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ミラクル旅行記その2

大雨で足止めになった中国人4人組(後で知るけど4万人のスピリチュアルティーチャーの人とそのお仲間)を迎えた翌朝。


富士山に登ると言う彼女たち。
ただ、前日の大雨でバスの運行状況が分からないことを伝え、どうしたらいいか考えていた。


私はその日、カフェでのお手伝い予定だったから、どうしてあげようかと考えていた時
カフェから、前日の大雨で電車も乱れているし、危ないから来なくてもいいよ、と連絡が入った。

その時
「あ、私がレンタカーして、この人たちを富士山まで連れて行ってあげればいいんだ」
と閃いた!

それを伝えたら、本気で感謝され、
あぁ、この決断をしてよかったと再度思った。


時は朝の10時。
そこから母が車屋さんに連絡して、レンタカー屋さんを紹介してもらった。
土曜日だったのに、空きがあり、しかも次の日の昼くらいまでに返してもらえれば大丈夫〜というアバウトな時間で貸してくれた。


「あなた」は誰?

レンタカー屋さんから車を借りて、家に戻ると、
体調絶不調の母の施術をしてくれていた。


咳が止まらず、目が充血していて身体の節々痛くなっていた母。
それを見ていたスピリチュアルティーチャー、普段はあまりしないという施術をしてくれていたようで、
母の背中をバンバンとリズミカルに叩いていた。


その様子を見ていて
母が背中の一部を指して、ここをもう少しして欲しいとお願いしていた。

そしたらティーチャーが一言。
「身体が教えてくれるから大丈夫」

そして続けて
ティーチャー:「膝をつねって痛い、というのは誰が感じてる?」
私:「私の身体」
ティーチャー:「じゃあその「身体」は誰?」
私:「え?私?」
テ:「じゃあ、あなたは誰?」
私:「うーん…」
テ:「本当の自分と繋がれば、全てがわかる。そして全てが宇宙のものである」


あぁ…この子(ティーチャーといっても35歳で、とても35歳には見えない若々しい元気な女の子)は宇宙の話もできる子なんだな、とその時はその子のことを全然知らなかったから思った。


そして、「あなたは誰?」という質問に答えられずにいた。
私は誰なんだろう。
名前でもない、肩書きでもない、日本人の〇〇が好きな女の子、とかいうことでもない。

私は一体、誰なんだろう。

果てしない疑問の渦に投げ込まれた気分だった。


隙あらば瞑想

そんなやりとりをしている隣で、別の子は目を瞑って瞑想をしていた。

昨日から、時間があれば、誰かしら瞑想をしていたのを見ていた。


そのめちゃくちゃにマイペースな感じ、
だけど嫌な感じは一切ない心地良さがあった。

個々がそれぞれ好きなことをしているけれど、はちゃめちゃなわけではなく、調和が保たれている。
しかもその好きなことをしている人も、ほかの人に気を使ってここまで、というのでもなく、好きなところまでして、おしまい。
ほかの人も待っているようで、自分でその時間を満たしているから、待っていない感覚。

そのバランス感覚と、自由と調和が許されていたから
すっとみんなの輪の中に入っていけたのだと思う。


そして常に自分の内側に向ける意識をしている人々だからなのか
それぞれがバラバラなことしてはっちゃけてても、
地に足がついたような、安定感がそれぞれにあった。


母の施術が思ったよりも伸びていて(2時間以上してくれていた!)
ようやく出発、というのが富士山に行くというのに午後1時半だった。

でもそれまではみんな施術が終わるまで、のんびり待っていた。
私一人だけが、ルート調べたり、ランチの場所調べたり、間に合うのかななどあたふたしていた。

でも、調べてもうまく出てこなくて、もういいや!と半ば諦めたように放棄していた。

今ここにいて、流れを信頼する

時間が歪んでいるようだった。
13時半に家を出てから、まずランチ。
その後近くの薬局で買いたいと言われ、寄ったらみんな各々買い物モードに突入し、
結局家のエリアを出たのが15時頃。

富士五合目まで行くのに、2時間かかるから、着いてサッと見て帰るくらいかな〜と思った。
少々焦りながら運転。

ちなみに中国で3〜4時間の運転の距離は「近い」の範囲に入るらしいw
だから2時間は割と近い感覚だったのだろう。

それにしても、誰一人焦る様子もなく、買い物・ランチとそれぞれのんびり楽しんでいた。


割と車を飛ばして、富士五合目まで行く唯一の道・富士スカイラインに到着したら、なんと大雨のため通行止めになっていた!!

しかも翌日14時まで自転車のレースが行われるため、その時間まで通行止めとのこと…
しかし明日は私は仕事でいられないから、今日中でないと彼女たちを五合目まで連れていってあげられないな、と思っていた。

ただ、明日はバスがあるでしょう、と思い、
近くの河口湖と山中湖散策に切り替えた。


今夜のホテルはどうするの?と聞くと、
夕方なのに、まだ決まっていないし、調べる様子もなし。

私が逆に焦る。笑

そんな時に、山中湖で
ティーチャーが「今夜はここのエリアに泊まりたい」と言ったため、
携帯で調べるも、あまりピンとこず…

後ろを振り返ると、コテージが。
ダメ元で聞いてみたら、なんと空いているとのこと!


だけどさ、私だったら
多分調べまくったと思う。
より良いホテルないかな、とか、安いところないかな、とか。

だけど、彼女たちはそういうのが一切なくて、
部屋を見ていいじゃんー!と即決していた。


後々にわかったことだけれど、本当にイマココにいる人々で、流れを信頼しているから、毎回ホテルとかも全く予約していなかった。


ここでの学びは、
流れを信頼すること、
そして来たものに対して喜んで受け入れる心
であった。


明日に続く♡

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