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#小説 の人気順表示で上位に入るためには。

ども。

ぶんちゃんのトークノート( https://note.mu/jjunb/n/n9406ac0c479a )で話題になっている

『小説を不特定多数に読んでもらうには?』

について考えるにあたり、noteのハッシュタグ『 ** #小説 ** 』で人気上位に入っている作品を分析することで何かわかるのでは、と思いつき、早速実行に移してみた。

けっこう頑張ったので、もし読んで役に立ったなら、投げ銭でもしていってほしい。
(なお、全文公開のため、購入されてもコメントが書き込めるだけで追加のテキストはありません)

まずは人気順で表示されるnoteを再確認してみる

ならざきむつろ×雪町子さん『空をあおぐ』https://note.mu/muturonarasaki/n/nc3f6cf2a963c
ビュー9740
スキ267(タグ上では243)
コメント28(タグ上では27)

榎田@楽屋さん『八月の怪談』https://note.mu/edayuuri/n/nb0ff84274f2b
ビュー数不明
スキ231
コメント41

灰谷魚さん『かいぶつ が あらわれた』https://note.mu/haitani/n/n3776d226da7c
ビュー数不明
スキ220
コメント22

林信次さん『女優との恋』https://note.mu/bar_bossa/n/nf7d27ad704abビュー数不明
スキ205
コメント0

ならざきむつろさん『あるnoterの生き様』https://note.mu/muturonarasaki/n/nf26977033d95
ビュー1431
スキ186(タグ上では172)
コメント102(タグ上では99)

プランニングにゃろさん『サンタクロースの恋』https://note.mu/nyaro/n/na195aec22855
ビュー数不明
スキ171
コメント17

灰谷魚さん『ロンリーハーツ クラブミュージック』https://note.mu/haitani/n/n2920b9473eeb
ビュー数不明
スキ163
コメント24

灰谷魚さん『彼女の21年』https://note.mu/haitani/n/nbae8a3b65bcd
ビュー数不明
スキ161
コメント30

海見みみみさん『第1回noteSSFのご提案』https://note.mu/umimimimimi/n/na87c249fe4f0
ビュー数不明
スキ154
コメント75

プランニングにゃろさん『おわかれ喫茶で会いましょう』https://note.mu/nyaro/n/n649f19a23b3a
ビュー数不明
スキ143
コメント38

林信次さん『斉藤さんの後悔』https://note.mu/bar_bossa/n/n1363d4f1b553ビュー数不明
スキ143
コメント1

榎田@楽屋さん『中村明日美子先生に聞こう 前編』https://note.mu/edayuuri/n/na1307bf2795a
ビュー数不明
スキ143
コメント11

ナギさん『note  Advent Calendar 2014』https://note.mu/md0057654/n/n1331ce78771b
ビュー数不明
スキ126
コメント38

こうやって並べてみると、各ハッシュタグの『人気』とは『スキの数』のこと、つまり『スキをたくさん付けてもらえば『人気順』表示で常に上位に表示される』わけだと分かる。

なら如何にしてスキをたくさん( #小説 の場合なら最低でも130以上)もらえるかを、作者と作品に分けて分析してみよう。

まず作者から見る。

私、雪町子さん、林信次さん、プランニングにゃろさん、灰谷魚さん、ナギさん(海見さんのは企画の提案なので外します)と並べてみると、少なくともスキをもらった当時は活発に活動していて、フォロワー数も多い。

また榎田さんは商業作家さんで、これまたnote内外で活発に活動されてて、noteでのフォロワー数も多い。

そう考えると、やはり『フォロワー数を増やすこと』『note内外どちらでも良いので、認知度を高めるようにアクティブに動くこと』は大事なんだろうと思われる。

更にはnote運営にオススメされるかどうかもポイント。

固定ファンの多い灰谷さんや榎田さん、フォロワー数も多いにゃろさん以外は、運営のオススメマガジンに収録されたりTwitterでシェアされたりしたことがスキ数アップを加速した一因になっている。

※もっとも運営のオススメについては運も絡むことからあてにはできないのも事実で、しかもそれだけでいいのか、というと、まだ充分ではないと思われる。

今度は作品から見てみよう。

まず長さ。
上位noteはすべて『短編』、つまり文字数の少ない作品ばかりが並んでいる。

これは単にnoteのユーザーが『小説を読む時間をそこまで長く取ることが出来ない』から『よほどの吸引力(既にnoteの外での作品の評判が高いとか)がない限り、長編小説や連載小説は読むのに抵抗がある』(これは他の小説サイトでも同じことが言える)ものと思われる。

さらに中身についても見てみると、以下のような共通点があった。

・それぞれの作品を魅せるスタイルが固定されており、一目見ただけで作者がわかるようになっている。
・冒頭の数行(タイムラインに表示される部分)で惹き付ける工夫がされている。
・その程度の大小に関わらず、共感を得やすい内容。どぎつくなく、語りも淡々としている。(つまり『読み手がスキを押すことをためらわない作品』ということか)
・三人称視点、もしくは語り手が聞き手としてのみ機能することで、作者と作品がきっちりと切り分けられている。
・タイトルがシンプルでかつ作品を的確に表せている。
・舞台が現代、もしくは現代に近い。

これらのことを踏まえて考えると、『体裁だけでなく内容に至るまで読み手がスッと作品に入り込めるような工夫がされていて、かつ誰もがスキを『押せる』ような柔らかな内容の現代を舞台にした短編小説』だと、スキはつきやすいのかな、と思われる。

結論として。

noteで不特定多数に読んでもらうためには、note外で強烈な固定ファンを作るか、note内でアクティブに動いてフォロワー数を増やす(少なくとも1000以上)ことでnote内での『作者自身の価値を高め』、そのうえで『大多数の人が安心してスキを押せる作品』をアップすれば、少なくとも不特定多数の人に読んでもらうことは可能かと思われる。

以上。
まあある程度予想はついたものの、やはりこうなったか、という結果になったように思う。
ご参考までに。

ちなみにこれはあくまでも『ハッシュタグの人気順表示で上位に表示されるための手段の一つ』であり、それがイコール世間全般における作品の評価である訳ではないことを強調しておく。


以下は余談。

ちなみに執筆のモチベを持続させるなら、不特定多数のスキより固定ファンのコメントの方が大切で、連載小説などを継続する際には、読み手との距離は『広く浅く』より『狭く深く』を意識していく方が良いと思われる。

いくら思い入れの強い作品でも、noteでは1週間も更新しなかったら『思い出』になる可能性が高いため、認知度を上げていくのはファンに任せて、書き手はとにかく完結に向けて更新頻度を落とさず書き続けることが大切である。

(ある程度書き溜めておいて、毎週〇曜日、と決めて定期的にアップするのも一つの手段である)


余談その2。

人気順トップの『空をあおぐ』のビュー数を見てもらうとおわかりと思うが、この作品は『小説』よりも『イラスト』として見られた可能性が高いと思われる。
おそらくはナギさんのnoteも同様で、そう考えると、やはりnoteでのイラストや絵画の影響は計り知れないのだな、と実感した。

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