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乳腺炎注意報

12月ですね
季節の話題を。

年末やお正月明け、乳房トラブルで来院する人が増えます。
あとは春先か梅雨の頃も多いかな。季節の変わり目。

しこり、痛み、発赤、発熱、乳頭の痛みなど、乳腺炎になりかけかもしれません。
(念のため、続くしこりは乳がんも疑ってください、非常に増えています。発熱は他に原因もあります)

母乳分泌に身体のエネルギーを取られるので、授乳中は免疫力が下がります。(すぐ風邪ひきませんか?)

乳腺炎になっても切開することはあまりないです。発熱してなければ抗生剤もいらないです。

からだを整えていれば、

ですが。

乳腺炎で来院された方にマッサージしていると(実のところ、マッサージではありません)
共通点あります。

なにか変わったことありましたか?
に反応あります
(たぶんあれかなぁ?)とお母さんは心でわかってますね


例えば、
疲れていた(育児中はいつもですけど)
旦那とケンカした
いつもと違う生活(来客とか実家で集まりがあったとか、上の子が熱を出したとか)
いつもしない添い乳をした
など。

【してもいいこと】
⭕️冷やしタオルや保冷剤をガーゼで包んだものでかーるくひやす(気持ち良い程度に→冷やしすぎると後で張り返したり分泌が減りすぎたりします)
⭕️頻回授乳→飲んでもらってしこりをとる
⭕️乳頭をほぐしてから飲ませる→出口の塞がりをとる
⭕️いつもと違う角度で飲ませる→同じところばかり飲んでいると飲んでないところが詰まりやすいので)
⭕️深く吸わせる(浅飲みすると乳管が傷む)
⭕️張っているところを手のひらで大きく軽く圧迫して飲ませる(決して揉まない。赤ちゃんの吸引と手のひらの圧迫で詰まりをとります)
⭕️母乳パッドを清潔に、またはガーゼなど通気性の良いものにする
⭕️きついブラジャーをはずす
タオルをあてるだけがよい
⭕️おっぱいの付け根からしっかり支え上げて飲ませる(意外と乳腺組織しか支えられてない人多いです)
軽ければ2〜3日で治ります。
夜中ならこの対処をして、翌日助産師に見てもらってください。

母乳外来や開業助産師へ。

【しないほうがよいこと】
❌あたためる(お母さんに言われてそうしてからきた人がいました、逆です)
→余計ひどくなります

お風呂で温まりすぎるのも気をつけた方が良いかも

❌痛いところをほぐす(基本的に自己流は良くない。揉むと炎症がひどくなります)

☆ストレスでチョコ食べすぎた、ケーキ食べた
というのもまぁあるのですが、
食べ物そのものが乳腺を詰まらせるというよりはストレスが免疫力を落としているとか、クリームを、消化できない弱った胃腸だったとか、
そういう解釈の方がしっくりきます。
私は豚まんで乳管炎、白斑になりましたけどね。
子供の湿疹も
保育園でお母さんの食べ物
やって言われたけど私が卵食べても抜いても息子のアトピーは変わらなかったもん。
ホントに傷ついた。辛かった。

この話もまた追々します

年末年始、
ご馳走食べる楽しい時間多いです
ついつい楽しくて授乳が後回しになったり、ハメを外したりしますので
お気をつけください

話を聞いてもらって心の詰まりもとれ、おっぱいもほぐれて皆さんスッキリして帰られますね。


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