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どんな人生を送りたいか?はどんな顔になりたいか?

先日、自分のキャリアについて質問される機会があった。「何年後にどんな風になっていたいか、キャリアプランはありますか?」と聞かれました。

正直言って、IKEUCHI ORGANICに入社してからは、自身のキャリアプランを描いたことがありません。とにかく目の前の仕事に全力を尽くそうと。

もちろんIKEUCHI ORGANICというブランドを、どれだけ知っていただけるか?という目標や、このスキルは身につけたいとかはあるけど、自分が20年前の就職活動で聞かれたような「10年後、あなたは何をしていますか?」という質問は意味をなさなくなると思います。

だって僕がタオルの会社で働いてるなんて、5年前の自分でも想像できないくらいなので、次の5年後もどこで何をしてるかが想像できません。

ただ、自分が60歳70歳になったときに、こうなっていたいという漠然としたイメージというのはあります。

それは、屈託のない笑顔と、素直な心を持つ人間でいたいなぁということです。

いい表情をしている大人でありたい

僕がこんな顔になりたいと思い浮かぶシニア
世代の方が2人います。一人目は、昨年お会いした奇跡のりんごの木村秋則さん。イケウチな人たちでも紹介させてもらいました。

https://ikeuchinahito.com/report/1811-kimuraakinori/

昨年、池袋の天狼院書店でイベントを開催しましたが、その時はもう落語を聴いてるみたいで、木村さんが話す事は何を話してても、楽しそうに聴こえてしまうんです。そして聴取も、木村さんが楽しそうにお話される姿を見て、ニコニコ。幸運にも、講演後に食事をする機会があったのですが、その時もずっと笑顔。

そして、ニコニコしながらも時折、ドキっとするような発言をされるのですが、次の言葉は、昨年僕が出会った中でも忘れられない言葉です。

人がやらないような、難しいことをやり続けなさい。何年も続けたら、それが差別化になるから。

ただ、木村さんは単に楽しくりんご作りをしていたわけではなく、誰もがやらないりんごの自然栽培を成功するまでやり続けました。それも死のうと思うほど崖っぷちな状況になるほど。だから木村さんの言葉には重みがあります。

身近にいる、70歳の偉人

木村秋則さんの他に、もう一人、お手本になる人がいます。弊社代表の池内です。先日70歳になったとは思えないほど、元気でそれでいていつもニコニコしています。

一番すごいと思うのは、フットワークの軽さ。例えばSNS。Facebook、Twitter、インスタグラム全てやります。ウェブサイトの問い合わせメールも、全て目を通しています。最近だとslackまで始めてしまいました。

経営者が、自らユーザーと積極的にコンタクトをとり、それをモノづくりに生かそうとする姿勢。ユーザーの声を聴くために、SNSも積極的に使おうとする柔軟な考え方。自分が60歳、70歳になったときに、これだけ変化を受け入れて対応できるのか、不安になるくらいです。

木村秋則さんも、代表の池内も、分け隔てなく誰に対しても同じ態度で接してくれます。ただ、ずっと楽しい人生ではなかったはずなんですよね。例えば、池内は2003年に取引先の倒産により、民事再生法を申請しています。

当時のことは覚えていないと言いますが、昨年発売された、金融排除という本に民事再生時の状況が綴られていますが、壮絶としか言いようがありません。そして当時売上の1%にも満たなかったオリジナルブランドに、シフトをする決断をしますが、ユーザーから直接電話やメールをもらう声で、決断ができたと笑顔で話します。

この2人の笑顔は何でここまで人を惹きつけるかというと、苦しさを超えた喜びを知っているからではないでしょうか。そして、どんなに苦しいと思える事でも、幸せだと感じられる心を持てるかどつか。ただ、楽しそうという笑顔ではなく、周りの人をポジティブな空気に変える深みのある笑顔。

そう考えたら、自分はまだまだ修羅場をくぐった経験が足りていないのかもしれません。

だから、自分の明確なキャリアプランは描いていないけど、10年、20年後に、もっと深みのある笑顔ができる人間になりたいと思うのです。

最後に、池内がよく話す、とても大事な判断軸を紹介して終わりにしたいと思います。

簡単なことと、難しくてやれるかどうかわからないことがあったら、難しい方を選びなさい。

#平日の備忘録 #キャリア #奇跡のリンゴ #キャリアプラン #10年後











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