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永久凍土から蘇生された生命体

シベリアの永久凍土で約46000年間休眠状態にあった線虫を蘇生させる事に成功したとする論文がとある科学誌で発表されたそうです。


地下40mの永久凍土から見つかったこの線虫は、クリプトビオシスと呼ばれる休眠状態に入る事で厳しい環境を生き延びていたそうです。
同じ場所にあった植物の名残を放射性炭素年代測定にかけたところ、45839~47769年前の更新世後期のものである事がわかったそうです。


線虫以外の生物では、更に長い期間生存していた例が確認されているそうです。
病原菌であるバシラス属の細菌では、芽胞と呼ばれる状態で数千万年間生存していたものが見つかったそうです。


今回の線虫のように、危険な病原体が長期間の休眠状態から復活する可能性は、多くの科学者が懸念しているそうです。
こうした病原体の多くは数千年間凍結状態にあり、現代人が免疫を持っていない種類である可能性があるそうです。


線虫や細菌はこんなに生命力が強いとは思いませんでした。
人間にもこんな生命力が欲しいですね。
地球温暖化が意外なところにも悪影響を及ぼしている事に驚き、これらの細菌が広まってまたパンデミックが起こったら最悪だなと思いました。
どこかの国がこれらの細菌を使って化学兵器を作らない事を祈ります。

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