熱はエネルギーの墓場というけれど

Wake Up, Girls!というコンテンツにハマり、そしてその声優の7人の活動を追うようになり、湧いてきた様々な感情を発散するためにこのNoteを開設したのだが、今ではコンテンツや中の人への熱意も失ってしまった。
以前は7人がそれぞれ個人でやっている番組にメールを送ったりするほど熱心に視聴していたが、今ではまったく見ることもなくなった。

WUGへの熱が冷めてしまった理由を考えてみると、完結してしまったコンテンツである以上新たな供給がないこと、私自身、地方民で有ることもあり、個人のイベントなどにもあまり参加しなかったことが大きな要因だと思う。
イベントに参加すれば吸収したエネルギーを自分の中で熱量に変換できるのだろうが、それがなかったため時間の経過とともに熱が冷めていってしまった。

思えばYou Tubeに上がっていたライブ動画を見てWUGにハマってからはアニメシリーズをすべて視聴し、ライブDVDをすべて買って見て、パンフレットなどグッズも一揃え手に入れた。
アメブロのメンバーブログも毎日読んでいたものだった。だいたい1年ほどコンテンツを楽しむことができた。おかげで余暇を楽しむことができた。

WUGと聖地巡礼は切っても切れない関係があるが、私も聖地巡礼を兼ねて東日本大震災の震災遺構を見てまわることができて、とても良かったと思っている。2022年の初夏に2回に分けて仙台市から気仙沼市まで被災地を見てまわった。震災から11年が経ち、かなり復興が進んではいるがまちの形が大きく変わってしまったのだと感じざるを得なかった。実際に足を運んでみないとわからないことは多いと改めて思ったものだった。
(WUGの聖地巡礼する人は震災遺構を見学したりするのだろうか。画面で当時の状況を見たことある人は多いだろうが、実際に震災遺構を訪れると自然の圧倒的な力を身に感じることができる。WUGというコンテンツの意義にも沿うとと思うのだが、限られた時間で何か所もまわるという時間の制約もあるので仕方ないのかも知れない)

現在はメジャーアイドルに興味が移り、無銭オタクをしている。
メジャーアイドルは規模が大きいこともあり毎日供給があり、全部追うことは不可能なくらいだ。やはり結局は規模の大きい所の方が楽しめることが多いと気づいた。コンテンツにおいても大は小を兼ねるのだろう。

推し活という言葉をよく聞くようになって久しいが、個人的には推しとは消費するものだと思っている。推しへの熱量が下がったり、推しが卒業引退したり、活動の主体が自分の求めているものでなくなったら、いさぎよく新しい推しや趣味に乗り換えるのが一番であると考える。
所詮「推し活」なんていうものは人生を充実させるための手段でしかないのだから。

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