存在の歌

 僕らは別々の道の上を歩く

 友よ 僕らの道は交わることさえなかった

 それでも僕は知っている

 君がそこにいるということを

 それでも君は知っている

 僕がそこにいるということを

 僕らはそれだけで十分なんだ


 たとえ君が僕を理解できなくても

 たとえ僕が君を理解できなくても

 たとえ君が僕を誤解してしまっても

 たとえ僕が君を誤解してしまっても

 僕らが同じ時代を生きているということだけは

 神様にだってくつがえせない

 最高の現実なんだ

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