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【売上公開】デザインフェスタ58に出店してきました。

2023年11月11日(土)・12日(日)に開催された「デザインフェスタvol.58」に出店してきました。

昨年同様、ディスプレイや販売する上での工夫、反省点、売上などを公開していきたいと思います。よろしければお付き合いください。

ディスプレイについて


実は今回、お客様が多かったため、日中ほとんど写真が撮れなかったので、写真少なめです。
要点をまとめてご紹介していきますが、そんなわけで写真少ないので分かりにくかったらすみません……。

什器について

棚は昨年と同じニトリで購入したスチールラックです。こちらに専用の棚板をつけています。壁レンタルしないで高さを出す工夫として、こちらのラックを使用しています。(お隣のブースの壁と同じくらい高さがあります)


改良点
背面に100均で購入したネットをつけました。これは作品の落下防止と、裏面にS字フックで備品(梱包材や手提げ袋等)を引っ掛けておくため。
Sブースは狭いので、少しでも場所を有効活用しようという試みです。結果、荷物なども引っ掛けられたので便利でした。

棚の構成について

自宅でディスプレイのシミュレーションをした時の写真を。一番上は高さがあるので、遠くから目立つように作品を数点展示。上から2段目が一番目につくところなので、ここにはパネルの大きめの原画を並べました。3段目は額装原画やF0などの小さめの原画、4段目はポストカードなどのグッズ類、5段目は在庫置き場になってます。

2段目が一番ディスプレイとして目立つところなので、ここは更に階段状にして作品をたくさん並べています。



1日目と2日目で展示作品を変えました。

棚の構成はよかったのではないかと思います。
1〜2段目の大きな作品で目を惹き、足を止めてくれた人が、だんだん下に視線を落としていくと手頃な価格帯の原画やグッズがあるので、最終的にそれを購入してくれる……という動線になっています。


松竹梅でいうと、
①1〜2段目が松・竹(18,000〜77,000円)
②3段目が竹(4,500〜15,000円)
③4段目が梅(200〜1,500円)
という構成になってます。

これを逆にしてしまうと、数は売れるけど薄利多売で売上に繋がらない…なんてことになりかねないので。このへんの話は昨年のデザフェスの記事にも書いているので、よろしければご覧ください。

https://note.com/muziik7339/n/na84675d4c862


昨年から変えた点

①商品の価格帯(値上げ)
昨年に比べて、全体的に作品の値上げをしました。

ー2022年ー
《原画》
S6号 50,000円 
SSM号 18,000円 
SM号 12,000円 
S0号 12,000円 
ハガキサイズ 5,000円 
ATCサイズ 3,000 円

《グッズ》
ポストカードセット 1,000円 
クリスマスカードセット 500円 
ステッカーセット 500円 /4枚

ー2023年ー
《原画》
S6号 77,000円
SSM号 24,000〜28,000円
SM号 16,500円
S0号 15,000〜22,000円
F0号 11,000〜13,200円
ハガキサイズ  8,800円
ATCサイズ 4,500円

《グッズ》
・ポストカードセット 1,500円
・ポストカード バラ売り 300円
・画集 1,500円
・卓上カレンダー  1,500円
・ステッカー 大300円・小200円/枚

昨年の時点ではちょっと感覚的に値段をつけていた部分があったので、今年はちゃんとサイズ(面積)あたりの単価を設定して、それを元に値段をつけています。基準が曖昧だったので揃えたことでわかりやすくなり、価格設定で悩むことが減りました。
基準を設けて揃えた後、制作数・販売数ともに増えできたタイミングで段階的に値上げしています。


②グッズの種類を増やし、バラ売りを導入。

また、前回グッズはすべてセット売りにしていたのですが、今回は敢えてポストカード・ステッカーなどは種類も増やして、バラ売りにしてみました。ステッカーは以前はサイズがバラバラだったのですが、バラ売りするにあたり、シール用紙のクオリティを上げて、サイズを統一して分かりやすくブラッシュアップしました。
結果、客数の増加と、お客様の滞在時間が増えて賑やかなブースになり、結果的に売上増となりました。客単価の低下を心配しておりましたが、そこまで変わりませんでした。


グッズの種類も増やしました。初の試みとして、季節ものとしてカレンダーを作りました。どのくらい売れるか予測できなかったので、少なめに用意したのですが、初回分は完売したのでよかったです。
ポストカード、画集などは多めに刷りました。こちらは定番として、中〜長期的に置いておきたいので、今後もイベントや展示などで販売していきます。

③在庫置き場の拡充

昨年よりも作品数が増えたので(約100点)、在庫置き場を増やしました。昨年は見せる在庫としてごく一部の額装作品などを下段に置いていましたが、今回は下段すべて在庫置き場に。接客してお話ししたお客様には積極的に在庫からも作品を見せていきました。この作戦が良かったようで、在庫にあった作品も購買に繋がりました。


下段の黒いボックスが在庫です



接客で意識した点

今回は接客に力を入れました。ブース付近で立ち止まってくれた方には積極的に名刺やDMを渡して「こんにちは。どうぞお持ちください〜」と軽くお声がけ。また、ちょっと離れたところから眺めている方にも渡して「どうぞお近くで(お手に取って)ご覧ください〜」とお声がけしました。
これ、賛否両論あるかと思いますが、それをきっかけに話が始まったり、ブースを見てくれたりするので私はしたほうがいいと思ってます。あんまり声かけられたくない派の人もいると思いますが、そういう方は雰囲気で分かるので、その場合はDMをお渡しした後はゆっくり見てもらうようにしています。

DMや名刺は配ってなんぼなので、私は割と気軽にほいほい配る派です。それが結果的に家で捨てられたとしても私は気にならないし構わないので。そもそも渡さなかったら可能性はゼロなので、あれだけブース数がある中で少しでも記憶や印象に残るように、DMやフライヤー、名刺など手元に残るものを用意して、とにかく気軽に配ることにしています。
あとは、受け取って貰えた方にプラスになるものを配るようにしています。例えば今回配布したポストカードには、次回通販で使えるクーポン券を付けてみました。これだと配れば配るほど、皆さんにお得なものを配っている(と思える)ので、お渡しする時の心理的負担が少ないです。

あとは、とにかく気軽に作品を見てもらうようにしました。「全部手描きで描いてます〜」とか、「めっちゃキラキラなので、ぜひ手に取って見てみてください」とか。
ステッカーやポストカードは「種類たくさんあるので、お手に取ってご覧ください」とか、「(ステッカー)いっぱいあるので、漁っちゃって大丈夫です!笑」とか(笑)。この辺は相手の方に合わせて色んなバリエーションで声かけていきました。こういうコミュニケーションも含めてイベントの醍醐味だと思ってるので、私は作家でもあり販売員でもあるので、そういうやり取りを楽しんでもらうようにしました。

下段に置いている見せる在庫に関しても、例えば黒系の作品を見てる方がいたら「他にもあるので見てください〜」と、在庫から黒系の作品をどんどん出して見てもらいました。そうしているといくつか気になる作品が見つかって、そこから購買に繋がりました。何回か来てくれているお客様には自分で自由に箱の中を見てもらったりして(笑)、お客様と一緒にわいわいしながら選んでもらいました。多分こういうところは元雑貨屋のノリなんだと思いますが、そういう風に接客して、デザフェスでの体験が楽しい思い出として記憶に残ったら嬉しいなと思ってます。


ディスプレイも雑貨屋テイスト



DMや名刺はどのくらい用意すればいいのか


今回、名刺は約300枚、個展DM300枚、クーポン付きポストカード200枚を用意しました。前半は個展DMを配り、購入してくれた方にクーポン付きポストカードを配っていたのですが、個展DMが早々になくなったので、2日目の午後からはクーポン付きポストカードを配布。上記の作戦で配りまくったので、どれもほぼなくなりました。のべ500名様に配った計算ですね。昨年より多く印刷して来ましたが、次回はもう少し用意してもいいかも知れません。

貰えた人はラッキー!なクーポン付きポストカード


気になる売り上げは…

はい。ここまで書きまして、気になる結果発表です。
※こちらは期間限定で公開しています。時期を過ぎたら有料で公開に切り替えます。

《1日目》
・S0号 2点
・F0号 1点
・額装ミニ原画 1点
・ポストカードセット 3点
・ポストカード バラ売り 5点
・カレンダー 2点
・画集  1点
・ステッカー(大)5点
・ステッカー(小)7点
・ステッカー(チェキ風)4点

小計 62,000円 / 客数 20人

《2日目》
・S0号 3点
・F0号 1点
・額装ミニ原画 3点
・ポストカードセット 2点
・ポストカード バラ売り 2点
・カレンダー 8点
・ステッカー(大)13点
・ステッカー(小)14点
・ステッカー(チェキ風)3点

小計  91,700円 / 客数 31人

2日間 合計 153,700円 / 客数 51人

ちなみに昨年の「デザフェス56」の時の結果は↓


前年比200%!!!やったね!

前回からの反省を活かし、松竹梅の竹の部分の作品数を増やしたのと、接客に力を入れた結果、このようになったのかなと思います。


結論:デザフェスは原画が売れる。

やはりこの結論に。1〜2万円代は普通に販売出来る範囲のようですね。今回も学びや反省点がありますので、次はそれを書こうと思います。


ここまで読んでくださった方で、実際の商品がどんなものか気になった方もいらっしゃるでしょう。そんな方はぜひ私のshopを見ていただけると、デザフェスで実際に販売した絵やグッズをご覧いただけます。
11/18土21:00〜新作販売しますのでぜひ。




昨年のデザフェスレポートはこちらから。今なら全文読めます。https://note.com/muziik7339/n/na84675d4c862


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