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テーブルの力–会話が生まれる空間づくり

2019年のGW、10連休の恩恵にあやかった私は、友達とポルトガルを旅した。
ポルトガルの素晴らしさはどこか別の機会で書くとして、今日は旅をしながら気づいた「テーブル」にまつわる気づきを。

私は一人旅も誰かと行く旅も好きで、
旅で起こる、普段なら出会うことのない人との出会いも大好きだ。
だから宿を選ぶときには、会話が生まれそうなスペースがあるか、も判断軸に入っている。

今回ポルトガルを旅する中で、素敵な会話が自然発生した印象的な場所は
・B&Bの8人がけテーブル
・ワインテイスティングの12人くらいがけのテーブル
の2つだった。

B&Bでは朝ごはんを食べながら、仕事の話をしたり、旅の情報交換をしたり。こんな小さい空間なのに、似たような仕事をしている人に出会ったりするから世間はやっぱり狭いなぁと思ったり。

一方で、2人で向かい合うタイプのテーブルや、窓に向かったカウンター席では、会話の自然発生は起きなかった。
友人と話すだけで満足しているし、特に話しかけようとも思わなかった。

そこで思った。
テーブルを切り離さず、見ず知らずの人が隣り合う・肩が触れ合うくらいの空間では、会話が生まれやすいんじゃないだろうか。
逆に、席の間にスペースがあることが、人と人の交わりを鈍化させているのではないだろうか。

思えば、過去に参加したボスキャリ*でも、10人がけくらいの丸テーブルで会話が生まれ、ボスキャリが終わっても続く繋がりができたりした。
あのときは、アメリカならではのオープンマインドが〜とか思っていたが、実はあれはテーブルが持つ力だったのではないだろうか。
*ボスキャリ=アメリカはボストンで行われる、日英バイリンガル向けの就活フォーラム

テーブルをみんなで囲むこと。
次はこれをもう少し意識して、旅をしてみようかなと思う。
もしかしたら、思いがけない出会いやできごとが生まれるかもしれないから。

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