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人生の選択に正解も間違いもない ドラマ『いちばんすきな花』第7話

※この記事は、ドラマ『いちばんすきな花』の第7話までの内容を含みます。『いちばんすきな花』はFODで配信されています。

フジテレビ系で10月から放送中の連続ドラマ『いちばんすきな花』。このドラマの主人公は潮ゆくえ(多部未華子)、春木椿(松下洸平)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)の4人です。

第7話のキーワードは「間違い探し」です。以前から椿を慕っていた夜々は椿に告白します。しかし、その思いは届きませんでした。夜々は椿への告白のタイミングを「間違った」と悔やみます。しかし、その選択が本当に間違いであったかは、わからないのです。そのことは、美容室のシーンにあらわれています。

夜々は自身が働く美容室で子どもに間違い探しの本を渡します。その子どもは間違い探しの本を開いて、「どっちが間違い?」と聞きます。確かに、間違い探しの本は、左右のページの差異を探すのであって、どちらかが間違いという訳ではありません。夜々の告白のタイミングが間違いだったのかはわからないのです。過去に戻ってやり直せるわけではないのですから。

夜々が「間違った」と愚痴をこぼした紅葉は、第5話で同じ「間違った」というセリフを言っていました。それは帰る家を間違ったことを示すと同時に、同級生の篠宮に対する行動を間違ったと言っていたのでした。しかし、第7話で示された「人生の選択に正解も間違いもない」というメッセージから考えれば、きっと紅葉の選択も間違いではなかったと捉えられるのではないでしょうか。第5話の紅葉の選択ついては、以下の記事をご覧ください。


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