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日記#20 はしゃいでる。

 今日は12月1日の金曜日。午前3時。「あと何回寝ればお正月か」ってことを歌う、少なくとも僕が生まれてから今日まで、おそらくこの国では1000年後もヒットソングであろうこの曲に、「今日が一番数えやすいな」なんて思いかけた。でもよく考えると、「移動中に寝ること」や「お昼寝」みたいなものもあるから、一概に「31回」とは言えないな、っていう屁理屈も。しかもこの日記投稿するちょっと先だし(笑)。今日の日記はかなりはしゃいでます(笑)。


 数を数える話って、僕は好きなんだけど、みんなはどう?例えば、毎度デートの話ばっかりしてるんだけど(笑)、「前回の日記では一回だった12月のデートが二回になった」んだよ最近。これはヤバいことだ。まあ二回とも同じ女の子(本命とは違う)なんだけど、繰り返すけど「これはヤバいこと」だ。数字で言うと。なにってこれ、「デートの回数が2倍になった」ことなんだけど、すごくない?
 例えば単純に「誰かにチョコを貰う」って数だったら、一回に二個もらうこともあるから、一個が二個になったり、それが四個、八個になることなんて容易だ。でも、「デートの約束(回数)」は通常一個ずつ増えるから、今の二回が四回になるのだって相当稀ってこと。十回が二十回になるなんてほぼ不可能。これふざけて言ってるって思われるかもしれないけど、本気だよ(笑)。つまり、「クリスマスの月のデートの回数が倍になること」なんて一年の行事としては最大でも一回なわけで、もう何が言いたいか解んなくなってきたけど、ウキウキするんだよ。そういうもん(笑)。


 今年の好きな女の子とのデートの回数だって、写真フォルダなんて見返せば、いくらでも数えれると思うんだけど、別にそんなの数えたって相手に何か伝わるわけでもないし、自己満足にもならない(あるいはなる)っていう(笑)。


 Kissin’ Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023-桑田佳祐&松任谷由実を再生しながら今日はこの日記を書いてるけど、この「今年の想い出にすべて君がいる」って歌詞に、前後の文脈は何も考えず、一重に共感できるな、とは思った。常々書いてるけど、僕はあんまり何も覚えていないほうだ。だから、一年の思い出なんてよほど突出したもの、あるいは激しく感情を伴ったものしかない訳で、一年間彼女のことしか考えていなかった僕にとっては(全く大げさじゃない)、「今年の想い出にすべて君がいる」ってのはその通りで、これは幸せなことだ。まあ振られ続けているから皮肉だと言えばそれなんだけど。



 僕は2023年がもしかしたら人生で初めてかもしれない。「一年間女の子に振られ続けた」ってのは。去年はかろうじで最初の一月だけは振られなかった。まあ初めて告白をしたのが二月の初めだってだけで、ニアミスなんだけど、少なくとも十二ヶ月のうちの一ヶ月は振られてなかったんだ。信じて(笑)。でも今年は、十二ヶ月のうちの十二ヶ月振られ続けるっていう、歴史的快挙。後世に残したい。この切なさって分かる?当事者の僕も分からない。つまり、この成功(失敗)の立役者として、「十二ヶ月のうちの十二ヶ月振り続けた」やつがいるわけで、こんなの、僕なんかよりよっぽどキツイだろうな。これは皮肉でもなんでもないよ。本心。もしキツくなかったのならそれはそれで僕は更に絶望だけど(笑)。心からの敬意を彼女に。愛してます。本気(笑)。



 僕はこうやって衒いながら、死ぬほど愛されたいと思ってる自分を恥じながら。愛が偽善的で自虐的だった九月の僕らを、本当に変えてくれたって信じてはいるんだけど、今は紛れもなく十二月で。僕らの九月のあの愛をもう一度見つけたいんだ。じゃれあいながらの甘いささやきとラブな気分を。僕らが今日分かち合う、本当の愛を忘れないで。(笑)。


 くだらない妄想にふけってないで、現実を見よう、今は5時半だけど、この日記を書き始めてから今までで、何も現実は変わってない。毎日死ぬほどお酒を飲んで、起きぬけに500mlのポカリスウェットを二本がぶ飲みすることで「セーフ!」なんて思って生き続けているんだけど、こんなの他人から見たらよほど馬鹿にしか見えないでしょ。アルコール中毒患者だって分かるんだけどね。じゃあどうすればいいか教えてくれよ。頼むよ。軽蔑しないでよ。僕だってずっとヘルプミーしてんのに。


 昨日、山崎ナオコーラさんの「人のセックスを笑うな」を読んで、続けて映画も観た。でも何も覚えていない。だから凡庸な事しか言えないし、この作品に関して批評なんてする気もないけど、なんだか小説と映画でぜんぜん印象が違うなって思った。そりゃそうだ。心情描写ばっかだから。この日記だってほぼ全部心情描写だけど、小説ってもっと繊細なものでしょ。
 これらを観て、僕はどちらも驚くほど余韻がなかった。余韻ってのは読み終わった/観終わったあとにちょっと残り香を、的なやつね。無かったのこれが。つまんないって感じる小説/映画ならまだしも、僕はどちらも割りと好印象だったのに、不思議だ。これはこの作品によるものなのか、僕の体調によるものなのか、そんなことは全く分からなくて、この作品はもう一周しなきゃいけないな気持ちになる。この作品の好きなところは主人公が相手に苛つき始めるところで、そんなところが好きなのは趣味が悪いけど、「あ、分かるな」って。とにかくもう一周。その後触れるかどうかは分からない。


 この日記を書いてる最中に、超久々の友人から電話が来て、一瞬筆を置いて喋ってた。棚ぼたというかなんというか、目の上のたんこぶというか。それは違うか(笑)。こんなのなんの予想もしてない通話があって(笑)。  
 久々に喋った子に「君のこと気にかけてはいたよ。寂しいんでしょ。」みたいな態度を取りながら、それで自分の面子を保ってるってね。こんなのマウントにも近くて、健全じゃないなって自分に嫌になりながら。でももう少しの間はこうやって生きていきていたい。もう少しだけね。すぐ僕が清楚になるなんて(笑)、とても考えられないな。



 僕は今、12月6日が怖い。最近、なんとなく「生」もしくは「死」の匂いを感じる。神社仏閣に行くのは好きだし、妄信的にお賽銭を入れ続ける。これは別に願いを叶えてもらおうなんてことはなくて、神社が無くなって欲しくないという一心だ。 
 つまり、別に神道にも仏教にもなんの心得はないし、ついでに医療や薬なんかに関しての知識も平均以下くらいしかないと自負してる。「生」もしくは「死」の匂いってのに、なんの哲学もないことをここに書いておく。
 ここまで書いて「始まり/終わり」くらいのことを大げさに書きすぎたなって反省(笑)。まあとにかく僕、もしくは僕の周りで、何かが死ぬか何かが生きるか、もしくはその両方か、片方がいくつかか。なにかがある予感がしている。こんなの初めてだ。僕は勘がいいほうだと思うから、これは絶対だと思う。慢性的な飲酒による体調の変化や、あるいは単純に「恋が始まる/終わる」みたいなものか、友人や家族が亡くなるとか。12月6日がそのトリガーになる訳では無いが、微量な影響はあると思う。この日にデートはおろか、人と会う予定があるとか、なにか重大な決断が待っているとかではない。「空から恐怖の大王が降ってくる予言」みたいなものがあってそれを全力で信仰しているとかなら、分かりやすいんだけど。だから12月6日に何があるか早く言えよって。ずばり、第18回の日記の最後に書いた、二期スパンクハッピーの楽曲がサブスク開始することだ。

 さっき、<「二期スパンクハッピー」という運動体によって、人生が狂ってしまった全ての皆様へ。そして「なにそれ聴いたことない」という全ての皆様へ>っていう文章がこのインターネットの海に(笑)投稿されたんだけど、僕も人生は狂っちゃったのかなあ。正直わからない。でも12月6日を境に狂うのは確定している。どれだけ少なく見積もっても、今年中はもう、二期スパンクハッピー以外の音楽を聞かないと思う。


キャンディーの惑星に僕ら
不時着したつもりになって
キスしたら
何とおどろいたことに
こんなに苦い
キミの唇


 なんてことで頭を埋め尽くしながら生きていく。僕と、そして一番近くにいる上司も。最近の彼女との仕事以外の会話の三分の一は二期スパンクハッピーのことだ。これが恐らく二分の一くらいにはなるし、なんかもうこのことについては不文律というか、話さなくなるかもしれない。彼女は僕より強固に磔られている。
 彼女と僕の違いは、岩澤瞳さんに恋をしているかどうかで、僕は恋をしていない方だ。岩澤さんの魅力云々でなく、僕はそもそも女性のボーカリストやボーカロイドに恋をしない。ボーカリストやボーカロイドの「歌を歌っているところ以外」に恋をすることはあるけどそれだって稀だ。僕にとって音楽の王子様(音楽の王子様とは)は高校生くらいの頃から小沢健二と岡村靖幸だし、お姫様の座はこれまでずっと空いてる。
 僕は菊地成孔に恋をしている。アンニュイエレクトリークのファルセットを何万回聞いたかわからないし、これがサブスクで聞けるようになると思うとほんとに恐ろしいんだ。冗談じゃなく、それだけで生きられる気がするし、反対にそれだけで生きられすぎて飽きてしまうのも怖い。
 つまりこれはきっと、「気軽に聴けないことで気づかないふりをしてきた、アーバンブルースに対する僕の正当な(普通の)恋」に自分で気づくことになる。二つの恋をしながら生きていかなきゃいけないなんて、趣味が悪いじゃん。浮気なんて2023年の今は、倫理とコンプライアンスとそんなのが、どっちが先でどっちが後だったか分からなくなるくらいだめなことなんだから(笑)。2024年になったらきっと更に駄目になるよ(笑)。まあ、音楽と、人間の恋人(笑)との二つならきっとセーフだけど。平等な愛をね(笑)。もしかしたら、両方に振られ続けたりして、ほんとに死んじゃうかもね(笑)。


 全曲サブスクで聴ける様になるってことは、いつか全曲がサブスクで聴けなくなるかもしれないってことだ。これこそ本当の磔になっちゃうね(笑)。スパンクハッピーの話はここまで。愛してます。




 とにかく、「僕のこと信じてよ。」みたいなダメダメなメッセージを送信しながら生きてる最近に、放蕩息子としてはこれが正しい形で健全だな(笑)って思いながら、「僕のことは信じてくれなくていいから、せめてサンタクロースの存在は信じようよ。」なんて本気で思ってるよ。「サンタクロースはお父さんだ」なんてこの世界で僕だけが気づいてればいいのに(笑)。昨日は車の中で寝た。あの子と手を繋いで。悪い予感のかけらもないサってのは、自分に言い聞かせてるんだろうな。また次回の日記更新で。




読んでくださってありがとうございます。気が向いたらまたnote更新します。XのフォローやTwitchのフォローも良ければ。リンク無いので気になる方はサーチお願いします。誤字脱字等や間違ったワードの使い方に関してはご容赦ください。さよなら。






 



 




 

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