッキーフーパはCL京都でとーしんさん、あむさん、アリスさんが使用したことで一躍有名になり、プレイングも難しくないため使用者が増えました。フーパでつまされるデッキを使用することがためらわれる環境になったとはいえ刺さるデッキには刺さりますが近頃は全く見ません。

エンニュートHANDはリョウさんが有料記事を公開され、その後みやししさんがシティリーグで活躍されたころからプレイヤーが一定数いるイメージです。構築単位で有利を取れるデッキが限られているため、これも無視できません。

以上を踏まえたうえで環境考察結果です。


多い

ウルネク

ガブギラカラマネロ

ゾロアーク

サナニンフ(ブルー型しかいない)

ジラサン(雷型・UB型)

レシリザ(京都優勝に近い型)

パンプジン

エンニュートHAND

三鳥+ケルディオ+ヌオー+フリーザー

ブラッキーフーパ

少ない


これを踏まえ、次のようなことを考えました。


①カラマネロに対する妨害カードを採用したい

ここ最近は採用されることがめっきり少なくなっていましたが、ウルネクやジラサン、ゾロアークの台頭により、アブソル、ウソッキーが刺さる環境だと判断しました。これらメタカードを自然に採用できるパワーの高いデッキを作りました。

レシリザ


サナニンフ

(隠密、まんたん→スタンプ2)

②広く対応できるデッキを作りたい

明確な不利を取る相手が少なく、広くプレイングで勝負できるデッキを作りました。

ガブギラ

(ギラティナ、アセロラ→スタンプ2)

ジラサンUB

③もうポケモンカードしたくない

作ったデッキは強いデッキであることには間違いありませんが、それでもベスト4に入れるデッキではないと感じました。京都の記事で書いた「初見殺し」の要素がないためです。

そんな時僕がこれまで安定して勝てたのはラフレシアHANDを使用しているときだけであることを思い出しました。そうです。僕はポケモンカードが上手ではないプレイヤーなので、勝つためにはポケモンカードをしなければいいのです。

ラフレシアHANDは以前の記事で書いた通り、プレイスピードの点で使う資格がないため、没。エンニュートHANDが候補に挙がりました。
しかし、エンニュートHANDの相手をする練習を積んでおり、スタンプを打つタイミングや倒すポケモンの順番など、私には対エンニュートHANDのノウハウがあったため、一人回しの自分相手に安定して勝つことができませんでした。

このような不毛なGWを送っていましたが、ある日ふと読んだ記事に衝撃を受けます。

まだポケモンカードしない方法あるじゃん…


. 超越ゲッコウガの考察

みなさんは超越グレイシアというデッキをご存知でしょうか。

以前私が使用したレジギガスHANDのパイオニアである奈良のプレイヤー「ノコノコさん」が以前作成されたデッキで、ポケカ界を荒らした強力なデッキです。

超越グレイシアは、1ターン目にデッキを掘り進め、次のコンボを決めて相手を完全にロックします。

①相手の手札を0にする

②グレイシアGXをバトル場に置くことで相手のEX、GXの特性を止める

神出鬼没ゲッコウガを使用したハンデスデッキの原案を見たときに、超越グレイシアのことを思い出した私は、すぐさまデッキ作成に取り組みました。

元のレシピはマーシャドー+ジラーチ型でしたが、1ターン目にデッキを掘り進めることが難しかったため、次のようなムウマージ型のデッキを作成します。

以下採用理由となります。

ゲッコウガGX2
1枚盤面に出したいから2枚
2進化を踏み倒しており、技のコスパが非常に良いため超越の相方として優秀。
130の打点が大抵のポケモンを2発で倒せ、フーパの特性やこだわりメットも無視できる。
GX技でベンチのポケモンを返せるため、先1カキにも対処できる。

ムウマージ3-3
デッキを掘り進めてパーツを探すために採用。ハンデスが決まるまで何度でも使用したいので3ライン。レスキュータンカが厚いため、4ラインは過剰だった。
ムウマージを手札に引いた場合はポケモン通信で山札に戻したい。

マタドガス3
2枚を確実に使うため、3枚。
これも同様に序盤に手札に引いた場合はポケモン通信で山札に返すことを意識したい。

マーシャドー2
ボールからドローできる事故防止カード。序盤の手札にダボ付いたカードを山に返す役割もある。

デデンネGX2

デッキを回す過程で1度使いたいため2枚採用。手札にムサコジ、スタンプ、カウンターゲイン等の必須パーツがあるときはデデチェンジでなくやぶれかぶれを使用することが多い。

ジラーチ3
パーツを探しに行くため採用。
スタートが望ましく、いれかえを絡めて複数回願い星をしながらパーツを探しに行くため3枚採用。

水エネ4
相手がハンデスから復帰した場合に2枚目ののゲッコウガを使うことがあるため、気持ち多めに採用。

ムサシとコジロウ3
序盤に引いてしまうとコストにせざるを得ないことが多いため、厚めに採用。場合によっては2回使用することになるので、トラッシュは極力避けたい。

ポケモン通信3
序盤手札に来たマタドガスやムウマージを山に返しながら場を整えることができるため最大枚数採用。ポケモンを戻してサーチしないことによって手札調節できる点も優秀。ポケモンが手札にないと腐るので感覚で3枚。

ネストボール4
ムウマとジラーチを並べるために最大枚数採用。

ハイパーボール4
なんでもサーチできて手札調節もできるため何も考えず最大枚数採用。

ミステリートレジャー2
ムウマとマーシャドーをサーチできて手札調節もできる。

やみのいし4
コンボが決まるまでムウマージを使用するため最大枚数採用。

ポケモン入れ替え4
逃げるは1度しかできないため、ジラーチをベンチに下げてねがいぼしを複数回使用したい。また、このデッキはアクアパッチがない以上、ゲッコウガに手張りをすることが必須となるため、エネルギーを逃げコストに使用できない。このため最大枚数採用。

ダート自転車4
コンボパーツを探すため採用。

レスキュータンカ3
展開時にコストにしたポケモンや特性を使用したムウマージライン、2ターン目のムサシとコジロウのためのマタドガスを再利用する。2回使いたいため3枚採用。

カウンターキャッチャー1
手札を0にするとはいえ、相手のベンチにジラーチがいたら願い星から簡単に復帰されてしまう。このため、相手のベンチにジラーチがいたら倒す必要があるため採用。 
こちらが後攻かつ相手に2枚以上ジラーチを並べられた場合はどうしようもない。

リセットスタンプ3
相手のサイドが4以下になった時点で使う。場合によっては2枚使いたいので3枚採用。

エスケープボード1
5枚目のポケモン入れ替えとして採用。ムウマージの特性を使うまではジラーチでパーツを集めるため入れ替え要素はあればあるだけ安定する。

カウンターゲイン2
1枚使いたいので2枚採用。

不採用カード

フリーザーGX
レシリザ相手に①先行を取られる②レシリザスタート③システムポケモンを使わずにカキor溶接工で3エネ付くをすべて達成されたらゲームが終わってしまうため、コールドクラッシュGXを打つことが必要と考えた。しかし、①~③すべてを満たされることはそうそうなく、レシリザもそこまで数が多くないことが予想できたため、最終的には不採用とした。

スーパーボール
原案と比べポケモンの数が増えたことから、ポケモン通信を優先した。

アクアパッチ
逃げるコストに水エネルギーを使用した場合、ゲッコウガGXが攻撃するためには複数回使用することが要求されるため、アクアパッチを複数枚採用することが必要となる。しかし、このカードはゲッコウガGXがベンチにいて、かつトラッシュに水エネルギーがある場合でなければ使用することができない。序盤に水エネルギーをトラッシュすることが自分にとってプラスになるというメリットはあるが、序盤に引いてし合うと邪魔なカードになってしまう。ムウマージ型にすることでカウンターゲインが採用できるため、このカードはお役御免となった。

こだわりはちまき
ゲッコウガの技は水無130で効果計算を無効にするという効率の良い技ではあるが、HP270の相手を2回の攻撃で倒すことができないため採用したくなるカード。カウンターゲインを採用していることと、ハンデスさえ決めてしまえばレシリザもガブギラも動くことができないことを考え不要と判断した。

ザグザグピッケル

ハンデスに成功した後にこのカードまで使用すると相手をほぼ確実に1ターン止めることができる。枠と成功率の関係で不採用。

トキワ

相手に使われたくないので不採用。

プレイング

ジラーチとムウマージでデッキを掘り進めます。
やることは次の2つ。
①ゲッコウガGXを出し、水エネルギーとカウンターゲインをつけて攻撃すること。
②ムウマージの特性を2回以上使った後、ムサコジ+マタドガスで相手の手札を0にすること。

留意点はリソース管理です。
①カウンターゲイン
ゲッコウガGXを盤面に出さなければカウンターゲインやエネルギーを張ることができません。このため、ハンデスよりもゲッコウガGXの神出鬼没を使うことを優先します。
ただ、神出鬼没で3枚ドローすることができるとはいえ、その3枚で展開できる保証はありません。このため、目標は、「盤面にゲッコウガを出す+ねがいぼしとふしぎなことづけを残すこと」です。

②リセットスタンプ、ムサコジ
ムウマージのふしぎなことづけを2回使用した後に引く必要があります。序盤に引いたとしてもトラッシュすることは極力避けなければなりません。(∵残り2枚ずつしかないスタンプ、ムサコジを素引きすることが要求されるため)

あらゆるデッキに勝て、またどんな強者にも勝ちうるという点でこのデッキはかなりおすすめです。それでは次項で当日の対戦レポを書きます。


4.対戦レポ

102人参加

予選6回戦+上位16人による決勝トーナメント

①パンプジン

リセットスタンプを打たれることなくHAND成功

②ジガルデ

後3リセットスタンプを打たれた返しに、あぶりだすを2回しか使えずもたつくも、スタンプ+カウンターキャッチャーが通ってHAND成功。手札35枚ギリギリかつ相手のサイド残り1枚だった。

③三鳥フェロマッシ

三鳥が動く前にHAND成功。リセットスタンプを2枚サイドに埋めていたので少しラッキー。

④三鳥レシリザべトン

三鳥が出てこず、またとっておきのカードでべトンを処理し、HAND成功。三鳥を2枚ともサイドに埋めていたのでかなりラッキー。

⑤レシリザ

HAND成功。

⑥ルガゾロジュゴン

HAND成功。

6-0の予選1位で決勝トーナメント進出。

決勝トーナメント①水バレット

プレイングミスで手札が1枚足りず負け。

結果:ベスト16

WCSに参加するためベスト4まで残りたかったのですが、プレイングの練度が足りず、今までにしたことがないプレイングを思いつかなかったため、負けました。すべて自分が悪いです。


5.終わりに

今回使用したエンニュートHANDは関東の有名人、「福沢諭吉さん」にプレイングやデッキの細部を教えていただきました。詳細は次の記事を購入してご自分の目で確認してみてください。私の使用したレシピも確認することができます。

竜王のリョウさんや福沢諭吉さんといった練度が高いエンニュートHAND使いと、彼らの構築をまねしただけのプレイヤー(私のことです)のプレイングは、かなり異なっていることがわかりました。HANDを使いたい人、HANDに勝ちたい人は購入必須です。(個人的には広まってほしくありませんが・・・)

また、超越ゲッコウガは相方のアキノヒトからNGがでたこと、練習中全くじゃんけんで勝てなかったことなどにより前日にボツになりました。ゲッコウガよ、安らかに眠れ。

最後になりましたが、当日対戦いただいた皆さん、ここまで読んでいただいた皆さん、いろいろとお世話になりました諭吉さん、ありがとうございました。

WCSに参加するためにJCSでは死に物狂いでベスト64に食い込みたいと思います。応援よろしくお願いします。


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