見出し画像

新公1回から雪組3番手まで上り詰めた和希そらのこれまでの軌跡〜桜木みなと、瑠風輝の勢いと共に〜

こんにちは。ららです。

宝塚歌劇団には、新人公演といって宝塚、東京公演1回ずつの2回だけ研究科7年までの生徒のみで行う公演があります。この公演でトップスターのお役を演じると、路線に乗ったことになります。つまり将来のトップスター候補になったといえます。娘役も同様です。

しかし、新人公演主演1回の生徒は、トップスターにはなれず、別格になる可能性が高いのが事実です。トップスターになる生徒は、2〜4回主演を努めていることが多いです。

現在のトップスターを見ていきましょう。

花組 柚香光 3回 

月組 月城かなと 3回

雪組 彩風咲奈 5回

星組 礼真琴 3回

宙組 真風涼帆 5回

やはり3回から5回主演を努めている方が多いです。ですが、新人公演主演を経験されずに又は1回のみでトップスターになられた方もいます。

新公主演なし

元雪組トップスター 朝海ひかる

新公主演1回

元月組トップスター 真琴つばさ、瀬奈じゅん

元星組トップスター 紅ゆずる

元宙組トップスター 大空祐飛

上記の方々がいらっしゃいます。近年では、紅ゆずるのみという結果になります。

ですが、現在、新公1回組が下剋上といわんばかりの勢いでトップスター街道を突き進んでいる方々がいます。

それは、花組の水美舞斗、星組の瀬央ゆりあ、雪組の和希そらです。

今回は、新公1回から雪組3番手まで上り詰めた和希そらのこれまでの歴史について振り返りたいと思います。

YouTubeでも同じ内容についてお話ししているので見て頂ければと思います。

毎週木曜日18時に動画投稿も行なっているのでぜひチャンネル登録して頂きたいです。よろしくお願いします。

水美舞斗編も執筆しています。ぜひ見て頂ければと思います。

①ベルサイユのばら オスカル編 新人公演初主演

現在雪組3番手として大活躍中のそらちゃんですが、実は、新人公演主演は、ベルサイユのばらオスカル編の1回だけです。しかも研5です。研5で主演に抜擢されて1回だけってかなり珍しいと思います。1回組は、ほとんど最終学年に回ってきた場合や下級生に先に主演され、その後行う場合などが多いです。また驚きなのは、桜木みなとよりも先に新公主演に抜擢されているのです。このことから劇団から期待されていたのだと思います。

②その後新公主演を取れない日々

その後劇団は、一期上である桜木みなと(ずんちゃん)を推していきます。白夜の誓い、王家に捧ぐ歌(トップスター退団公演、お披露目公演)の新人公演は、2連続でずんちゃんが主演でした。そしてその後すぐにずんちゃんは、相続人の肖像でバウ初主演を取ります。先にそらちゃんに新公主演をさせたのに、完全に推しをずんちゃんに切り替えたようにも思えます。それは、各紙の95期推しや人気、ずんちゃんがその期待に応えた成果だと思います。

そしてshakespeare、エリザベートでは、2期下の瑠風輝(もえこ)が新公主演に抜擢されます。それからもえこ独占時代がやってきます。一方でそらちゃんは、エリザベート新公で演じたルキーニが話題になり、主演を務めなくても人気を得ることができるスターになりました。ここでそらちゃんの新公は、終わります。それからしばらくもえことショーのパレードなどでも一緒に降りる時期が続きます。しかし、当時は、完全にもえこ優勢状態でした。もえこは、その後、神々の土地、異人たちのルネサンス、計4回新公主演を務めました。完全なる宙組の御曹司です。

③ハッスルメイツでバウ初主演

しかし、先にバウ主演が回ってきたのは、そらちゃんでした。ハッスルメイツです。ショー系のバウ主演は、主演扱いにならない(new waveやsinging workshopなど)と言われたりもしますが、私は、この公演での成功や人気を示せたことが大きかったのではないかと感じています。

④オーシャンズ11 ライナス役

もえこちゃんとそらちゃんは、パレードなどで同時に降りている時期が続いていました。オーシャンズ11は、トップがダニーオーシャン、2番手がラスティー、3番手がテリーベネディクト、4番手がライナスと決まっています。そこでライナスをそらちゃんが演じることになり、4番手へ一歩近づいたように感じました。

⑤お芝居のバウ主演をもえこに越される

オーシャンズ11後のリッツホテルくらいに大きなダイアモンドでもえこちゃんがバウ初主演を獲得します。お芝居のバウ主演は、もえこちゃんが先でした。やはり劇団は、そらちゃんよりももえこを推していくのではないかと思ってしまいました。

⑥アクアヴィーテで1人降り

その後の大劇場公演のショーアクアヴィーテのパレードで遂に1人降りを果たし、もえことの序列がハッキリとしました。新公1回のスターが新公4回の下級生御曹司よりも序列が良くなった瞬間です。努力は、必ず報われることを証明した瞬間でもありました。

⑦夢千鳥でバウ主演2回目

そしてその勢いのまま、夢千鳥で初めてのお芝居でのバウ主演を果たします。栗田先生のデビュー作であり名作と名高い夢千鳥で主演を果たし、より人気を得ました。

和希そらちゃんが宙組時代のお話は、この記事でも詳しくお話ししています。


⑧雪組へ組替えへ、3番手になる

プロミセスプロミセスを最後に宙組から雪組へ組替えとなりました。宙組では、4番手スタートして大活躍していましたが、雪組へ組替えとなり、3番手になりました。番手を1つ上げ、より勢いが増しています。そして、もえこちゃんも宙組で4番手として大活躍されています。もえこちゃんとそらちゃん、切磋琢磨したからこそ今の立場があると思うと泣けてきますね。

今回は、和希そらちゃんの下級生から現在までどのよううにして3番手まで上り詰めたのかについて考えてみました。今後どうなっていくかは、分かりませんが、彼女がトップスターになられる姿を見てみたいと思っています。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?