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どっかで見た気がするノリの 「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#7

本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
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前回 どっかで見た気がするノリの 「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#6

あらすじ クトゥルフ神話TRPGをやってみたい男の子がクトゥルフに遭遇し、一緒にクイックスタート・ルールを使用して探索者を創造し、シナリオを一つ遊んだ。
 今回はおまけ的なおはなし

結末

クトゥルフ「茲吾が窓から外を見ると、そこには日光に当たりしなびていく哀れな魔術師の末路を目撃するのだ。通行人はそれが人間だともわからず避けて通って行くのだ。」

茲吾「おわった……おわったんだな…。そうだ!メガネっ子が重傷なんだった!!早く病院に連れて行かなきゃ!あ、でも拳銃は隠しておこう…。」

クトゥルフ「OKなのだ。茲吾が電話をすればすぐに救急車が来て、彼女は連れて行かれるのだ。この日は彼女の付添人としてひとまず連れて行かれ、警察から事情を聴かれたりするのだ。でも、メガネっ子は命に別状はないのだ。」

茲吾「よかった~。落ち着いたら今回の依頼人に経緯とか結末とか報告だな。」

クトゥルフ「ふむふむ。後日彼女に会い、今回の件について伝えれば報酬を支払うのだ。今回の件で彼女は茲吾のことをすっかり信用したようで、「また何かあったら頼りにするね」と言い、帰っていくのだ。」

茲吾「こりごりだぁ~」

報酬

クトゥルフ「今回の一件を解決した探索者は1D6の正気度ポイントを獲得するのだ」

1D6→2

茲吾「少なくない!?」

クトゥルフ「まあ、そういうこともあるのだ。あと、今回使った技能で成功したものは成長のチャンスがあるのだ。1D100をロールしてその技能値よりも高い値が出れば1D10ポイント上がるのだ。」

茲吾「つまり、もう一度技能ロールをして、失敗すれば1D10上昇するってことだね!じゃあ〈目星〉から!」

1D100→46 (〈目星〉は45%つまり成長成功!)
1D10→6 (〈目星〉が6ポイント上昇し、51%となる。)

勝者と敗者

男子「ふぅ~おわったぁ~」

クトゥルフ「プレイしてみて、どうだったのだ?」

男子「う~ん、やっぱ自分でやるのは楽しかった!」

クトゥルフ「うむうむ。良かったのだ。このゲームをプレイする目的の中に“自分の友人と楽しい時間を過ごす”ことがあるのだ。オメーはその点それをクリアしているんのだ。俺もオメーがいちいちはしゃいだりしてるの見て楽しかったのだ。」

クトゥルフ「一応言うが、このゲームには勝者も敗者もいねーのだ。今回は俺とオメーの二人でやったが、他の探索者と一緒に遊ぶ時はこれを意識するといいのだ。キーパーも敵じゃないのだ。一緒に遊ぶメンバーなのだ。」

クトゥルフ神話って?

男子「そういえば、道中にあった『屍食教典儀』ってなんなの?今回のシナリオの真相には関係なかったけど…。」

クトルゥフ「それは魔導書と呼ばれるものなのだ。今回のシナリオにはそこまで関係ないが、魔術師が魔導書を読み漁っていたことがわかるのだ。魔導書には他にも『ネクロノミコン』、『妖蛆の秘密』、『エイボンの書』なんかがあるのだ。」

男子「はぇ~クトゥルフ神話TRPGってめっちゃ魔導書考えたんだね。」

クトゥルフ「別にこのゲーム作る時に考えられたわけじゃねーのだ。クトゥルフ神話ってのは、100年前くらいのラブクラフトっていう作家の物語が始まりなのだ。ざっくりいうと、作家の中で設定とか名前をシェアしてたのだ。んで、いろいろあってクトゥルフ神話っていうくくりが生まれたのだ」

男子「めっちゃ早口やん」

クトゥルフ「しばくぞ」

クイックスタート・ルールを読んで確認しよう

クトゥルフ「まーこんな感じなのだ。大まかにわかっただろ。」

男子「わかったかも…?ありがとう!」

クトゥルフ「…そうそう。今回俺が言った内容ほぼ“クイックスタート・ルール”に書いてあることだ。わかんなかったら確認すればいいのだ。あと、このルールは“初歩的な冒険を楽しむのに十分ルール”だが、製品のルールブックにはもっと詳しいルールやデータ、シナリオなんかが掲載されているのだ。余裕があれば買うと言いのだ。」

クトゥルフ「そんじゃま、俺の役割はここまでなのだ。もう忘れてるかもだが、これは夢でお前はそろそろ目覚める時間なのだ。」

男子「そんなファンタジーな設定だったんだ…。」

クトゥルフ「ほんじゃ、湿っぽいのはなしなのだ。さいならなのだ。」

男子「ばいば~い」

クトゥルフ神話TRPGを楽しもう

男子「それから僕はいろんな人とクトゥルフ神話TRPGであそんだ。第6版と7版どちらも買って、二つのルールで楽しんでる。基本的には同じだけどね。」

男子「しばらく遊んでから、何本か原作の小説も読んで見た。ファンゲームから初めて後から元ネタを読むのはなんか逆な気がするけど、『ネクロノミコン』とかのワードが出る度に聖地巡礼してる感じがして面白かった。」

男子「あれからちっちゃいクトルゥフくんには会えてないけど、また会える日が来るのかな……。お、独り言呟いていたらもうゲームの時間だ。今日はオンラインで初めましての人たちと遊ぶ日なんだよな~。ちょっとキンチョーする…。」

———通話———

???「みなさん初めまして。今回キーパーをする『粘土板』って言います…なのだ。今日はみんな初めましてなので各々自己紹介をお願いします…なのだ。」

食屍鬼「こんにちは『腐れ豚男』です。よろしくお願いいたします。好きな神格はモルディギアンです!」

蛇人間「はじめまして、『ばるしあ』です。イグ様が好きです。」

精神転移したイスの偉大なる種族「どうも初めまして。私の名は『ナサニエル』。飛行するポリプを恐れています。」

男子「初めまして!『茲吾』です!まだまだ初心者なんですけど、よろしくお願いいたします。好きな神格はクトルゥフです!」

???「…! おっけーです…なのだ。今回やるシナリオは山小屋が主な舞台で——」


男子(実際にプレイしてから、配信を観て自分でもキーパーをしたり、プレイしてから配信を観るようにもなった。同じシナリオとか配信、作品の話で話すのはめっちゃ楽しい。)

男子(もし、興味があるけどまだプレイをしていない人がいたら、怖がらずゲームに挑戦してほしい。ぼくは実際に遊んで、友達が増えたり、知らなかった面白い作品を知れたりしてめっちゃよかった)

男子(ゲームは観るのも楽しいけど、やっぱ遊ぶのも楽しいからね)

おしまい

最後に

 くぅ疲!!みんなクトゥルフ神話TRPGやれ!!
 補足として…クイックスタート・ルールに載ってはないことなのですが、オンラインでプレイするときは住んでいる所や大事な情報は伝えないようにしましょうオフラインで遊ぶ時も安全な公共の場で遊びましょう。言わんでもわかるとは思うけどね。
 また、本文でも書いていますがクイックスタート・ルールで遊んで楽しかったら是非ルールブックを買って読んで欲しいです。クイックスタート・ルールにはない探索者の創造の方法、技能のもっと細かい説明、チェイスルールについて、呪文やアーティファクト等のデータ等があります!

 今回の記事のシリーズは“あるある”として始めましたが、一年ほど放置してしまいました。まぁ完結したしええやろ!

どっかで見た気がするノリの「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」
その1
その2
その3
その4
その5
その6


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