chisa taniguchi🐌

大学で教えたり、教わったりしています。 研究テーマ👉 メンタリング × 越境 | 趣味…

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大学で教えたり、教わったりしています。 研究テーマ👉 メンタリング × 越境 | 趣味👉 リフレクション | 偏愛👉 Points of You と エニアグラム と 対話 | キャリコン

マガジン

  • 地域に関連する記事

    私の記事の中で、地域に関連する記事を集めました。

  • 対話に関連する記事

    私の記事の中から、対話に関連するものを集めました。

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    私の記事の中から、リフレクションに関連するものを集めました。

  • 多くの方に届いた記事

    私の記事の中から、たくさんの方に「スキ」していただいたものを集めました。

  • 仕事・研究に関連する記事

    私の記事の中から、仕事・研究に関連する記事を集めました。

最近の記事

CMC_Meetup高知 Vol.5 参加記録

 昨年のCLS高知 戻り鰹編の投稿から、あっという間に5ヶ月が経っていました。この間に私は、地元・高知の大学の採用面接を受け、合格し、およそ2ヶ月半前に単身で高知にUターンしてきました。全学のキャリア開発を担当します。  27年ぶりの高知生活は、毎日刺激がいっぱいです。昔からの友人だけでなく、2019年の2回目の成人式の幹事だった同い年メンバーや、CLS高知で出会った方々など、周囲の方々に恵まれて暮らしています。  そして2024年4月13日(土)は、初めてのCMC_Mee

    • CLS高知 初参加の記録

      2023年10月21日(土)、CLS高知 戻り鰹編に初参加してきました。しかも、パネルディスカッションにも登壇させていただきました。まだ興奮冷めやらぬ状態なので、書くことで整理してみたいと思います。 1.CLS高知とは何かCLSは「コミュニティ・リーダーズ・サミット」の頭文字。CLS高知は、コミュニティに関わる人たちが全国各地から年に2回、初鰹と戻り鰹の季節(5月と10月)に高知に集まるイベントです。本編の前には2泊3日のワーケーションツアー、翌日には大人の遠足もあり、すべ

      • ドラムサークルで学んだこと

        知人のSNS投稿を見て長らく気になっていたドラムサークル。 コロナ禍で機会そのものがなくなっていましたが、このたびようやく「ドラムサークル for ティーチャーズ」に参加することができました。 ちなみに私は、音楽に対する造詣は皆無です。 音楽は好きですが、「何が好き?」と聞かれたら困るくらいの、趣味とも言い難いレベルの「好き」です。 それでも音楽は人生にないと困るな〜という感覚はあります。 でも、太鼓系の楽器に対する親近感は持っていました。 それは小学生の頃の記憶。 ピア

        • コミュニティ・リーダーになる秘訣

          『地域と挑戦とコミュニティ #きっかけはCLS powered by コミュラボ』というイベントに参加してきました。 CLSとはコミュニティリーダーズサミットの略で、高知では毎年春と秋に「初鰹編」「戻り鰹編」と称して開催されています。 今回のイベントは、CLS in 高知に登壇された方が再集合する企画。 CLSは決して「すごい人の話を聞く会」にとどまる場ではありません。 何かやりたいと思っているけれどまだそれについて発信などに至っていない「マイルド活動家」の背中をそっと押し

        CMC_Meetup高知 Vol.5 参加記録

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          14本

        記事

          組織で本音を話すことへの一考察

          昨日見た、立教大学・中原先生の一連の「本音」に関するツイート。 最近、組織で対話の場を持つことが増えたのですが、中原先生に激しく同意。 触発されて、組織や学校などでの対話について、私が思う「大切なこと」について書いてみたくなりました。 組織で感じた違和感組織で2時間の対話の場をファシリテートしたあと、まさに中原先生のツイートのような「もっと本音が出たら良かった」という感想を企画者からいただいたことがあります。 私個人としては、この対話の場はあくまでもその組織のメンバーの

          組織で本音を話すことへの一考察

          「わかった」の落とし穴

          今月、久しぶりに仕事を持ち込まない休暇を1週間取りました。 とはいえ、メッセンジャーなどでちょこちょこと連絡が来たりするのですが、スマホで容易に完結できることしかしないことにしていました。 そうすると時間がたっぷりあるんですよね。 つまり、何もすることがない時間が生まれるんです。 何もすることがないと何が起こるかと言いますと、これまであまり出番のなかった感情が顔を出し始めるんですね。 それは、なんとも言えないモヤモヤとした気持ち。 でも、出番がなかったとはいえ、控え室には

          「わかった」の落とし穴

          すっぱい葡萄とすっぱいレモン

          まもなく新年度。 大学の非常勤講師として、授業の準備を開始しました。 私は私立大学でキャリア開発の授業を担当しています。 3年生を対象とした授業内容は、ズバリ就職活動対策。 この授業は複数の講師で実施しています。 初回に、いつもイソップ童話の「すっぱい葡萄」の話をされる先生がいらっしゃいます。 英語で「負け惜しみ」を「sour grapes」と言いますが、この寓話が語源のようです。人は目指していたものを諦めた後、それを価値のないものとみなすことで自分を正当化しようとしま

          すっぱい葡萄とすっぱいレモン

          見るために、目を閉じる

          「私は、見るために目をつぶります」 これは、画家のポール・ゴーギャンの言葉です。 目をつぶると、どうなりますか? 物理的に見ることは不可能になります。 では、視覚を使わないことで、何が見えるようになるのでしょうか。 現代、私たちは身体の中で最も目を使っていると言われています。 朝はスマホでSNSをチェックし、昼間はPCの前に座ってディスプレイを眺め、夜はテレビやYouTubeを見ます。 「百聞は一見にしかず」ということわざもあるように、目はとてもパワフルな器官です。 し

          見るために、目を閉じる

          未来の解像度を上げるために

          リフレクション&小さな行動をライフワークにしています。 そして私は駆け出しの研究者(人材開発・組織行動論)でもあります。 リフレクション&小さな行動は人生を豊かにする重要な営み。 それはさまざまな研究成果からも明らかです。 ではリフレクションとは何か。 論文的な定義は各自でお調べください。 私にとっては「あるテーマについて、自分の内面と対峙すること」です。 何が起こり、感情・思考がどう働き、どう行動して、どうなったのか。 これを、期待も判断もせずじっくり観察する時間です。

          未来の解像度を上げるために

          地域を巻き込んでサードプレイスをうまく運営するにはどうしたらいいか?

          サードプレイスとは、家庭でも職場でもない、とびきり居心地のいい場所を指します。オルデンバーグが1989年に提唱しました。 私が所属する石山ゼミではこれまでもさまざまなサードプレイスに足を運び現地で学ばせていただきましたが、今回は青森にあるHLS弘前へ。石山先生や修了生を含む有志21名でお邪魔しました。 HLS弘前についてHLS弘前を立ち上げたのは辻正太さん。 辻さんがHLS弘前を立ち上げるきっかけになったのがこちらの記事でした。 これからの社会に求められる力を学校の中だ

          地域を巻き込んでサードプレイスをうまく運営するにはどうしたらいいか?

          40代で金髪にしたら見えたこと。

          昔からずっとやってみたいと思っていたけれど、まだできていないことってありませんか。そんな大きなことではないけれど、心にずっと引っかかっていること。 私にとってそれは「金髪にすること」でした。 40を超えた大の大人が何言っちゃってるの、というツッコミが聞こえてきそうです。かく言う私も、自分で自分にツッコミ続けていました。「今さら金髪って、馬鹿げているよね」なんて。 でも本当は、ずっと、心に残っていました。金髪にしてみたいなぁと思ったのは大学生の時なので、かれこれ20年も、

          40代で金髪にしたら見えたこと。

          私の「越境学習」の源流を探る

          Facebookの思い出機能が教えてくれた。 9年前の今日、私は「Reflection Night」という人事・社員教育に関わる人々の集まりに参加した。 2015年以降は大学院でさまざまな社会人との交流を楽しんでいるが、自分の越境体験を語るとき、いくつか「源流」と呼べるようなコミュニティがある。 でも、その時系列はあまり意識していなかったので、整理してみる。 1.Reflection NightReflection Nightは、2013〜2017年ごろまで、人事・教育に

          私の「越境学習」の源流を探る

          母の新聞投稿と私の論文

          先日、母から届いた小包に、新聞の切り抜きが入っていた。 それは、母の投稿した文章が掲載された地方新聞のコピーだった。 私はそれをふんふんと読んで、机の隅に放置していた。 しばらくして夫がそれを読み、こう言った。 「お義母さんの文章は上手だね」 私は夫に「母が喜ぶからぜひ直接伝えてあげて」と答えた。 夫の話には続きがあった。 「あなたも文章を書くの好きでしょう。親子だなと思って」 母の新聞投稿から、私の話になるとは思いもよらなかった。 確かに私は、ここのところ昼間の時間

          母の新聞投稿と私の論文

          ストーリーを語る授業

          先日、大学の授業(2年生・キャリア開発)でパンクタムを使いました。 2年生の授業・キャリア開発は、就活を見据えた授業ではあるものの、まだ本格的な就活の話はしていません。2年生の前期は「自分を知る」とか「価値観を言語化する」とか、そういうことをやっています。ワークを交えて楽しい雰囲気でやりますが、これは3年生になって、自己分析でそのまま役立ちます。 自分を知るためには、自分を構成してきたエピソードが不可欠です。そしてそれはそのまま、就活にも活用できます。だけど、採用担当時代

          ストーリーを語る授業

          弱い紐帯とフローがもたらす幸せ

          今、(株)ファインド・シー様からのご依頼を受け、「キャリア自律ワークショップ」を開発・実施しています。 90分×6回の仕立てで、すでに3回が終わりました。 このお仕事、まさに「弱い紐帯の強み」と「フロー理論」が引き寄せてくれたものだと感じています。 お仕事をさせていただきながらあまりにも幸せなので、背景にどのようなことがあったのかを記します。 1.私の「弱い紐帯」「弱い紐帯(ちゅうたい)の強み」は、1970年代に社会学者・グラノヴェッターが提唱しました。 人のネットワ

          弱い紐帯とフローがもたらす幸せ

          やりたいことだけやって生きていくこと

          「やりたいことだけやって生きていく」と決めてから、最近ようやく、それが報われるというか、引き寄せてるな〜と感じることが増えてきました。 でもそれには、それ相応の”覚悟”も必要でした。そして、これで終わりってこともなく、ずっと続いていく道。 最近、そんな人生についてインタビューを受ける機会も多かったので、その経緯をちょっと振り返ってみます。 1. 会社員からフリーランスになる決断フリーランスになった理由は、大まかに言うとこんな感じです。 月〜金、9〜18時で拘束される意

          やりたいことだけやって生きていくこと