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UNISON SQUARE GARDEN TOUR2019 「MODE MOOD MODE ENCORE」

UNISON SQUARE GARDEN TOUR2019
「MODE MOOD MODE ENCORE」

@Zepp Divercity
2019.02.13

わたしには、心の中で三巨頭と呼ばわっている、同じくらい大好きで大切で特別な表現者がいる。それが、和田雅成、米津玄師、UNISON SQUARE GARDEN。この人たちを見に行ける機会があれば必ず行くし、できる限りお金も使いたい。そして彼らは、いろんなものを掛けた分だけ“最高”をくれる。神。三巨頭はわたしのおたく生活の基盤。

そういうわけで、ユニゾンはツアーごとに一回はいくし、今回も例に漏れず。昨夜も、世界一かっこいいロックバンドが変わらずステージにいた。安心感と信頼感マシマシ。

今回のツアーは、去年出したアルバム『MODE MOOD MODE』に伴って行われているものではあるけれど、昨年中にやっていたツアーの続編という位置付け。ふつう、アルバム一個出して二回もツアーやんないよね笑

まあそういうわけで、セットリストには前回ツアーでもやっていた曲がたくさん組み込まれてる。でも、前後の曲との繋がりで全然変わって聞こえてきちゃうもんだから飽きない。ライブの醍醐味のひとつは、飽きが来るほど聞き込んでいる曲たちが新たに息を吹き込まれて新鮮に耳に届くことだと思ってるけど、また新しくなった。音楽は楽しい。

前回ツアーから変わらず一曲目の「Own Civilization(nano-mile met)」、ずるい。これだけは全く変わらないし、照明も変わってなかった(アレンジは変わってた気がするけど)。それでも、かわらず無敵。「I'm back! Say the code name/期待などされてはないはずが/セットされたるタイムリミット/ねじを巻いたのは僕の仕業」これで始まるとか、、、、ハァーーーーー!???なにこの堂々たる宣戦布告!!!しかも終わりが「ほら僕と君とで遊んでやろう/
We're OK」!!!!この曲は一曲目として優秀すぎる。一曲目からすでにクライマックス。この後に、クライマックスにテンション爆発させてくるイメージのある「場違いハミングバード」を持ってくるのも相当の戦闘力。やばい。テンション爆上がりの冒頭。

今回も、セトリの天才、田淵智也大明神の才能が炸裂しまくってた。聞けると思ってなかった「アトラクションがはじまる(they call it"No.6")」が組み込まれているのも嬉しかったし、中盤のボルテージをMAXまで上げる場面で「フィクションフリーククライシス」を入れ込んで来たのには痺れた。あんなヘンテコ曲をそこにぶちこむの、ユニゾンくらいなもんだよ。どんだけ天邪鬼で天才なの。

一番痺れたのは、「静謐甘美秋暮抒情」→「夜が揺れている」→「クローバー」の、3曲の流れ。あまりにもエモーショナルなバラードゾーン。「静謐甘美秋暮抒情」の涼やかな音作りと、歌詞に込められている、現実に期待することを諦めているのにそれでも明日を生きる事だけはやめない、蜃気楼みたいな希望がとても好きで。沸騰していたフロアが、一音で澄んだ空気になるのも好きで。この後、静寂を置いてから来る、「夜が揺れている」のなんたる格別...あまりにもエモーショナル。共鳴するみたいに聞き入ってしまう。そして、神聖な空気の中始まる「クローバー」の純真無垢な美しさ。至高。

今夜のライブも最高ですわ!今年はたくさん見にいく機会あるから嬉しい。15周年イヤーは始まったばかり!

01.Own Civilization(nano-mile met)
02.場違いハミングバード
03.Invisible Sensation
04.桜のあと(all quartets lead to the?)
05.等身大の地球
06.Silent Libre Mirage
07.アトラクションがはじまる(they call it"No.6")
08.シュガーソングとビターステップ
09.フィクションフリーククライシス
10.静謐甘美秋暮抒情
11.夜が揺れている
12.クローバー
13.オーケストラを観にいこう
14.fake town baby
15.Catch up,latency
16.MIDNIGHT JUNGLE
17.君の瞳に恋してない
18.ガリレオのショーケース
EN
19.春が来てぼくら
20.crazy birthday
21.Dizzy Trickster

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