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無差別音楽コラム

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2016年2月の記事一覧

<デジタル音源移行時代の話>

<デジタル音源移行時代の話>

80年代以降、日本においてアーティスト感覚を持つ、若手の最優秀のほとんどの才能=知的創造性は、70年代のトレンドであった音楽から離れ、漫画、アニメ(これらは古くからあるが)、さらにゲーム、映像になだれこんだ。

蛇足ではあるが個人的な感覚を述べておきたい。

アーティスト=才能を持つ芸術家(エンタテイメントを含む)。狭義では画家。

(最近ではアイドル歌手や素人シンガーソングライターやタレントもど

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<音楽古今の戯れ言>

<音楽古今の戯れ言>

~レコーデイングに関わるあれこれ~*このテキストは2015年夏ごろにFBに上げた記事を加筆修正したものです。

また、この記事は商業音楽的なモノに対してが中心で、さらに個人的見解なので全てが正しい訳でもなく、知識や感性が足りない上での間違いや、もちろん異論反論も多々あり得ますし、ましてや誹謗中傷をする意図も全くありませんので、どうかご承知置き下さい。

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<今、日本の音楽シーンで、売れておかしくない、ちょっと空いているイス>

<今、日本の音楽シーンで、売れておかしくない、ちょっと空いているイス>

1、王道まっしぐらの秀逸なメロディと、シンプルながら気の利いたサウンドと哲学書並みの深読みが出来る詩を持った、決してB'z・ミスチル・スピッツタイプではない本格ロックバンドまたはロックヴォーカリスト。

きちんとギターが弾けて、パフォーマンスが出来るヴォーカル必須。

要ビートルズカヴァー独自秀逸アレンジ最低10曲と、70年代英米ロックバンド30組以上を好きなこと。

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改めて、去年、世界で最も売れたこの二枚を聴いてみた。

ティラー・スウィフト『1989』

アデル『25』

共通するのがアルバムタイトルが「数字」という事。

生まれた年と、年齢。

ほぼ同世代だよね、この二人。

とにかく歌唱力はじめいろいろと素晴らしいが、さらに感じた共通する要素が、日本人にはなかなか追いつけない「コーラスワーク」。

ヴォーカルの素材の良さはもちろんだが、コーラス生成の感性とアイデアが凄い。

まあ、コーラスに関しては英米と日本

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