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#556 新年度は変わるチャンス

2024.3.31.
節目の日が好きだ。正月やら新学期やら、別にどの日も同じ1日ではあるのだが、区切りというものがあると気持ちが引き締まる。だからこそ、人は節目にこれまでを振り返ったり、新たな目標を立てたりするのだろう。

大人だけでなく、特に学生にとっては、年度の切り替えである4月というのは、大きな意味をもつ。
新しい学校に進学する。クラス編成が変わる。担任が変わる。教室が変わる。去年と全く変わらないという人の方が少ないだろう。

◆これから入学する小学校で、たくさん友達を作るぞ。
◆テストで100点をいっぱい取るぞ。
◆放送委員会で、お昼の放送するのが楽しみだな。
◆部活はサッカー部に入って、レギュラーになってみせる。

こんな感じで、純粋に楽しみにしているだけでなく、「これまでダメだった自分を変えたい」と思っている人も多い。

◆去年までは友達とケンカすることが多かったけど、今年は周りに優しくできるようになりたいな。
◆これまで先生に反抗してばっかりだったけど、5年生になったらもう少し授業頑張らないとな。
◆今までの自分は、やらされてばかりだったかもしれない。今年はもっと積極的に挑戦してみよう。

そう。新年度は、自分のことを変えるチャンス!



そこで私が気になっていたのは、4月から高学年になる姪1である。

姪1は、勉強が好きではない。全然できないわけではなく、オールBという感じだ。主要科目がオールB、体育や図工がA…のようなタイプ。

特に苦手なのが算数。解けないわけではないが、完全に理解してスラスラ進められるわけではない。間違えたところも、1対1で説明すると理解できる。

宿題が嫌すぎて後回しにし、やりなさいと言われて癇癪を起こしたりする。きっと学校では見せないだろうその様子を見て、「保護者ってみんな大変だろうなあ…」なんて私は思ったりしている。


先日、マスムネさんという方のこんな記事に遭遇。

感銘を受けた。これだ。姪1には既に「なんだか算数苦手になってきたな〜」という症状が完全に出ている。

読んですぐ、本人にプレゼンしてみることにした。プレゼンといっても、一緒に上の記事を読みながら、必要なところは図にして説明するくらいである。

急いでいてテキトーです。すみません。イメージつかむためと思っていただいて。
伝われ…

横で私の両親が聞き耳を立てているのがすごく嫌ではあったが、そのただならぬ空気に姪1も真面目に話を聞いてくれていた。

私「姪1ちゃんには、もう既に、算数苦手だな〜っていう症状が出ていると思うんだけど…でもこのまま診断も治療もしないと、この先きっと苦手が広がっていくだけだと思うんだよね。」
姪1「うん…確かに。」
私「この春休みにさ、一緒に診断するから、4年生までの勉強で分からないところを確認しない?あと、計算力を上げる!」

なんだか圧力をかけてしまったようだが、一応春休みの算数苦手克服計画の了解を得た。

というか、できることであれば学校での算数補習教室とか、こんな風にできたらいいのにと思ってしまう。いろいろ解いてみて個人の苦手を診断→分からないところを先生に質問→理解できたか類題を解いて確認…みたいなね。



そして迎えた春休み。修了式直後は姉一家の家族旅行、その後は私の予定などもあり、春休みが始まったものの、計画が全然始動できずにいた。というか、向こうから何も言われないので心配でもある。ちなみに、苦手診断用のワークは購入済み。

こちら!

小学校で習ういろんな領域・単元が網羅されていて、チェックをしながら復習できる。各ページの上に解説、下に練習問題が配置されている。下の練習問題をどんどん解いて、間違えた・分からない問題があれば上の解説で学ぶようにしたら良さそう。ちょっと「けテぶれ」風。

惜しいのは、小学校6年生までの全単元が含まれるので、4年生までの復習をしたい姪にとっては未習のものが混ざっていること。学年別にあったらいいのに…。既習未習は本人に聞きつつ、私が調べればいいか。



3/29-30で私は函館旅行に行く予定だった。うーん、このままでは戻ってきて3/31から苦手克服計画がスタートすることになってしまう。遅すぎるし、4月の私も協力し切れるか自信がないし、そもそも計算はできるだけ毎日やってほしい。

旅行準備を終え、深夜に姪1への指令を書いてみた。

殴り書き

イメージ固めないまま書いたので、「姪1に自分で考えてほしい」のと「自分の例を入れて見本を示す」のと「でもこの部分は押さえてほしい」が混ざったものが完成。特に右上のイラスト!

こんなに「スケジュール立てよう!」とか言ってやらせようとしているのに、やらされる勉強は卒業しようぜという矛盾!

まあね、主体的に臨むためには型を知らないといけないしね。


出発の朝、もし姪1が遊びに来たらこれを渡してほしいと母優子にこのメッセージを手渡して、函館に向かった。



旅の途中で、母優子からLINEが。そこには、「計画表だけは作りました。ワークには手をつけていません。その後一緒にマドレーヌを焼きました。」と書かれていた。マドレーヌを焼く姿と共に添付されていたのは…

できてる!

なんかちゃんと計画立ててたー!右上のアイコンが「やるぞ!」になってて、おばちゃん感激。



ということで、昨日旅行より帰宅し、本日3/31は姪1と苦手診断に取り組んだ。結構時間がかかって、今日は数の性質の単元だけ終わらせた。明日からの私はちょっと忙しくなるので、その後は一緒にできないかもしれないけれど、進め方を確認。

ちなみに、計算練習は「ひよこ暗算」のアプリで。くり上がり下がりありの計算と九九がすらすらできるレベルを目指してということは共有。

毎日やることには「ひよこ暗算」と「ピアノ」が書かれていた。既に29日から始めていたそうなので、私の持っているスイミースタンプを貸し出しして、計画表に押させた。

スタンプの力は大きい



今日は最初だけだけれど診断ワークに手をつけられたし、計画したことが実行できていたし、姪1&2を連れて明治神宮に厄祓いに行けたし、正月仕様のままだった窓の絵も更新。

姪1の5年生デビューが、少しでも自信のもてるものになりますように!


姪たちと共作

HELLO!  NEW  SEASON!

私も、ちょっと仕事の関わり方が変わるので、これまでのような頻度では記事を書けないかもしれないが、無理せず、適度なアウトプットを。

それでは皆さん、明日も良い日でありますように。



#教員エッセイでもある
#新年度は変わるチャンス
#算数が苦手だという子へ
#明治神宮
#厄祓い
#窓ガラスにオオタニサン

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