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【2024新年大邱旅打ち】収支ドマイナスで始める専業体験④博徒殺すにゃ賭場の三日も閉めればいいってね

12/27~28

ついにまとめて更新になっちゃったよ。それぐらいやることがなかったんです。一応26日の誰も来なかったときに、「卓が立ちそうならラインしてください」とは伝えてあるものの、カジノからはこの二日間音沙汰なしです。

いくら下調べをしていなかったとはいえ、平日は卓がそもそも立たないというのは想定外でしたね。ポーカールーム側としても卓を立てて客にプレイしてもらい、レーキを徴収しないことには収入が得られないので、今回のような日本人向けのプロモーションも客を集めるための苦肉の策なのでしょうね。このプロモで固い日本人ばかり集めても全員レーキ負けするけどそれはルーム側は関係ないし。

こうして「一日5万ウォンもらえるから30日通えば150万のポーカープレイヤーベーシックインカムや!」作戦はもろくも崩れ去りました。仕事辞めてオールインしなくてよかったよ本当に。

ではこの二日間ポーカールームにもいかず何をしていたかというと、ブラブラして酒飲んで大邱名物食べてと休みを満喫していました。

じゃあ今から何をするのかって?そうだね、写真供養だね。


あーマクチャンコプチャン食いてーと思ってアンジランを再訪しました。30分ほどふらふらして、なんとなく入りやすかったこのお店に。

前回の思い出補正が大きかったからか、ここはそれほど衝撃は受けなかったなぁ。

卓が立たないことには収支もクソもないやろ? ということで韓国での移住体験として自炊なんかをしてみたりしてました。通ったスーパーは2軒なのですが、買い物をしてみた感想としては「やはり全体的に日本よりも物価は高い」でした。やはり土地面積が狭いのがネックなのか、畜産物や酪農物は日本の1.5倍はありますね。卵なんか安いので10個で350円スタートですからね。600~700円するものが普通に売ってます。現地の人なら30個パックだと10個×3パックよりも少し安くなるのでそれを使うのでしょう。ちなみにウズラの卵は10個で700円です。ひえ~。

上写真はエリンギが大小計4つのセットが100円、もやしが日本でいう4袋ぐらいで100円、見えませんがエノキが2つで80円。農作物類は少ない面積で収穫高があげられるからか、日本と同じ程度、セールを駆使すれば日本よりも安く買えると思います。

お肉は一番安いランチョンミート200円。スープは辛ラーメン100円のスープを再利用。
金額はうろ覚えです。

梅酒500円ぐらい。日本のように砂糖は使ってないようで、薄く感じました。ビールは1.6Lで700円ぐらい。安いのでいいなら1.6Lで300円ちょっとのがあって、卓が立ってない間はそれを愛飲してました。キャベツ1/4切れで150円。セール品を狙わないと野菜類も日本よりも高い印象です。白菜一玉500!人参1本400円!(ただしすごくでかい)。
お菓子コーナーにあったのでおつまみに買ったおこげ450円。実は味がついてなかったので塩を振って食べました。味付き豚肉500円。一番安かったので買いましたが特に変なにおいもしませんでした。冷凍のひき肉5枚で800円。こんがり焼くとおかずにもおつまみにもなる優れもの。ただリピートしたいかと言われれば…。レンチンご飯10パックで1200円のところが980円。特に違和感なく食べてました。

BnBからカジノへ向かう道中。
本当にね、環境だけでいえば100点満点なんですよ。自然も多いし、人も韓国語がわからない人に対しても普通に接してくれるし。これで平日も卓が立ってくれれば言うことなしなんですけどね。

アイス120円。

29日に「大邱の名物を食べよう」と大邱駅前まで出てきました。
当たりを予感させる古い店内。これは体感なんですが、地元のおじいちゃんが入り浸ってるようなお店は当たりと思っていいです。

ムンティギという大邱名物。牛の生肉。牛の屠殺が平日にしか行われないらしく、土日は食べられません。営業も夕方~夜がメインな中、大邱駅前は観光客需要かお昼から食べられるお店が何軒かあるようです。

お皿にへばりついて落ちないのは新鮮な証らしいです。食感はお肉なのに奥にほんのりとサクッとした歯ごたえがあり、日本ではなかなか味わえない食感。小で1500円。出てきたときは少ないなーと思いましたが、サービスでついてきたもろもろを完食するとちょうどいい感じに。でも今度は大をもりもり食べたいね。

大邱駅前からほど近いこのお店。老夫婦の接客は無骨でしたが逆にそれが心地いい感じ。多分キャッシュオンリーじゃないかなぁ。朝の9時半からやってるらしいですよ。

カジノ前の公園には野犬がいます。特に人間を狙ってる様子はありませんが、狂犬病などの感染病のことを考えれば近づくのは避けた方がいいでしょう。



12/29(金) 午後7時

水曜日木曜日とカジノから連絡がありませんでした(それどころか「卓開きそう?」と送ったラインも既読にならない)。これはもしや「卓空いたら呼んで」といったこちらの方が非常識なのでは? と思い、試しにカジノに行ってみることに。

夜のカジノ周辺。


ポーカールームに行くと何やら数人座っています。

人集まっとるやんけ!

大邱のポーカールームは4人から、たとえたばこ休憩でも人が抜けて3人以下になるとストップになるのですが、今テーブルに座って待機しているのは3人! つまり私が入ればテーブルが稼働開始! 夜型に切り替えるためにお酒飲んで無理やり昼寝したので若干気持ち悪いのですがここで座らなきゃポーカープレイヤーじゃねぇ! ちなみに「昨日卓立った?」と聞いたら「No」だそうです(今日のように私が来たら卓が立った可能性については考慮しないこととする)。「だからこそ今日卓が立ってうれしい」と。そりゃディーラーさんも卓が立たなかったらお金になんないもんねぇ…。

最初は4人でダラダラ遊んでいたのですが、私の来た直後からどんどん人が増え、2卓の当社比大盛況に。テーブルは白人のおじいちゃんと陽気な黒人のおじさん以外はみんなアジア系。


セッションの内容はというと、+1で入ったA8s。15にレイズすると2人コール。フロップ456。CB20にBBがコール、ターン2。セカンド35にもコール。

リバー5で「あーこれ入ってるわ」とチェックして相手A4。結構弱めのヒットなら降りる人の多いテーブルなんですけどねぇ。

直後のUTGでQJs。もういっちょ15でBBがコール。フロップK46モノトーン。チェックアラウンドでターンJ。BBからのリードベット20に当たった以上はコール。リバーはラグ。チェックアラウンドで相手KQs。ボードがモノトーンなのとポジションがあって命拾いしました。この2ハンドで約1万円が解けたため(EVマイナスなアクションが多いのはさておき)、Xで愚痴ってました。


BBでJKs。二人リンプなのでチェックでフロップを見に行くことに。フロップJxx。チェックアラウンドでターンA。チェックしたら、上画像ではポット14ドルですが1-3なので10ドルに対してMPから15が飛んできます。9に対して15はちょっと高いのと、MPは前回のセッションでフルハウスにペイオフしたおじさんでバリューに寄ってる気がするためダウン。

ボタンでJQs。前全員がリンプだったため便乗し、ファミリーポットでフロップAJQダイヤが2枚。リバーまでチェックアラウンドで隣から15のベット、流石にまぁコールするでしょとコールし小さなポットを獲得。なんだかポットを大きくしていることを放棄している気がします。

ボタンでJJ、皆リンプしているので私もリンプ。フロップJ93ダイヤが2枚。チェックで回ってきたので今度はポットを大きくしようと10打つと2人コールがつく。

ターンT。30打つとCOのおじいちゃんだけコール。リバーTd。フラッシュ狙って60打つとダウン。ダイヤないかぁ…。ただ額は乖離しているものの、ポットを大きくしようと意識できたのでまぁヨシ!

というわけで金曜日のセッションは一応のプロモ条件である3時間で切り上げて終了。

400+50(プロモ)→370(-30)。

一時期300を割っていたことや、ハンドの巡りが全体的に悪目立ったことを考えれば健闘した方でしょう。リンプテーブルへの適応が必要です。

食堂に行くと夜食用のカップ麺と小籠包が置かれていたのでありがたくいただいたあと、明日からの本番に備えて寝ました。



12/30 午前5時


今まで7~8時まで寝れてたのに今日に限って5時に起きんなや!


なんか変な夢を見た気がして、枕の位置が悪かったのか枕の角が首筋をいい感じにくすぐりやがって、その不快感で目が覚めてしまいました。ご飯とお酒をしっかり摂って血糖値を上げ、ドカ食い気絶を試みるも失敗。流石に今日は失敗できない日なので、ポーカールームの開く14時ぎりぎりまで布団の中でごろごろしていました。ふと時間を確認すると14時。すっきりはしませんが眠気も一応は取れました。ドーピング代わりにコーヒーを2杯あおり、カジノに出陣します。

到着は15時、1卓目がまだぎりぎり1席開いていたので、そこに滑り込むことに成功します。テーブルは私より若そうな人からおじさんまで、年齢に開きはありますが皆さんアジア系。雰囲気的に親子で座っていそうです。いいですね。親子で同じ趣味。私はとうの昔に捨てたものなのでより眩しく見えます。ちなみにテーブルは8MAX。

テーブルは昨日のリンプ多用のテーブルとは打って変わって素直にオープン、わずかですが3が飛ぶテーブル。平均年齢が若いためきちんと勉強してきている人が多い印象です。やりやすい。

ファーストハンドはボタンでのA9o。15にオープンするとBBのおじさんから33にレイズ。BBはここ数回ずっと同卓しているあまり勉強はしてなさそうなずっとディーラーにちょっかいをかけているおじさん。多分普通に強いハンドなのでしょうとダウン。

BBでA4o。4人リンプにチェックでフロップA。リバーまでチェックアラウンドでフラッシュ完成リバー。「フラッシュニダ!」と叫んで15ベットしてきた人にコールしたら素直にフラッシュが出てくるなど。

不思議なテーブルです。上の流れに乗ったのか、フラッシュボードで「フラッシュニダ!」とベットして相手をおろして勝ったおじさんに、当のフラッシュニダおじさんは「そーじゃないんだよなぁ」的な態度をとっています。もちろん韓国語も中国語もわからないので雰囲気です。


QQでリンプ2人に対する13のレイズに1コールに65のスクイズが成功した辺りから精神状況も流れも変わっていきます。


ボタンで22。ザガンのレイズ10に3人ついてくるので、これだけオッズ良ければコール正当化されるでしょとコール。


フロップ279レインボーとボトムセットが大当たり。チェックするとザガンが70、ショートだったMPが残り100ちょっとのオールイン。直感はオールインだったのですが、ザガンももう後ろがそれほどなかったことから、「コールの方がザガンに対して『ここでオールインしたらBB引きずり下ろせるのでは?』という考えを引き出せるのでは? どちらにせよザガンは後ろのスタック考えたら降りれないしね」とコールを選択。読み通りザガンもオールイン。当然コール。

結果ザガンはJJ、MPは68oのストレートドロー。逃げ切って勝利。これによりスタックが一気に700ドルを超えます。


ザガンでAKs。15にオープンすると後ろみんなコール。Coのおじさんに至っては「お前のAKをぶっ殺してやる!」と息巻く始末。バレテーラ!
ボタンが75のスクイズ。本能が「やめとけやめとけ! せっかく700まで増やしたのにポケットとコインフリップ、下手したらAAKKとぶつかって溶かしたいか?」と訴えるためダウン。

最終的に私の後ろのおじさんがコールしフロップK22。ザガンがベットしおじさんダウン。ボタンはなんとJJをショウ! 私のAK返して!!!!

まぁ、心を壊しそうなコインフリップを回避できたと思いましょう。


リンプにボタンから77でついていきます。フロップ7K4でまたもや大当たり。

フロップチェックアラウンドでターンT。SB10にCOコール、私もドローも遠いしリバーでもっと取れるでしょとコール。


リバー3。SBが30、COコール。56でストレートですが、両者スタックがそれぞれ100と200なので負けても損失は軽微です。というわけでオールイン。
ディーラーに「ハァ?」って言われちゃった…。二人ともダウンでポット獲得。

他満を持してやってきたAAでショートのKKとTTをたいらげ…


400+50(プロモ)+20(クーポン)=470

→1065!


やったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ポーカー始めて7年、初の大勝利です!


ポーカー続けててよかった…本当に良かった…。

勝利の金額もそうですが、なによりもこのセッションでポーカーに対する考え方を改めることができたのが一番大きいです。

それは「ポーカーは楽しむために打つもの」ということ。
もちろんお金が稼げればいうことなしですが、それ以上に時間とここに来るまでにお金をすでに使っているのですから、まず楽しまなければなりません。楽しんだ結果ちょっとお金が増えてたらラッキーだね。稼いでやるぞ!と息巻かずにそれぐらいの気楽な気持ちで座った方が精神状態にいいです。兼業と割り切るならなおさらね。

そういった当たり前の、いわゆる初心ってやつにに7年目にしてやっとたどり着きました。お金も少し増えましたし、眠くて集中力が途切れてきていたのでいい気分のまま勝ち逃げ勇退、タイミングよくビュッフェにありついて勝利の美酒にチャミスルを飲んで寝ました。

残り何日卓が開くかは不透明ですが、最後まで楽しもうと思います。

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