スゴレン検証。『「付き合っててよかった!」と思わず彼氏に惚れ直した瞬間9パターン』


「付き合っててよかった!」と思わず彼氏に惚れ直した瞬間9パターン
http://www.sugoren.com/report/1366460711691/



えっと、わしゃあオッサンなんで、本当にこれで惚れ直してもらえるものかさっぱりわかりません。
よって、ちょっと想像してみますんで、もしこれで良いなら投げ銭にしておきますんで、チャリンとかコメントとかスキとかください。
特にコメントは大好物なので、チャリンしなくてもください(おねだり)

 ちなみに、スゴレンの9パターンはこれです。

【1】誕生日や記念日にサプライズ演出をしてくれたとき
【2】妊婦さんや老人に席を譲るなど優しい一面を見たとき
【3】海外旅行で英語を使いこなすなどスマートな振る舞いを目の当たりにしたとき
【4】買い物中、荷物を自然に持ってくれたとき
【5】電話声を聞いて落ち込んでいることを察し、元気付けてくれたとき
【6】何気ないことで「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてくれるとき
【7】歩道でサッと車道側から内側に寄せてくれたとき
【8】失敗などを真剣に怒ってくれたとき
【9】彼の友達から彼の素敵エピソードを聞いたとき

さあ、まいりましょうか!


「ねえ、いったいどこに連れてこうっての」
夕闇が迫る電車の中。
席に座り何をするでもなく足をブランブランとさせながら、私は隣に座る彼氏に聞いてみた。
「ん、内緒。ほら、電話で元気無さそうだったしさ」 

【5】電話声を聞いて落ち込んでいることを察し、元気付けてくれたとき

彼は正面に目を向けたまま、どことなく楽しそうに応える。
「ま、ゆっくりしててよ。もう少しで駅だし」
「ゆっくり、って言われても……まあいいけど」
私は言い返す気力も失せて、何となく背後の窓の外を見る。
もうすっかり薄暗くなった窓の外には、これからが本番とばかりにまばゆく光るネオンサインの群れ。
明日がゴールデンウィーク最終日ともなれば、今日が最後とばかりに夜の街に繰り出す人も多いのだろう。

まあ、私には関係ないけどさ。
だって買い物途中に突然彼から呼び出されて、何だか知らないうちに電車に乗せられて今、って感じなんだもん。
買い物って言っても近所のコンビニくらいのつもりだったから、メイクだってちゃんとしてないし、恥ずかしい事この上ない。
「いやもうほんと勘弁してよ。せっかくの休みなんだし、もっとさあ――」
「今日、何の日か覚えてる?」
突然。
私の文句を遮って、彼が問いかけてくる。
その口調はやはりどこか楽しげで、しかしどこか真剣だった。
「え?今日、って、こどもの日じゃないの?」
「ああ、いやまあ、そうなんだけどさ」
私の答えに、どこかじれったそうに返す彼。
「ほら、他にも有るだろ?俺とお前の、さあ」
「私とあんたの?……なんか有ったっけ」
ホント意味がわからない、って感じで返した私に、彼はぐったりとしながら私を見て、ほんとお前らしいよ、と苦笑いする。
……と、その時突然彼がふと視線を横にずらし、するりと立ち上がった。

【2】妊婦さんや老人に席を譲るなど優しい一面を見たとき

「え?どうしたのとつぜ――」
慌てて見上げた彼の、その先にはおっきなお腹の妊婦さん。しかも外人さんだった。
「Are you fine? Please have a seat.」

【3】海外旅行で英語を使いこなすなどスマートな振る舞いを目の当たりにしたとき

彼はそう言って妊婦さんをエスコートしてこちらにやって来たから、私も慌てて立ち上がって買い物袋を手に持つと、英語なんてよく分からないから、とりあえず笑顔でどうぞ、って言って避けてあげた。
「ごめんなさいね、ありがとう」
しかし妊婦さんはちゃんと日本語で私と彼にそう言うと、少し辛そうな笑顔を私達に返して、ゆっくりと席に座る。
私と彼は彼女がちゃんと座ったのを確認したあと、少し離れた入口付近に立って、近くのポールを空いてる手で握った。
「やるじゃん。びっくりしたけど」
私がそう言って彼に笑うと、彼はまあね、と言いながらふと下に目を向けて、そして私の買い物袋をそっと取り上げた。

【4】買い物中、荷物を自然に持ってくれたとき

「あ、ありがと」
不意に軽くなった左手をグッパグッパしながら私が言うと、彼は「いえいえ、どういたしまして。お嬢様」と軽くお辞儀をして返してきた。
「お嬢様、って面じゃないでしょ私」
美人でもなく、セレブでもない私。
彼氏がいる事自体キセキだとも思えるのに、お嬢様だなんて。
「なに言ってんだか。俺にとっちゃ大事なお嬢様だよ」
彼がそう言って笑ったとき、次の駅の到着を知らせるアナウンスが車内に響き渡った。


「実は昨日さ、そっちから電話がかかってくる前にさ、みんなと久しぶりに飲み会してたんだよね」
駅から出てしばらくして、私は何となく話したくなって昨日のことを話し始めた。
別に話す理由はなかったんだけど、駅を出てすぐに歩道の車道側に彼が立ったのを見て、言わなきゃダメかなぁ、なんて思ったんだ。 

【7】歩道でサッと車道側から内側に寄せてくれたとき

「ああ、聞いたよあいつらから。何だか俺のことで盛り上がったとかのろけ話聞きまくりだったとか言ってたけど」
彼が苦笑いしながらそう返してきたので、私は……でもやっぱり苦笑いしながらうん、って返す。
「こっちの話もしたんだけどさ、お返しにって昔の話もいっぱいしてくれてさ」
「昔の話?なんかやな予感するなあ」
彼が買い物袋を肩に担ぎながら冗談交じりに言うので、違うよ、と思わずムキになって返す。
「ぜんぜん違う。剣道部の部長だった時の話とか、学校祭の話とか」

【9】彼の友達から彼の素敵エピソードを聞いたとき

「ああ、……あいつら、余計なことを」
そう言った彼の口調は、しかし怒ってる訳じゃない。
私はそのことにちょっと安心して……そしてちょっとがっかりした。
「で、それとお前が塞ぎこんでるのと、なにかつながるわけ?」
不意に彼がこちらに問いかけてきたので、思わず私はえ?と返してしまう。
「いやだからさ、お前昨日から変だったからさ、もしかしてあいつらに何かされたんじゃないかって」
そう不安げに言う彼が、何故かとてもかわいく見えて、私はそんなんじゃないよ、って微笑んでみせる。
「そうじゃなくて、……なんて言うかな、私とで良かったのかな、なんて思ってさ――」
「馬鹿かお前は!」
突然。
彼が今まで聞いたことのないような大きな声で怒り出し、私はびくん、と身体をすくませる。
「だって、私バカだし、今日だって何で呼ばれたかよくわかんないし――」
それでもなんとか言い返した私に、しかし彼は顔を真赤にして怒っている。
「お前とじゃなきゃ意味ないだろ!何言ってんだ!」

【8】失敗などを真剣に怒ってくれたとき

こんなに怒ってる彼を見るのは初めてだったから、私は泣きそうになりながら、でも、とかだって、とかしか返すことが出来ない。
「とにかく、俺はお前とじゃなきゃダメなの!分かったらこの話は終わり!」
分かった?と少し穏やかになった彼の問いに、私はコクン、とうなずく。
彼はそれを見て安心したようにため息をつくと、「よっし、じゃあもう少しだから」と少し早足で歩きはじめたので、私は慌てて「あ、ちょっと待ってよお」と鼻をすすりながら後を追いかけたのだ。


「――さ、着いた」
駅を降りて数分後。
彼の後についてやってきたのは、懐かしい場所だった。
「ここ、って――」
「そ。公園。――思い出した?」

思い出さないはずがない。
私達が最初に出会った公園じゃないか。

「あ、もしかして今日って」
彼に促されて公園のベンチに座った私が問いかけると、彼も同じように隣に座ってニッコリと笑う。
「そう。お前と俺が初めて出会った日。ここで落ち込んでた俺を、お前が励ましてくれた、あの日だよ」

不意に思い出した記憶。
確かあの日も、こどもの日だったっけ。

「でも、結局アレって、私何も役に立ってなかったじゃない」
私が思わず言い返すと、そんなこと無いって、と首を横に振る。
「あん時一緒にいてくれただけで、ほんと助かったんだ。――今更だけどさ、ありがとな」

【6】何気ないことで「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてくれるとき

彼はそう言って、彼のポケットからなにか小さな箱を取り出す。

その小さな箱と、この空気。
――まさか。

【1】誕生日や記念日にサプライズ演出をしてくれたとき

「ダメならダメでいい。でも出来れば受け取って欲しい」

彼がそう言ってその小さな箱を私に差し出す。
私は恐る恐るその箱を手に取る。

軽いのに重いその箱を、私はそっと開けてみた。

「――これ、って」
情けないことに、自分の声が少し震えているのがわかる。
どう考えても、それが指輪にしか見えなかったから。

「その……サイズが自信なくてさ、合わなかったらサイズ調整してくれる、って言ってたからさ。いやその、右手の薬指って、気づかれないようにサイズ測るの大変なんだって、初めて知ったよ」

そう言って照れくさそうに笑う彼の顔が、目に溜まった涙で滲んで見えた。




というわけで。
ニュースを見つけて書き始めたので、2時間程度しかかけてませんが(^_^;)
こんな感じの彼なら、何回惚れ直すことが出来たんでしょうか(^_^;)

以上、スゴレンシュミレーションでした!


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