2020年7月3日(金)

一年の半分が過ぎた。
早すぎて実感がない。相変わらず忙しすぎる日々を過ごしている。
21時に帰れるようになると、謎の罪悪感を覚える。今の自分の状態が異常であることを忘れないようにしよう。

東京は2日連続感染者100人越えのニュース。
しかし検査数自体が増えていて、ほとんどが軽症者とのこと。重態者は少ないと聞くけど、国や都の発表する数字も信頼できなくて、なんとも言えない気持ちになる。

昨日は久しぶりに歯医者に行った。
頭に感染対策の帽子みたいなのを全スタッフがかぶっていた。熱のある人は緊急でも見ないという貼り紙。仕方ないし批判するつもりもないけど、心に突き刺さる内容だ。

夜、居酒屋などでワイワイやってる人が残業の帰り道に目に入る。
なんだこいつら、という気持ちになるけど、同時にライブハウスや映画館へ行く人の姿も同じように見えているのかもしれないと想像する。他人には価値がわからなくても、その人にとってはなくてはならないものかもしれない、と一瞬想像するようにする。対策する気のない人は論外だけど、充分注意する限り、あまり批判的にならないようにしたい。

週刊文春に木村花さんの母親のインタビューが掲載。
奴隷契約書があり、やめるタイミングも自分では決められなかったこと、一時自殺未遂していたことなど衝撃的な内容。
台本はないけど演出があることはわかっていた。なんでそのアングルで撮れるのっていうシーンも多かったから。でもそこにあったのは演出の範疇を超えていたように思う。フジテレビ側は契約書の存在は認めながら母の告発の内容はほぼ否定している。でも文春も裏どりなく記事にはしないだろうし、ほとんど事実なのではないかと思っている。そのことがショックだった。

例えば誰かに何かを言われて人の印象が簡単に変わったり、些細な出来事で自分の気持ちがわからなくなることは誰にでもあるだろう。演出がありながら演出家の意図を超えて人間関係に影響を与えるのがリアリティショーの醍醐味だと思っていた。ヤラセか自然かだけの尺度でしか考えられないバカな視聴者にははらわたが煮えくりかえるし、そのあわい、人間関係の複雑さにこそ価値があると感じてテラハを愛していた。でももう番組を信じられなくなってしまった。
そしていろんな人に薦めまくっていたことにも責任を感じている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?