見出し画像

50代はますます楽しい『無(最高の状態)』鈴木祐さん #朝渋 #朝活 #朝渋読書 #無MU

7月21日の朝渋著者イベントは、登壇4回目となる鈴木祐さんのお話です。『無(最高の状態)』の出版は7月16日、出来立てホヤホヤです。

不安、ストレス、怒り、孤独、虚無、自責から自らを解放する科学的メソッド‼
今回のゲストはメンタリストDaigo氏が「日本で一番尊敬する」人物・鈴木祐さん。
年間5000本の科学論文を読み続けるサイエンスライターです。
月間250万PVブログ「パレオな男」を運営しており、今回新刊発売を記念したイベントです。
無=最高の状態とは?
▼出演
ゲスト:鈴木祐氏
モデレーター:5時こーじ(朝渋代表)
▼こんな人におすすめです!
1. ストレスフルな毎日から解放されたい方
2. 毎日を最高な状態にしたい方
3. 鈴木祐さんのスタンスを朝から学びたい方

出典:Peatix

まずは恒例、朝渋Twitter祭りからのスタート。

画像8

基調講演なし、全編トークセッションでの90分。登壇4回目ともあって、ファシリテーターの5時こーじさんとの安定のやりとりが、聞いていて心地よい時間でした。本を読むだけでなくて、鈴木さんの声で「自分に」語り掛けられているという特別感を味わいました。

画像7


画像5

サイエンスライターっていう職業自体が、もうめっちゃ憧れの的。私は学習欲と収集心があるので、データを集めるのは好きなんですが、アウトプットにはそれほど興味がなくて。だから、そこができる人を尊敬しちゃいます。

Amazonの書籍紹介にあるこの画像。ほんと最高傑作!ですね。

画像8

仏教では「生老病死」という4つの苦があるといいます。
鈴木さんは、苦しみの共通点は「あなたのニーズが満たされない状態」とまとめていました。怒り、嫉妬、恐怖、不安、悲しみ、恥。今感じているこの苦しみは「なんかモヤる」で終わらせずに、言語化して理解することで対処法がわかってくるのかも。

そして「事実」と「解釈」をわけて考えることを、「一の矢」「二の矢」と例えることをもう2千年前のゴータマ・ブッダが言っていたと。自分を苦しめるのは「解釈」である「二の矢」であると。

画像4

画像3

この具体例があることで、一気に理解が深まります。ファシリテーターのこじさんは、今日のイベントでは具体例を出していこうという方針だったとのこと。こうやって具体と抽象を行き来することで、理解が深まっていくんだということも体感できました。

画像2

抵抗するから、痛みが苦しみになってしまう。降伏(=アクセプタンス)すれば苦しみではなく、ただの「痛み」になる。

人は誰でも歪んだ行動・思考パターンというものを持っています。それを「悪法」と名付け、18もあるという話は、今日はさらっと。参加者はこの話にも興味津々で、次回の登壇希望、ぜひ取り上げていただきたい、との声がチャットにあふれていました。

放棄、不信、剥奪、欠陥、孤立、無能、脆弱、未分、失敗、尊大、放縦、服従、犠牲、承認、悲観、抑制、完璧、懲罰(18の悪法)

「孤立」について

外出制限が続いているこの時期、ビッグファイブの「外向性」は、交流が必要な人だからストレスを受けやすい。一方、1割か2割いる「ソリタリー」の人は、他人との交流ではエネルギーを得ないひとだから大丈夫なんだそうです。

ソリタリーとは、一人でいる状態を好む人のことを言います。 ソリタリーは集団でいるよりも孤独でいる生き方を選択しますが、孤独でいることに対して寂しさや苦痛を感じません。 ソリタリーは病気ではなく、自立した考えや行動に表される脳科学的な気質です。出典:こちら

人は、環境によって自分の特性を活かすことができるのですね。適応できるかどうかは、その人の問題ではなく、環境の問題なのです。

無我の境地

画像1

パワーワードが並びます。
「永遠の初心者」「限りない受容力」「圧倒的な自由」
我が無くなり、周りからの影響を受けなくなり、本来の自分になる。

質問タイム

”無我”の状態になりやすいのは年齢によって変わったりしますか?例えば、4歳児なら発生する物語が少ない気がしてさらに好奇心旺盛なので本を読んでいて自然と「”無我”の状態なんじゃない?」と思ったりします。逆に大人は経験から発生する物語が多いと思いました。

この質問に対して、20代30代は苦しい年代ですよね、と鈴木さん。
50代の私はもうだいぶ解脱できてきたのでしょうか、「50代、ますます楽しいですよ!」って思って書き込んだらお仲間がいました。ありがたい!

今日から行動できること

声に出してみる。
ネガティブなことを感じたら「今ストレス感じたなぁ」って声にだす。
言語化できなければ
「呼吸がはやまっているなぁ」と身体感覚をモニタリング。
◎このアクションにも、期待しないこと。

これが大事

あわせて知りたいあれこれ

無我の境地ってこういうことかなぁって思う。

鈴木さんのブログ「パレオな男」

小説ですが、『シッダールタ』ヘルマン・ヘッセ、訳:手塚富雄(岩波文庫)、おススメです。

自分の感情に名前を付けて、不安な気持ちも分解したり共有したりしてみるといい。プルチックの感情の輪もチェックしてみよう。言語化するためには語彙力をつけることですね~。

たまたま並行して読んだ橘玲さんの『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』。合わせて読むとより理解が深まります。

(完)


よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは本屋さんの応援、本の購入に使わせていただきます。