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エントリーすると逆行してしまう原因~反応トレード~


■エントリーした途端、逆行する。の謎(1)


この悩みを抱えた人は本当に多いです。

みんなも同じことで悩んでるから安心してくださいってくらい

トレーダーにとって避けて通れない悩みです。


相場に意地悪されてるかのように

自分がエントリーした瞬間に逆に行くんですよね。

今までキレイに上昇してたのに

エントリーした瞬間いきなり下落し出したり。

で、どんどん疑心暗鬼になってく...。


ただ、捉え方として普通の人は

「自分がエントリーした瞬間に逆行する」

と考えるのですが、

トレーダーとしては

「相場が逆行するときに自分がエントリーした」

と考えられる人はトレーダーとして正しい思考です。


前者は自分中心、後者は相場中心の思考。

相場では自己都合は通用しないし、

実際、別に自分がエントリーしたから逆行したわけでも

なんでもないです。


相場が下に行こうとしてたところで

自分が買っただけで、悪いのは相場ではなく

完全に自分です。


相場が逆行するという事象は自分の判断・行動が

招いた結果という認識の上で、トレードを

しっかり分析しましょう。



なぜ逆行するのか?

実はこれについて普遍的な答えはありません。

ただ、必ず事象には原因があります。

全員に一致する答えとなるものはありませんが、

人によって原因はいくつか考えられます。


これから、考えられる原因を挙げていきますが

自分のトレードを客観的に思い浮かべながら

読んでみてください。

おそらくドキッとする部分がいくつかあると思います。




・値動きに反応して飛び乗りしてしまう


「ローソク足が目の前でどんどん伸びている。

エントリーしてればかなり利益でてたのに。もったいない。

...まだ伸びるのか。今度は乗り遅れたくない。えいっ!」

↓暴落

「...。」


僕はこれを反応トレードと呼んでいます。

目の前でどんどん伸びてくのを見て

飛び乗って、その後逆行パターン。

天底を掴まされるパターン。


なぜこんなトレードをしてしまうかというと

FXとか投資だけに限らず人間はやった後悔より

やらなかった後悔のほうが強く記憶に残るとされています。

それで伸び始めにエントリーしてなかった後悔や

以前エントリーせずに利益を逃した経験などが

記憶に残っていて、その後悔(要は痛み)を

避けるため、エントリーしてしまうのです。

(人間は本能的に痛みを避ける行動を選択するので)


そしてこのパターンの厄介なとこが、

そういった反応トレードをして損失を出した直後は

後悔と反省をしてもうやらないぞとなるけど、

数時間、数日経つとまた同じ反応トレードを

やってしまいます。

これもさっきの後悔の記憶に残る強さが関係してるのですが

実際の損失よりも機会損失(やらなかった後悔、やれなっかた後悔)

のほうが記憶に残ってるため、損失という痛みよりも

機会損失という痛みを避けようと、エントリーをしてしまうのです。


僕もFX始めたばかりの頃、ひたすらこれを繰り返して

着実にお金を減らして、自分はなんて学習能力がないんだ

と反省しながら、同じ過ちを繰り返していました。

気持ちは痛いほど良くわかります。


ただ原則として、人間の性質上

感情や本能でトレードしていたら

必ず負けるようになっています。

(プロスペクト理論の記事で詳述)


戦略的な飛び乗りだったら問題ないのですが

値動きに反応してトレードしてしまうのであれば

反応ではなく対応するトレードをするよう心がけてください。

理論的にここまではこのまま伸びる可能性が高いからエントリーして

ここまで落ちてきたら損切りしようとか、

急伸したあと一旦戻すだろうからそれを待ってエントリーしよう

戻りがなかったら見送ろう

など冷静に対応するトレードをしましょう。

スッパリ諦めてチャートを閉じることも

立派な対応の一つです。


相場の世界では機会損失よりも損失の方が

確実に痛手となります。マイナスかゼロか。

お金を減らすトレードをできるだけ抑えて、

何よりも資産を守ることが投資では最優先事項です。

機会損失を恐れて飛び乗ってしまうようなら、

一旦冷静になって感情ではなく論理で行動しましょう。

チャートから離れるというのも立派な戦略です。


「エントリーは利益を得るチャンスであると同時に

損失を被るリスク」と心得て、まずは大事なお金を

ドブに投げるようなトレードは避けましょう。


$(´ー`)/~~


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