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「成功」に脅迫されないために

コーチングを生業にしていると、こんな状況によく遭遇する。

ジョブズみたいにならなきゃ
何か発明しなきゃ
歴史に残らなきゃなのに
昼まで寝ちゃった

(ちなみに、ジェニーハイのランデブーに逃避行っていう曲。)

ナニかを成し遂げたいと思っているのだけど、自分が伴わないパターンという悩みから入ることが結構あるあるだったりする。

そして、「私がやりたいことは、本当にやりたいことじゃないんじゃないか?」という思考になり、「本当のナニか」という正解が何かもわからないんだけど、自分はナニかはできるんだと、見えないものを求め出すという悪いループに入り出したら完全によろしくない。

なぜこんなことが起こるかというと、私たちには、無意識に『成功』というものを目指して行くことがいいよね?っていうメッセージがどこか刷り込まれすぎている。

成功者のインタビュー記事が出回っていたり、本屋に行けば『成功する方法』『あなたが成功できない理由』なんて類の本がごまんとある。

そして、「成功を目指しますか?」それとも、「あなたは諦めますか?」という、無言の圧力を提示し続けてくる。

「諦めようかな…」なんて選択しようもんなら、「すぐにできる!」「だれでもできる!」「簡単にできる!」という言葉が追い討ちをかけてくる。

TVなんかで、「成功者」という感じで出てくる人は、基本的にはお金を稼いでいたり、大きな家に住んでいたりしている。逆に、もともとお金を稼いでいたけど、自分にとってのやりがいや、自分にとっての幸福を選んで、稼ぐ額が減った人に対しては、「元成功者」という露出の仕方をしていたりする。

私たちは、誰かが作った成功という言葉ではなくて、自分が目指すべき成功という言葉を改めて定義する必要があると思うのです。

自分にとって成功、つまり、成し遂げたいことは何だろう???ということを私も改めて考えてみました。


自分は何を成し遂げたいのか

何を成し遂げたいのか…。ここ最近ずっと考えているのですが、改めて言語化しようとすると難しいさを感じます…。

というのも、私は特に成し遂げたいことがないのです。まったく心が踊らない。欲しいものは手を伸ばせば手に入るということをレベルのもの以上に手に入れたい「こと」がないのです。

私は人が自分らしく生きて行くという“状態”には、めちゃくちゃ興味があるのですが、何かを成し遂げる“こと”という手段を限定する必要があるのか?ということが見えないため、自分が成し遂げたいことがないというのが正直なところだなぁ…というところに気づかされました。

ただ、私には、強いミッションやビジョンを掲げ、想いのあるクライアントがいるので、私が成すべきことは、彼らの成し遂げることを成し遂げるためにコミットする、軍師のような役割を担っているのだということを痛感しています。

とはいえ、誰これ構わずコミットできるわけでもなく、基本的に仕事は理念や価値観に共感できないとお受けしてなく、本当にこの事業素敵すぎる…!!!と思えないと、心が死んだまま仕事をしてしまうからなのですが。

今関わらせていただいている会社さんや個人の方は「本当に広まったら、本当に幸せになる人たくさんいるよね…!!!!!(語彙力)」しかいないので、結果掲げている私のミッションである、自分らしく生きていくという部分に繋がるからこそ、やりがいを感じているんだろうなぁと思います。これは、私にとって心が踊ることです。

だから、今の時点で私が成し遂げたいことは、クライアントの成し遂げたいことなのです。

無茶なところにそれがあればすごく燃えるし、いただいている仕事自体が自分の成長せざるを絵なえない状況を作ってくれているパターンな気もしている。

「本当にそうなの?」なんて、自問自答しても、「今この瞬間の私の成し遂げるべきことはここ。」ということが自分から返ってくる。

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もし今後、何かに触発され考えや価値観が変わるようなことがあれば、「海賊王に俺はなる」並みの、自分の成し遂げることを宣言しだすかもしれませんがw

またこれ!というものが決まったら正式にnoteに記したいと思います。

どう在りたい的な部分は結構持っていたりするので、もしかしたら、「在る」と「成す」で繋がっていないだけなのかもと思ったりしますが、より思考を深めたい。

言語化することで、取り組むべき優先順位も立つし、他者の定義する成功というものにいちいち反応することは意味もなさなそう。

言語化すれば、言語化したものを自分の脳が探してくれるので自動で入ってくる情報も増えていくはず。


ちなみに、あなたにとっての成功はなんでしょう?

言語化することってやっぱり大事だなぁと思った次第です。



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自分なりの「成功」を定義したきっかけはこちらです。


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